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<午後の名作ドラマ劇場>仲代達矢 [時代劇]

5/29(月)~6/2(金)の一週間、17時からの<午後の名作ドラマ劇場>枠で仲代達矢のドラマが放映された。そのうち1回はサッカー中継だかで休止。金曜日は現代劇だったからパス。
3本視聴
05/29(月)
<午後の名作ドラマ劇場>『着ながし奉行』
05/31(水)
<午後の名作ドラマ劇場>『十三人の刺客』
06/01(木)
<午後の名作ドラマ劇場>『地獄の掟』

『十三人の刺客』(1990年 フジテレビ)
見終えて後、これはオリジナル版はもとより、リメイク版も見ているはず、と検索してみたら、その二本に加えて、今回見たやつもすでに見たやつだった。全然覚えていなかった。感想はそこに譲るか。
一言、テレビドラマ版ということで、わかりやすい。オリジナル版で見た覚えのあるシーンばかりがダイジェストのように流れていく。わかりやすいというのは一方で軽くて深みがないということでもあり、テレビドラマと映画の違いでもあろう。

『着ながし奉行』(1981年 フジテレビ)
監督は岡本喜八。随所にそれらしき演出が見られる。
原作は山本周五郎の「町奉行日記」で、これを原作にして2000年に映画「どら平太」が作られている。前記の『十三人の刺客』はオリジナルである映画版のリメイクという位置づけであるが、本作と「どら平太」の関係はリメイクとは言えず、原作が同じであるというだけであろう。「どら平太」は見たことあるが大して覚えていない。ただ、本作とは演出としては全然違うものだっただろう。もちろん筋はおおよそ同じであるが。
結構達者な個性的俳優が多数出演している。中谷一郎、岸田森、小沢栄太郎、殿山泰司、草野大悟、浅茅陽子
また「どら平太」の主役である役所広司は本作に脇役で出演。益岡徹とコンビのような役なのであるが、どちらもとても若い。調べてみると役所広司は仲代達矢の無名塾出身で益岡徹とその塾で出会っているとのこと

『地獄の掟』(1982年 フジテレビ)
原作・山本周五郎「深川安楽亭」
『着ながし奉行』の一年後か。作風はちょっと異なり重苦しいもので仲代達矢には似合ってる感じではあるが、ちょっと苦手。
益岡徹、役所広司がここでも出ている。益岡徹はすぐ気づき、こっちにも出てるのかと思ったが、役所広司のほうは後半になって、あれ、これひょっとして、役所かなとようやく気付く(最初から出ていた)。二人は安楽亭に集うゴロツキ数人のうちの二人。
隆大介がそのゴロツキの中でも一番目立つ役柄で出演。この人も無名塾の人だそうだ
山本圭、室田日出男あたりが大きな役。

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夫婦旅日記 さらば浪人 [時代劇]

1976年の連続ドラマ。時代劇
放映データ
BSフジ 04/14(金) ~05/17(水) 08:55 -
第9話にニューステロップ

藤田まことと中村玉緒主演
--
主人公・三沢伊兵衛役の藤田と妻・たよ役の中村は、本作の直前に『必殺仕置屋稼業』で共演している。本作では『必殺 - 』で演じた中村主水やおこうといったアウトロー的な要素を持った役柄とは一味違った、素朴で人情味溢れる夫婦を演じている
--
レギュラー

三沢伊兵衛:藤田まこと
たよ:中村玉緒
筧新之介:高岡健二
千春:栗田ひろみ
おまち:春川ますみ
たか:楠田薫
小太郎:伊藤洋一
山崎源之進:田崎潤
自然:中村翫右衛門

三沢夫婦が仕官を求め旅をする道中の事件を描いていく。夫婦には小太郎という息子がいて、ふるさとである越後のたよの両親(源之進とたか)の許に預けている。番組の構成として、まずオープニング曲が入る前に、この越後の小太郎と祖父母の風景が短く流れ、そこにたよの小太郎に当てた手紙の朗読(たよの声)が被さる(さらに男のナレーションが入ることもある)。
また番組の最後は夫婦が旅を続けている光景に、またもや小太郎に宛てたたよの手紙が朗読される。
筧新之介は第1話において、自分のいる道場で三沢の剣の腕に惚れて勝手に弟子入りをし、旅の三沢を追っている若き剣士で、千春はその新之介に惚れている道場主の娘で、新之助を追って旅に出た。
自然は「じねん」と読む。生臭坊主。やはり第1話で三沢と知り合い、その後も何かと旅先で三沢と出会う。おまちは自然に江戸で出会い、惚れて追いかけまわしている。

まあ、正直言って大した作品ではないと思う。藤田まことの役どころは必殺の主水とは全く異なる誠実でまっすぐな性格というものでそこらへんは面白い。全く異なると書いたが、剣術が尋常でなく達者というのは同じか。

メモを取りながら見たのではないので詳細には書けないがイマイチだと思った点が2点ある
ひとつは、各話の出来がイマイチという、まあ一番ドラマの評価として最初に見られるべきところで、例えば「つじつまが合わない」だとか「伏線だと思ってた事柄が回収されずに放置される」とか、これもまあドラマの出来が悪いと言われるときの理由になる一般的なもの。
もう一つはシリーズ全体の構図。各話は夫婦が仕官を求めて旅に出ていて、一話ごとに、別の旅先で仕官を求める活動をしながら、事件に巻き込まれるという展開を辿るのだが、そこに、自然とおまちや新之助と千春が絡む。彼らは夫婦と一緒に旅をしているわけではないのだが、なぜか旅先で出会う。この出会い方が連続ドラマであり、レギュラー陣なのだから当然ではあるが、やっぱ不自然。さらに、夫婦が事件に会わなければドラマにならないのであるが、頻繁に都合よく事件に出会い過ぎ。これが「木枯し紋次郎」なら不自然には感じないのに、と考えてみると、紋次郎は一人旅で仕官も求めずそして長い時間軸で起きた一つ一つのエピソードと考えれば不自然さは感じない。翻って、今作品、第1話ナレーションで「夫婦が旅に出て半年」とある。最終回では「一年」とある。また、序盤(第10回くらい)に何度もナレーションで「半年」というようなことが言われる。そう考えると、シリーズ全部で6か月が描かれており、そうすると1話は一週間くらいの出来事となる。もしくは序盤、10話くらいは旅に出てから半年ということなら、2か月くらいのことが描かれているのだろう。となると、やはり事件に出会い過ぎに思えるし、エピソード自体も一話に一ヶ月くらいかかっている事件のように思えるものもある。まあそうでないにしても、ある場所へ着いた、事件が起きて、解決して、仕官はならずまた旅に出る。これを一週間おきに繰り返す旅というのはちょっと頻度が多すぎる。時間軸がなければ良かったようにおもうが、ふるさとに子供を置いて旅に出ている親心、子の心というのがテーマだから、時間を区切らないわけにはいかないようにも思える(子供にとって一年を経ると結構成長してしまう)。
前述のとおり各話のラストはたよの小太郎への手紙なのだが、「また今回も父上の仕官の話はうまくいきませんでした」という出だしのものが多い(とくに前半の回)。喜劇色の強い作品ではあるが、ここは別にギャグではなく、いってみれば人情喜劇の「人情」の部分だ。なのだが、なぜか「ガキの使い」のキャラクター「ダイナマイト四国」を思い出してしまい笑ってしまった。ダイナマイト四国は「今日も残念ながら負けてしまいましたが、ご唱和ください、シッコクシッコク」みたいな感じだったと記憶している。笑いの場面でないのにそんなことを思い出して笑ってしまうというのは、それほど、作品に入り込めていないということの証左ではある

