So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

赤穂城断絶 [映画]

1978 日本
02/01(木) 13:00 -
NHKBSプレミアム|161分

深作欣二が監督、主人公大石内蔵助を演じるのは萬屋錦之介、1978年のオールスターキャストの作品というところに見どころがあるように思える。これがもう20年も前になるとオールスターキャストといっても随分メンバーが違うのであろうが。深作監督馴染みのキャストがずらり。松方弘樹、渡瀬恒彦などの名前を見て、「仁義なき戦い」風なのかと期待した。
千葉真一が重要な役どころ、いまウィキを見てみたら、この人こそ深作と何本の作品を作って大ヒットを出していたとのこと。
有名なエピソードが全部網羅されているかといえば、結構外れているものも多い。有名な「南部坂雪の別れ」は全カット。内蔵助の陣太鼓もなかった。
またオリジナルのエピソードも挿入されているようだ。大野九郎兵衛が京都で遊び惚けている大石に面会し、大石を狙ってきた吉良方に討たれるなんという描写もあった。
見終えてから以下のウィキの記事を読んで、ほぼ納得。そういうことか、という感じ
--
映画『柳生一族の陰謀』が大ヒットしたため(日本では同年1月に公開)、東映社長の岡田茂が深作欣二へ萬屋錦之介を主役にして、忠臣蔵を題材にした映画を製作するよう指示した。深作は従来通りの忠臣蔵か、実録調など検討した結果、最終的に討ち入りよりも赤穂と吉良のスパイ合戦をメインの内容にしようとした。参考試写で戦前の『元禄忠臣蔵』を観た深作は脱落していく浪士たちの物語に感銘を受け、これも盛り込もうとしたので、主人公の大石内蔵助(萬屋錦之介)の存在はどんどん希薄なものになっていった。深作と岡田は吉良上野介の視点からの忠臣蔵を描きたく、配役は錦之介を吉良、金子信雄を大石内蔵助でプランしていた。しかし東映京都撮影所で育ってきた錦之介にとって大石役は、これまで片岡千恵蔵、市川右太衛門ら"御大"たちの演じてきた"役者の本懐"であり、吉良役を受け入れる筈もなく、歌舞伎関係の周囲にも吉良役を反対され、従来通りの忠臣蔵を要望し堂々たる大石像を求めた。既に『柳生一族の陰謀』でも深作と錦之介は撮影時に対立しており、本作では錦之介がカメラマンの交代を求め、クランクイン後も深作と錦之介は決して折り合うことはなかった。遂に深作が岡田へ降板を申し出るが説得され、本来のオーソドックスな作品で完成したが、『柳生一族の陰謀』の半分にも満たない興行成績に終わった。

それでも何か変化のあるものにしたかった深作は、主君の無念を晴らす赤穂浪士と吉良家の対立による仇討ちと描写されてきた物語に、本作では討ち入り時の不破数右衛門(千葉真一)と小林平八郎(渡瀬恒彦)の一騎討ちで劇を盛り上げ、赤穂浪士が公儀へ反逆したと認識する幕府、単なる美談調の展開にせず討ち入りから脱落してゆく浪士や死にゆく者など、全編をドキュメンタリータッチに演出した。錦之介の意向を汲み取り仕上げられた本作は深作にとって窮屈さと不本意なもので、16年後の1994年に深作は再び忠臣蔵を題材にした映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』を作った
--
大野九郎兵衛は大抵の忠臣蔵で逃げてしまった情けない家老として描かれている。自分は子供のころ全部通して見た大河ドラマは3本。そのうちの一本が「峠の群像」。子供のころ見たものはそれ一回きりしか見ていないのによく覚えているもので、これも結構覚えていて、自分の忠臣蔵像はこれだ。この作品で大野ってどんな感じで描かれていたかなあ、そこまで情けない卑怯者みたいな感じではなかったような気がする。

今作品で千葉真一が演じるのは不破数右衛門。忠臣蔵で名前は聞いたことあるが、どんな人かあまりこれまでちゃんと知らずに、単に47人のうちの一人としか認識していなかった。