人情喜劇というジャンルになるだろう。次回の予告でナレーションが「笑いと涙で描く夫婦旅日記・・・」と自分の番組を紹介していることからもわかる。

第22話で自然と別れの挨拶、第23話では新之助と別れの挨拶という風にレギュラー陣とここでお別れとわかる演出があれている。
三沢は人を殺さないことを信条としており(どっかの回で殺しているように見える場面があったけど)、剣の特徴は、相手の剣に自分の剣を合わせ、くるりとひねって、相手の剣を手放させ、放り上げてしまうというのがある。またこれのバリエーションか、とにかく、相手の剣を奪っては屋根に投げてしまうというのがある。
第23話では新之助がそれを会得する場面もあり、それもあっての師弟の別れでもある。

中村翫右衛門という人をよくは知らんが、名優なのだろう。じっくり見ることができるのが見どころ

原作は山本周五郎「雨あがる」となっていて、それは第1話で使ってしまっているから、あとはそのキャラクターを生かしたオリジナルだろうか。「雨あがる」は後年映画になったものを見た。

1
雨あがる
江幡高志
2
春の城下町
加藤嘉、小松方正、須賀不二男。他に日高久の名も
3
虹を渡る武
神山繁
4
恋しのぶ
名古屋章
5
母の峠路
6
花におう里
野川由美子
7
友よ、何処
村野武範、芝本正
8
青葉の寺
9信濃路の夢
中尾彬、藤岡重慶、北見唯一
10
泣き笑い花道の男
11
おっかさん一筆啓上
火野正平、正司照江、正司花江、笑福亭鶴光、月亭八方、林家小染、穂積隆信、古川緑九
上方芸人がたくさん出演。
火野正平の「新・必殺仕置人」は翌年。タイトルの「一筆啓上」は「必殺仕置屋稼業」から取ってるのだろうか
12
女武芸者の恋
今陽子、石橋蓮司、東野孝彦、織本順吉
今陽子はこの作品の主題歌を歌っている
13
暮れ六ツの鐘が鳴る
なんと監督が勝新太郎(このドラマは製作がフジテレビジョンとともに勝プロダクションも担っている)
佐藤オリエ、梅津栄
14
弱虫侍と豪傑の決闘
原田芳雄、真野響子、高木均
15
三十五万石を賭けた恋
近藤正臣、市毛良枝、岩田直二
市毛良枝が初々しい
16
伊兵衛乱心
菅貫太郎
17
群狼の街
松田優作、赤座美代子、三浦真弓
夢路いとし、喜味こいし
このころの連続ドラマの再放送をよく見ているが、どれもメインゲスト陣が同じような顔ぶれだなあと、今シリーズを見ていて思っていたのだが、松田優作は珍しい。
18
乞食と三文の旦那(明石の夕なぎ)※欠番
放映されず
18
くずやおはらい物語(ひょうたんから駒の物語)
今話は「ひょうたんから駒の物語」で放映。「くずや」が拙かったのだろう。となると、18話もタイトル変えて放映すればいいのに
財津一郎、須賀不二男
桂春之助
長屋を舞台にした話で落語がモチーフ。二つのストーリーが流れていて、一方は完全に「井戸の茶碗」。この部分の頑固者の隠居した須賀不二男、結構な年配役が珍しいように思う
もう一方は「妾馬」の前段階とでもいうか、長屋に住む兄妹の妹を殿様が見初め、兄が侍に取り立てるよう願うというような話。この兄を財津一郎(役名は熊)。
19
神かくしの村
松平健が若い。彼の役名が「主水」
20
われこそは花嫁の父
犬塚弘、加藤嘉、奥村公延
21
灯篭流しの女
藤森健之が脇役で出ている
22
恋飛脚
小池朝雄
23
ふるさとへの旅路
米倉斉加年
24
ふるさとの空はふたたび
米倉斉加年、太田博之
23話と24話に米倉斉加年が同じ役で出ているが、このふたつで一つの話というわけではない。米倉斉加年は越後の武士、掛布という役でで三沢の友人。23話のオープニング、小太郎が出てくる場面で、掛布も出てきて、三沢に越後で仕官が叶う旨の手紙を出すという展開。で三沢はその手紙を受け取りすぐにでも故郷へ帰ろうとするが、事件が起きており、それを放っては置けず、その件を落着させるというのが23話。そして24話で故郷へ戻って仕官が叶い、そこでまた事件が起きるという展開。最終回のラストの演出はどうかなあ、結局そこでも問題を起こして、というより、真っ正直な三沢が筋を通したことにより、仕官の話はご破算となり、また旅に出るという展開なのだが、今度はなぜか小太郎、そして源之進とたかも連れての旅なのである。最終回の最後の場面なんだから目くじら立てなくても良いところだが、子供ならまだしも老人2人連れての旅というのは、無理があるように思う

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鬼平犯科帳 (萬屋錦之介) 第3シリーズ('82) [時代劇]

放映データ
2016/03/15(火)~2016/05/31(火) 毎週火曜~木曜日(途中から毎週火曜~水曜日) 19:00~

錦之助平蔵が第1、2シリーズとちょっと雰囲気が変わっている。自分の苦手なギラギラした感じが減りいい感じに力が抜けている。時期を見てみると、このころ自分の会社の倒産や病で倒れたりしているようだ。
鬼平のパターンとして平蔵は自分で街中へ出て探索をしたり、見回りをしたりというのがあるが、今シリーズではそれが異様に少なく、役宅で指示を出す場面に留まるような演出が多いように思う。体調面でなにかあったのだろうか。先に書いた表情のことと合わせてそう考えるのが自然でもある
そういうことが気になり始めると妙なもので、立っていて然るべき場面、といっては言い過ぎではあるが、立っていても良さそうな場面で座っているという場面もいくつか見られる。
高松英郎は出ていない。よく見るとオープニング映像に平蔵以外のレギュラーも出ていて、前シリーズまでは高松英郎が映っていたが、今シリーズには出ていない。
藤森健之が同心役の準レギュラーとして加わる
作品の重要キャラクターである木村忠吾は「第3シリーズ第16話を以て、細川峯太郎と入れ替わる形で降板」とのこと。
毎回必ず出るレギュラーでないのだから、降板というか、16話以降出ないだけとも取れるが、17話から19話でイキイキと細川峯太郎が木村的役柄を演じているので、まあそういうことなのだろう。
11話のゲスト、せんだみつおを見たとき思ったが、割とこの錦之助全3シリーズで複数回メインゲストを務めている人が多い。

1
さざ波伝兵
石橋蓮司
2
兇賊
花沢徳衛、八名信夫
3
霧の朝
山田吾一(井関録之助役)、日色ともゑ、藤村俊二、伊佐山ひろ子
4
雨乞い庄右衛門
小沢栄太郎、ラビット関根、松山照夫、都家歌六
都家歌六はのこぎり音楽の寄席芸人の人か。どこに出ていたかわからなかった
岸井左馬之助役で第1、2シリーズの神山繁から変わって田村高廣登場。平蔵の出番はほとんどなし
5
浅草・御厩河岸
三ツ木清隆、中村又五郎
6
隠居金七百両
森川正太
辰蔵が活躍する話で森川正太は辰蔵の友達
平蔵の出番少なし
7
雨引の文五郎
和田浩治、佐山俊二、睦五郎
雨引の文五郎を和田浩治、それと対立する盗賊を睦五郎、両者に因縁のある老盗人が佐山俊二。佐山俊二はおかしみがにじみ出る喜劇人であるが、ここでは喜劇的要素なし。平蔵に呼ばれてくる密偵の役
平蔵の出番の少ない作品が続いていたが、今話では久々に街中へ出かける描写がある。
8
白と黒
野際陽子、池波志乃、玉川良一、吉田義夫
丹波版で「盗人姉妹」となってる話で、吉田義夫は同じ役。野際陽子、池波志乃、玉川良一、特に後者二人の喜劇的演技が楽しい。玉川良一は隙あらば池波志乃に迫っているのが妙におかしい。玉川良一が風呂場で良い加減になり浪曲を一節唸る場面もある
9
梅雨の湯豆腐
東てる美、原田大二郎、岸田森、関敬六、北村総一郎
北村総一郎は脇役のクレジットで気づくかなと思ったが、割と大きい役。原田大二郎の演じている男の金玉を潰した男で、原田と岸田に殺されるという役。岸田森は殺し屋稼業である原田の先輩格の男
10
熊五郎の顔
山口果林、村野武範
11
白い粉
せんだみつお、佐藤万理、江幡高志
せんだみつおが平蔵の役宅の料理人で平蔵に毒を飲ませる話。その妻役が佐藤万理
彦十が西村晃になって初登場
12
尻毛の長右衛門
長谷直美、小林昭二
13
男の毒
吉沢京子、尾藤イサオ、殿山泰司、小野ヤスシ
14
蛙の長助
由利徹
15
夜狐
渡辺篤史、左時枝
16深川・千鳥橋
17
土蜘蛛の金五郎
多々良純
左馬之助の田村高廣が光る
18
大川の隠居
有島一郎、浅香光代
有島一郎がすごい格好良い。伊三次とのやり取り、ラスト平蔵とのやり取りは見もの
中盤で伊三次が家を訪ねてきたときに、伊三次「入っていいかい?」「どんどん入ってくれ、っつってもどんどん行き過ぎると庭に出ちまう」と落語でお馴染みのくすぐりがある
19
はさみ撃ち
阿藤海
20
市松小僧
高瀬春奈、山田隆夫、茶川一郎、江幡高志
おまゆ(高瀬春奈)を相手に市松小僧の山田隆夫の喜劇的動きが光る。おまゆの父親役、江幡高志も同じようなことやってる
21
艶婦の毒
野川由美子
平蔵が京都へ父の墓参り。供は細川峯太郎。そこで細川が嵌った女(野川由美子)は平蔵が20年前に嵌った女であった。という話で、その20年前の回想場面が多いが、平蔵も野川由美子も同じような見てくれなのが何とも。
22
狐火
高品格
ここから各密偵の過去をテーマにした作品が続く。今話はおまさがお上のお役と自分の過去の因縁の人物と板挟みになるというような話
23
馴馬の三蔵
今話では粂八がお上のお役と自分の過去の因縁の人物と板挟みになるというような話
24
むかしなじみ
織本順吉
今話では彦十がお上のお役と自分の過去の因縁の人物と板挟みになるというような話
今話を見て、常に思っていたことをいくつか。
鬼平は平蔵の活躍はもとより、密偵の存在というのが特徴的。その証拠に火盗の同心の活躍というのはほとんどなく、木村忠吾が特異なキャラクターとして描かれる程度だが、密偵は個性が強いキャラクタ-がたくさん出てくる。
その密偵だが、お上の役についてることは盗賊仲間の間で噂にならないのかなとちょっと思う。もちろん、噂にならないように、密偵の存在を知ったものは死刑にしちゃってると考えても良いのだが。
そしてもうひとつ。この密偵という存在は非常に興味深く文学のテーマとしても格好の存在。足を洗ったとはいえ、その密偵の仕事を表立って活動するわけにはいかず、日陰の存在。そして昔馴染んだ盗賊からは「犬」と罵られる存在。
ところが鬼平ではその密偵の存在の苦しみみたいなものはあまり描かれない。小説は読んでいないのでこれはあくまでもテレビドラマの方についてであるが。そしてこれは無茶な言いがかりでもあって、テレビドラマ版をまとめて見たうえでの感想。つまりたくさんの作品を作る上で、そればっかり描いていても飽きられるので、そういう部分をカットしていると考えることもできる。だから見ている側は、密偵をいつもそういう存在だという前提で見る必要はあろう。なのだが、続けて見ていると、描き方が軽く見えてしまうことはしばしば。
そういえば今話では彦十が旧知の盗賊に出会って、すぐ平蔵に報せ、ひとり掴まえても仕方ないから、大勢集まったところで一網打尽にしようという計画になるが、こんな部分も、そりゃ盗賊らは「犬」と罵るよね、と思う
25
本門寺暮色
藤木悠、中村嘉葎雄
藤木悠は井関録之助役。「高杉道場・三羽烏」という作品で高杉道場・三羽烏は平蔵と左馬之助、そしてその作品での主役の人が挙げられていたはずであるが、今作品で平蔵は録之助に向かって「高杉道場・三羽烏のお前が云々」というようなことを言っている、どういうことだろう。
中村嘉葎雄はキャストクレジットで「凄い奴」と表記。剣豪の殺し屋を演じている。今話は捕り物でなく、その凄い奴との攻防を描いており、クライマックスは平蔵との対決場面
中村嘉葎雄は「必殺」のレギュラー、しかも最高傑作「新・必殺仕置人」のレギュラーということで嫌いなわけはない。一方錦之助はあまり好きでない。ということもあるのかもしれない。この二人はあまり似ていないと思い込んでいた時期がある。だが、二人が競演している作品で続けざまに二人が映ると本当によく似ている。思い返してみれば、なんで似ていないと思ったのかよくわからない。
今話でも中村嘉葎雄の存在感がすごい
26
春の淡雪
赤塚真人、穂積隆信、梅津栄


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鬼平犯科帳 (萬屋錦之介) 第1シリーズ('80) [時代劇]

放映データ
2015/11/03(火)~2016/01/07(木) 毎週火曜~木曜日 19:00~

序盤は「コレジャナイ感」が強烈。元々錦之助があまり好きでないというのもあり、また吉右衛門版が教科書のように最高の出来だと思っているので、それと違うだけでそう感じてしまうのかもしれない。
第1話の最初の平蔵の場面で吹き出しそうになる。平蔵の命を狙って火盗の役所に賊が押し入るという場面で、最後に死ぬ間際の賊の頭が「平蔵は討ち取ったか、それを死ぬ前に教えてくれ」と頼むと、出てくるのが錦之助平蔵、バッと見栄を切り、「これが平蔵の顔だ、地獄への道連れにとくと拝むがよい」とやるのだが、そのしかめっ面がどうにも。
ただ1シリーズ見進めるうちに、まあこういうもんだと慣れてくる。違和感が消えたわけでもなく、また、一々の演技に、ちょっとこれはなあ・・・という感じはあるのだが。
木村忠吾は荻島真一。前にやった志ん朝、吉右衛門版の尾美としのり、どちらもそれぞれの代表作ともいえるはまり役であるから、多少分が悪いのだが、まったく悪くない。難しい役どころでないのかもしれないが。

久栄の出番が少なかった。また与力では高松英郎演じる佐嶋も出演回が少なく、逆に天野が多かった印象
酒井祐助は峰岸徹が演じる。丹波版の本郷功次郎は錦之助に連なる芸風だが、峰岸徹の酒井祐助もそんな感じの強面。

伊三次を堺左千夫。オープニングのキャストクレジットで主な役には役名がつくのだが、伊三次はクレジットされない。他の密偵は役名がつくのに。ちょっと下に見られてるのだろうか。役の重さは同じくらいだろうに。
密偵たちでは他に植木等、中谷一郎、藤巻潤、真木洋子など
また他の準レギュラーでは岸井左馬之助に神山繁、五鉄のおとよに古手川祐子など

スタッフで目につくのは音楽が木下忠司

1
本所・桜屋敷
2
血闘
おまさが密偵になる由来のエピソード
最近視聴したアニメ「鬼平」、自分は2~4話しか見ていないが、2話が「本所・桜屋敷」4話が「血闘」。他の放映リストを見ても、この錦之助版の最初の方と並びが近いように思える。
後から錦之助版を見たのだが、アニメで見たのと同じような構図があることに気づいた。例えば「本所・桜屋敷」の結婚していく憧れの女を若き平蔵と岸井左馬之助が橋の上から見送る場面。
今シリーズを参考にしたのか。いや、鬼平は歴代のシリーズで監督や製作会社の重複があり、参考にしたのは今シリーズに限ったことでもないか。
今話でのおまさとの出会いの場面、本所の鉄の時代を演じる錦之助は良い。若く暴れん坊な感じが出ている
3
血頭の丹兵衛
粂八が密偵になる由来のエピソード
4
一本眉
ガッツ石松、佐藤蛾次郎、
5
谷中いろは茶屋
吉右衛門版の「川越の旦那」と同じ話
今シリーズでは今まで全く目立たなかった木村忠吾が初めて活躍
錦之助は色々まずいが、忠吾とのやり取りもダメダメ
6
熱海みやげの宝物
馬蕗の利平治が密偵になる由来のエピソード
平蔵と彦十が裸で風呂に入る場面あり
7
殿さま栄五郎
8
おしま金三郎
原田大二郎、ホーン・ユキ
現在放映中でこれと並行して視聴している「傷だらけの天使」の準レギュラーのホーン・ユキ。調べてみると、入籍(79年)して芸能界の第一線から離れたとあるので、この作品のころは活動の末期ということになる。
9

五郎蔵が密偵になる由来のエピソード
10
盗法秘伝
谷啓
11
剣客
吉田義夫、出番は少ないがラストで見せ場
12
さむらい松五郎
13
蛇の眼
根岸とし江
14
むかしの男
綿引洪
15
影法師
16
火つけ船頭
せんだみつおが意外にも好演。お道化た人物を大げさな喜劇的演技でやるのかと思いきや、周囲から蔑まれている惨めで鬱屈を貯め込んだ男の役
17
見張りの糸
野川由美子、おきくという役だが、クレジットでは「おきん」。おきんだと必殺のときと同じ役名だ
18
妖盗葵小僧
女性の裸場面あり。確か今話の2話前あたりから連続。まだ規制が緩かったということだろうか
19
老盗の夢
20
掻堀のおけい
21
引き込み女
八名信夫が出ている。メインゲストではないが。まだ若々しく、トレードマークの悪役商会っぽさがない。調べてみると悪役商会はこの数年後に結成。といっても盗賊の頭の役だけど。
19-21話は似たような構図。19では伊三次、20では五郎蔵、21ではおまさという風に密偵が旧知の盗人の盗めを探りながらも助けようとする話

22
鯉肝のお里
おまさと五郎蔵が夫婦を装い見張りをするうちに情を通じ、ラストでは結婚に至る。

23
猫じゃらしの女
中村嘉葎雄、池波志乃
およねを吉右衛門版と同じく池波志乃。名演
錦之助と中村嘉葎雄が一緒に映るのは最後の一場面だけ。

24
おみね徳次郎
ジャネット八田という女優の色っぽさを前面に出した作品。この人のことは知らなかったが調べてみると田淵幸一の妻(1981年に結婚)。
他に織本順吉が出演

25
妙義の團右衛門
馬蕗の利平治が死ぬという話。平蔵の失敗談のような構成、といってもつけたしのような感じで最後には仕返しの成敗をしている

26
女掏摸お富
若き長塚京三が出ている。クレジットから脇役だと思われ、出ているのに気づくかなと思ったが、割合大きい役で、タイトルのお富の旦那という役どころ

27
流星
丹波版鬼平と吉右衛門版鬼平で沢田小平次を演じている真田健一郎が盗賊側の浪人役、つまりは平蔵と敵対する側の役で登場。この後、第3シリーズでは同心役として出演するようだ。ここでは藤森建之名義(この後第3シリーズで「藤森健之」名義で同心の山田役、その16話以降「真田健一郎」名義に改名とのこと)
また丹波版の伊三次役、久野四郎も盗賊側で出演



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アニメ『鬼平』 第12話「あきれた奴」 [時代劇]

3月27日深夜放映

能年がゲストとのことで視聴。
視聴前にストーリー確認のため、錦之助版で視聴。今まとめて錦之助版を見ている最中。今のところ第1シリーズなのだが、この話は第2シリーズ、少し順番が狂ってしまった。
ちなみに丹波版でも見ている。タイトルは覚えており、ラストで平蔵が「あきれた奴だな」と言っているのも記憶にある。
さて錦之助版で見てみると、のんが演じるおたか、出番もセリフも少ない。ゲストなのにと思うが、こちらも見てみるとセリフは少しだけ。ちょっとのんの声に思えない感じ。

ちなみに錦之助版見始めたのがアニメ「鬼平」放映開始時とほぼ同時で、両者の最初のほうの話が結構ダブっており、演出や構図で似ている面もあり、錦之助版を参考にしているのかなとちょっと思ったものだが、この話に関してはそれほど似ているように思わない。もちろんストーリーは同じだが。アニメは30分だから結構大胆にカットしている(又八が相棒を探す場面などは全面カット)。



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鬼平犯科帳 (丹波哲郎) [時代劇]

放映データ
TVK 01/16(月)~ 02/20(月) 15:00 -
全26話

テーマ音楽が松本幸四郎版のものをアレンジして使われている。
志ん朝(1,2,5,6,7,10,11,12,13,14,15,16,18,19,20,21,22,24,25)
引き続き木村忠吾役なのだが、どうも役回りが違って見える。前作ではコメディのみ担当、そして映るときはかなりその立場を強調されての出番という役回りだったが、今回は控えめの出番あり、コメディ的場面でない場面での出番あり、そしてコメディの質が微妙にずれてて笑えない感じ、どこか使い勝手が悪そうな感じにも見える。どこか作品から志ん朝が浮いてしまっているように見える
小泉博
子供のころ「クイズグランプリ」で見てた人。俳優やってるところは初めて見た。悪くない
本郷功次郎
ちょっと力入りすぎというか、萬屋錦之介タイプの人で苦手。
丹波哲郎
吉右衛門版ほどにハマることはないが、悪くはない。楽しく見れた

1
用心棒
ハナ肇、池波志乃、織本順吉、梅津栄、松崎真
ゲストが豪華
織本順吉が悪役。
梅津栄、松崎真は最初の場面だけに出てくるチンピラ

2
雨隠れ鶴吉
渡辺篤史と土田早苗が夫婦で盗賊の一味という役柄でメインゲスト。土田早苗はどこかで見たことあると思ったら、こないだ見た「銭形平次」のレギュラー。
宮口精二も出ている。
また田村高廣が演じる岸井左馬之助登場

3
盗みの掟
沢田小平次が吉右衛門版で演じていた人と同じだということに気づく。
新克利演じる小房の粂八が密偵になっていくきっかけのエピソード。

4
だましあい
山本圭、高品格がメイン
松崎真はどこに出ていたんだろう。
タイトルから結末が予測できる感じ。山本圭が役宅の飯作り担当の料理人。博打で捕まった過去もあり、再び博打に嵌り、高品格演じる賊の親分から借金をしてしまい、平蔵の食事に毒を入れることを強要される

5
魔剣
木村功、藤田弓子、浜田寅彦、
おまさが初登場。結構目立つ派手な登場だったが、その場面だけだった(もうひとつふたつ出番があったかもしれない)。木村功につきる。

6
浅草・鳥越橋
小松方正
笠原和夫が脚本。


7
あきれた奴
河原崎長一郎
河原崎長一郎が火盗の同心、たがや(と聞こえた。字はわからない。ネットで調べると「かがや」となっているものもある)の役で主役。飄々とした憎めないキャラクター。木村と親しげな様子で志ん朝の出番も多い

8
盗人仁義
山本麟一
大滝の五郎蔵が密偵になるエピソード。

9
流星
納谷悟朗の名がキャストクレジットにある。どこに出てたんだろ
他に藤岡重慶など
密偵の友次郎が親代わりで育てていた恩のある昔の頭の息子を人質に取られやむなく盗賊に手を貸すという筋。

10
人情同心
長門裕之、入江若葉、小林昭二、江幡高志
話はイマイチだな。長門裕之は間(はざま)という同心役、自分としては主演の丹波と長門は年齢でも役者の格でも同じくらいに思えていたので、長門が仕えるという形にちょっとびっくりしたけど、調べてみると、長門のほうが10以上若いのか。
この間の行動がタイトルにあるように「人情」的なものということなのだろうが、あまり褒められたものでないように思う。
木村忠吾が一場面だけ登場、丹波平蔵に怒鳴られる。あまり相性がよくない感じに見える。


11
土蜘蛛の金五郎
金五郎役が金田龍之介

12
凄い奴
中谷一郎、天本英世
かつて平蔵と同じ道場で修行していた男の役が中谷一郎。今は坊主でそうなった理由は作中で話されるが、その見てくれは「助け人」と同じ。
平蔵が木村を供に連れ歩く場面がある。このような場面は吉右衛門版では多いが、このシリーズでは今話が初めて。

13
おふさ 伊之松
高田美和、古谷一行
話の出来がすこぶる良い。映像的な観点でなく、ストーリーそのものだ。
伊之松役の古谷一行がずいぶん若い。伊之松が大工の棟梁のところへ入り込み、大工仕事をやりつつ、その家に仕掛けを作り、盗みを働く手はずを整える。その仕掛けのため誰がやったかが見当もつかないことから盗賊たちの間で「幻小僧」と呼ばれるようになる。その伊之松、江戸でもらった女房がおふさ。それまでも各地で大工として働きつつ女房ももらい、それを簡単に捨てていたが、おふさには本気惚れ。だが次の仕事のため江戸を離れることになり、江戸で待ち続けるおふさに降りかかる因縁話。おふさが伊之松の相棒に伊之松の嫁とは知らず殺され、その女のそれまでを伊之松に語る場面で良いストーリ―だと思った。ラストではさらにもう一丁どんでん返しでおふさは死んでおらず、という展開。
志ん朝の出番も多い。

14高杉道場 三羽烏
土屋嘉男、東野孝彦、今出川西紀
平蔵、左馬之助と並んで三羽烏と称せられた男、長沼又兵衛(演・土屋嘉男)が盗賊の頭となり平蔵に勝負を挑む。その娘のたえが今出川西紀。ウィキにある「不幸な田舎娘役」とは今回はちょっと違う結婚間近の武家の娘。

15
二人女房
ハナ肇
これはちょっと前に吉右衛門版で見たばかり。きっちり比較したわけではないが、セリフやカメラの構図など、そっくりなところが多かった。調べてみると脚本は同じで監督は違った。

16
盗賊婚
堺左千夫がゲストで出ている。丹波版の前後のシリーズで伊三次役をやっている。前後っていうのは凄いな。丹波版ではやらずに、次のシリーズで復帰っていうことか。
一文字の弥太郎は江戸で完璧な盗めを果たす盗賊の頭。今は二代目。一方、なるみの茂三は畜生働きの盗賊の頭。こちらも二代目。親の代の約束で一文字の弥太郎になるみの茂三の妹を嫁入りさせるという話が出てくるが、これはなるみの茂三が一文字の組をそのまま配下にして江戸で畜生働きをしようという野心からだった。

17
むかしなじみ
本所の鉄っぁん時代の馴染みの女郎、おろくが活躍する話

18
蛙の長助
殿山泰司、曾我廼家五郎八、梅津栄
これは吉右衛門版で見たはずで、大筋は同じだが細かいところで大分違っているように思う(うろ覚えだが)。
殿山泰司が金貸し三浦屋。梅津栄はくわがたと名乗る盗賊の頭。曾我廼家五郎八という人についてはよく知らないが、多分、長助役。上手いのか下手なのかセリフが一本調子で眠くなる。
吉右衛門版との違いに気づくたびに、なんでこんな演出なのだろうと思ってしまう箇所があった。例えば、最後に三浦屋も「お縄をちょうだいしろ」と捕まってしまう。この話では三浦屋に老いぼれた元盗賊の長介が取り立て屋として勤めており、そこへくわがたが話を持ち込み長介は三浦屋へ押し入るくわがたを手引きするというもの。三浦屋は被害者なのに。その後、違法な金貸しをしていたので捕えられ、財産も没収となったと説明はあるけど、取って付けたような感じ

19
いろおとこ
脚本・笠原和夫
宇津宮雅代、吉行和子、松山照夫
寺田という火盗の同心の話。元々は兄が同心であったが盗賊の音蔵に殺され、後を継いだのが寺田金三郎。兄の嫁が吉行和子で、音蔵の手下が松山照夫。元々は兄の密偵であったせつに宇津宮雅代。せつが音蔵を売ったが、せつの育て親の伯父はそれを逆手に音蔵にその情報を渡し、金三郎の兄は殺されていた。金三郎はせつと出会い、せつから音蔵の情報を得て、兄の仇討ちに出張るが、またもやせつの伯父は寝返り、、、

20
川越の旦那
佐野浅夫、玉川スミ
志ん朝忠吾大活躍の回。玉川スミが出てるのもうれしい

21
盗賊人相書
蟹江敬三が盗賊の頭。
これは吉右衛門版で見たなあ。第5シリーズ第9話。
蕎麦屋に盗賊が入り皆殺し。しかし女中のおよしだけが難を逃れ、しかも顔をばっちり見ていた。そして絵描きと人相書きを作るが、、、
およしの請け人として忠吾が狩り出される話でおよしと忠吾のやり取りが楽しい話なので、志ん朝の出番が多く、コメディ的側面も強調されている

22
狐雨
寺田農
狐憑きの話。寺田農は火盗の同心、青木の役でラストはオカルトチックに寺田農が狐に憑かれる。
志ん朝と寺田農は交友関係があるはずだけど、作内でも最後のほうに1回だけ交わう場面がある。

23
盗人姉妹
吉田義夫
盗人姉妹が盗賊である自分の父親がもらうべき分け前を狙って一人の盗賊に近づくという話。姉妹の父親役が吉田義夫。最後の方、少しだけの出番だが目立つ

24
泣き味噌屋
谷啓、川合伸旺、黒部進、大木正司、西川敬三郎、石山克巳、向井淳一郎、松本潤子、関谷益美
泣き味噌屋を谷啓。志ん朝と谷啓の絡みが多くうれしい。

25
鯉肝のお里
水野久美、藤原釜足、千石規子
女盗賊、鯉肝のお里を水野久美。亡夫の父親の許を訪ねてくる。義父も亡夫も盗賊で義父から亡夫へ、そしてお里へと技が教えられていたのである。が義父はもう昔に足を洗っており、お里も足を洗って仕事を探していると義父に言ってある。
しかしお里の属する盗賊団が江戸へ現れ、義父に鍵作りをやるよう脅される。鍵作り担当がお縄になり、誰か必要だったのだ。そして実はお里が義父に目をつけたのであった

26
密偵たちの宴
タイトル通り密偵たちが主役。最初のキャストクレジットで、丹波哲郎のあとに、いつもなら本郷功次郎、小泉博、古今亭志ん朝あたりが出るのだが、今回は内田良平、新克利、野際陽子と出てなんかあるなと思ったが、こういう作品か。


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鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) 第8、9シリーズ [時代劇]

第8シリーズ
放映データ
09/26(月) ~11/07(月)「全7話」
BSフジ
19:00 -
第9シリーズ
放映データ
11/14(月) ~12/05(月)
BSフジ
19:00 -

どちらもスペシャルは放映なし

第8シリーズ
第2話「瓶割り小僧」
佐藤蛾次郎かあ。常田富士男かと思った。
梅津栄、出番少ないが存在感あり。
話自体はフィクションならでは。
おまさは古い盗人仲間の牛松に出会い、江戸で働くのかと平蔵に報告。その牛松はけんかで殺されるが、江戸で石川の五兵衛と仕事をしようとしていたらしい。探索を続けると、その石川の五兵衛は平蔵が大昔に出会った少年だとわかり、一芝居打つ。
今話のちょっと前に出てきた麻布のねずみ坂が今話にも出てきた。同じセットかわからないが、ほぼ同じ構図で標識が出たのでわかった。といっても第7シリーズの第1話、この再放送の放映順でいくと3話前となるのだが。

第3話「穴」
なんともゆるい話。壷屋の蔵から金が盗まれ、その後金が蔵に返却された。蔵に押し入られた気配もなく、平蔵は隣家の平野屋を探る。平野屋の主は元は盗賊でその癖がうずき、愉快犯で壷屋の蔵を破っていた。
※気象情報テロップあり

第4話「眼鏡師市兵衛」
名優、加藤武と猫八の江戸っ子同士の会話の場面が楽しい。吉右衛門との場面がラストだけなのが惜しい。
話は大したことがない。墓参りに行った忠吾が以前捕り物のあった空き家を伺う怪しい老人に目を止め、尾行をする。その老人、市兵衛はかつて賊の一味だったが今は足を洗っている。しかしそこへ盗めの誘いが来て、、、
工藤栄一って映画監督の人だな。「必殺」も撮ってた

第5話「はぐれ鳥」
1年近くにわたり追っていた盗賊のひとりが女だった。しかも同心、吉見と剣の同門、つまりは妹弟子。

第6話「おれの弟」
ゲストが豪華。見ている間は気づかなかったが、真行寺君枝かあ。織本順吉も先に今シリーズで出演しているので、まさか連続で出るわけないから、似ている人だが違うだろうと思っていた。が、それは梅津栄と勘違いしていた
話は退屈。滝口丈助は平蔵の道場での同僚、弟分。この滝口の結ばれない悲恋と道場(滝口は次期道場主と目されている)内での内紛が序盤で語られるのだが、話としてはそれだけ。悲恋の二人の結末は道場の内紛から果し合いになり、だまし討ちで滝口は矢で射抜かれ殺される。悲恋の相手は後を追う。序盤ですでに話は終わっており、そのまま結末へ直結となるので、その間はかなり退屈。
二人が死んだ後もかなり時間が残っており、どうなることやらと思っていると、なんと意外な展開、平蔵が滝口の仇討ちをするのだ。ここはかなりの見せ場ではあろう。
なお、盗賊を捕まえるというような話でないので劇中で平蔵は、おまさ、彦十、沢田に対して「今回は役目を離れて任についてくれ」というようなことを言っている

第7話「同門対決」
前話に続いて平蔵が師事した高杉道場の話。長沼又兵衛が平蔵と同門の男である。免許皆伝が認定されず、その書を盗んで逐電したという逸話が語られる。
その長沼が平蔵の鼻を明かすということを目的に盗めを計画、目指すは生臭坊主が経営する寺だという。

第8話「影法師」
木村の結婚直前という時期の設定。第7シリーズの第10話より少し前ということになる。
新克利と山内としおというと俺の印象では「必殺」。両人とも喜劇的雰囲気を持った人で、今作もちょっと喜劇的作品。一方捕り物としてはあまり面白みがない

第9シリーズ
第8シリーズに続けて見たからか、微妙にレギュラー陣の顔が変わったように感じる。吉右衛門にほんのちょっとだけ老いを感じ、また尾美としのりもちょっと顔つきが変わったように思う。
ちなみに第8シリーズは最終回が第9話「さらば鬼平犯科帳」(スペシャル)となっており、これで一旦シリーズ終了の予定だったと思われる。その回が1998年6月、第9シリーズ開始が2001年4月とかなり間が空いていることからもそれは伺える。

第2話「一寸の虫」
火野正平につきる。
密偵、仁三郎の役。冒頭で平蔵をかばい身を挺して銃弾を受けるという場面。作品上の「善」側。それだけじゃ話にならないのでここからなにかあるんだろうと見進める。話としては、その仁三郎の心の動きを描いたもので、悪の誘いを受けるが、五郎蔵の言葉に義理を貫こうとするという展開。あっけなくてちょっと物足りなさも感じる。
仁三郎は平蔵と船影の忠兵衛に恩義を感じているとおまさに話すのだが、その船影の忠兵衛とは昔に仕えていた盗賊の頭。当時仲間だった男が仁三郎に接触し、船影の忠兵衛を手玉に取る(忠兵衛の盗めに合流し忠兵衛を殺して成果を全部ぶん捕ろうというもの)という盗めを誘ってくる。断ろうとするものの実の娘の話を持ち出され否応もない。仁三郎の行動に不審を感じて五郎蔵が「生き方」を話すと仁三郎は船影の忠兵衛への忠義を尽くすことと決め、その盗めの決行を阻止するため男とその仲間を刺し殺す。この場面は火野正平ならではの演技。
火盗改めはこの仁三郎の事件と、船影の忠兵衛の盗め、両方とも処理し、そこに関連があることは薄々気付くものの、どういう経緯だったのかはわからない(見ている側にだけわかる)。

第3話「男の隠れ家」
地井武男に尽きる。まだまだ元気。
弥吉は囲碁友達の清兵衛の願いを叶えてやる。その願いとは商家の主人だが妻始め周りに邪険にされており、武士に変装して、街中を威張りくさって歩くというもの。
弥吉は自分の願いは「盗賊」になることだ、でも実際にやるわけでない、頭の中でやるだけだ、と言って、清兵衛の家の絵図面を欲しがる。と、こんな言い方で清兵衛は絵図面を渡してしまうというのは安直な展開。まあ、とにかくその絵図面で頭の中での「盗賊遊び」をするというのが弥吉の言い分。
弥吉は清兵衛がまた妻にバカにされたと聞いて、清兵衛の家に入り込み、妻の髪をバッサリと切る。が家を出ると平蔵に捕まってしまい、、、という展開

第4話「一本饂飩」
木村忠吾が監禁される話。というわけで尾美としのり大活躍。
忠吾が主役ということからなのか、監禁されるまでの展開でも忠吾中心に描かれるのだが、こんなキャラだっけと思えるほどの女好きキャラで茶店の女の子や街行く女の子にちょっかいを出す場面がたくさんある。いや、女好きなのはその通りだけど、今なら捕まるんじゃないかというほどの迷惑人間。

第5話「闇の果て」
船越英一郎が実直な男が脅され盗賊の一味に加わるが、それを裏切るという役柄を好演。かなり出来がいいように思う

--以下ウィキよりコピペ
第8シリーズ

(1998年4月15日 - 1998年6月10日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)

第1話「鬼火」(スペシャル)(1998年4月15日)(視聴率13.1%)
お浜 - 山口果林
高橋勇次郎 - 小西博之
吉野道伯 - 三谷昇
渡辺丹波守直義 - 西田健
滝口金五郎 - 浜田晃
大野弁蔵 - 遠藤憲一
中村春庵 - 花上晃
永井伊織 - 平田一樹
永井弥一郎 - 荻島真一

第2話「瓶割り小僧」(1998年4月22日)(視聴率18.7%)
石川の五兵衛 - 上杉祥三
口合人・千蔵 - 梅津栄
富 - 大澤佑介
牛松 - 佐藤蛾次郎
お浜 - 沢村亜津佐
赤松弥太郎 - 辻萬長
赤松小弥太 - 辻輝猛

第3話「穴」(1998年4月29日)(視聴率15.5%)
平野屋源助 - 坂上二郎
茂兵衛 - 木村元
壷屋菊右衛門 - 垂水悟郎
近江の助治郎 - うえだ峻
お半 - 松木路子
おみわ - 沢木蘭野

第4話「眼鏡師市兵衛」(原作:「二度ある事は」)(1998年5月6日)(視聴率13.9%)
市兵衛 - 加藤武
三雲の利八 - 加納竜
蕎麦屋の親爺 - 工藤栄一
おふじ - 菅原あき

第5話「はぐれ鳥」(原作:「白蝮」)(1998年5月13日)(視聴率15.4%)
津山薫 - 毬谷友子
吉見丈一郎 - 羽場裕一
お照 - 竹内都子
お吉 - 原田千枝子

第6話「おれの弟」(1998年5月20日)(視聴率14.3%)
滝口丈助 - 渡辺裕之
お市 - 真行寺君枝
宗仙 - 織本順吉
石川源三郎 - 友居達彦
高杉庄平 - 大木晤郎

第7話「同門対決」(原作「高杉道場・三羽烏」)(1998年5月27日)(視聴率14.0%)
長沼又兵衛 - 森次晃嗣
砂蟹のおけい - 根岸季衣
笠倉の太平 - 石丸謙二郎

第8話「影法師」(1998年6月3日)(視聴率15.3%)
塩井戸の捨八 - 新克利
長坂万次郎 - 長谷川明男
井草の為吉 - 赤塚真人
中山茂兵衛 - 石濱朗
渋谷道仙 - 山内としお

第9話「さらば鬼平犯科帳」(スペシャル)(1998年6月10日)(視聴率15.1%)
白子屋菊右衛門 - 金田龍之介
谷村彦九郎 - 西園寺章雄
磯辺十郎左衛門 - 南条好輝
松平定信 - 十七代目市村羽左衛門
浪人 - 前田忠明

第9シリーズ

(2001年4月17日 - 2001年5月22日、フジテレビ系 火曜20時台時代劇枠)

第1話「大川の隠居」(スペシャル)(原作:「大川の隠居」「掻掘のおけい」「流星」)(2001年4月17日)(視聴率15.5%)
生駒の仙右衛門 - 財津一郎
掻掘のおけい - 平淑恵
薮原の伊助 - 深水三章
津村の嘉平 - 本田博太郎
浜崎の友蔵 - 大滝秀治

第2話「一寸の虫」(2001年4月24日)(視聴率12.4%)
仁三郎 - 火野正平
鹿谷の伴助 - 高橋長英
船影の忠兵衛 - 高橋昌也

第3話「男の隠れ家」(2001年5月1日)(視聴率13.9%)
清兵衛 - 小野武彦
玉村の弥吉 - 地井武男
お里 - 紅萬子

第4話「一本饂飩」(原作:「男色一本饂飩」)(2001年5月15日)(視聴率11.0%)
寺内武兵衛 - 石橋蓮司
与市 - 山西惇
お静 - 酒井雅代
鳥平 - 丸岡奨詞

第5話「闇の果て」(原作:「雪の果て」)(2001年5月22日)(視聴率13.5%)
おりつ - 野村真美
渡辺八郎 - 岡崎二朗
吉兵衛 - 樋浦勉
おみね - 井上ユカリ
お弓 - 池本愛彩
藤田彦七 - 船越英一郎



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鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) 第7シリーズ [時代劇]

なぜかよくわからないが第4話「木の実鳥の宗八」から始まり、第15話「見張りの見張り」まで放映後に、第1話「麻布ねずみ坂」から第3話「妖盗葵小僧」まで放映。
本放送時も変則的になっており(1-3話、1996年8月21日 - 1996年9月4日、4話以降、1997年4月16日 - 1997年7月16日)、それと再放送の時期を合わせたのかもしれない。内容は見ていないが、放映時の季節と合わせているとかもあるかもしれないし。
今回の放映データ
06/13(月) (第4話)~08/22(月)(第15話)、引き続き08/29(月)(第1話)~09/12(月)(第3話)
BSフジ
19:00 -

第4話「木の実鳥の宗八」
結構話が入り組んでおり、途中でよくわからなくなったが、最後まで行くと全部つながっていて一件落着というような話。
タイトルの「木の実鳥」は猿のこと
宗八はスリで平蔵が木村を伴って見回りの際にその現場を見てしまう。すられたのは宮口伊織という旗本。金を抜き取り捨てられた財布を平蔵は拾うが中から盗めでもするかのようなどこかの店の絵図面
調べていくと、宮口伊織は盗賊団に妻の実家の店の絵図面を渡し分け前をもらう計画であったというような内容
宮口も宗八も盗賊団の頭の女と関係があるという因縁もある。

第5話「礼金二百両」
今まで見ていた中で、与力同心では佐嶋、酒井、木村だけがキャラ付けされていたように思うが、今話では与力・小林が主役級。調べてみると、今シリーズからの登場で佐嶋役の高橋悦史降板に合わせた配役かもしれず、今後のシリーズでは目立ってくるのかもしれない。
小林の伯父が仕えてる横田大学の息子が誘拐される話。
「八代目 松本幸四郎版」で見た記憶がある

第6話「殺しの波紋」
与力の富田が悪の道に染まるというような話。火盗改の配下には与力10人、同心30人、更にその配下のものがいるというようなことが前話でナレーションとして入ったが、つまりレギュラー陣以外にもたくさんいるということ(そういえば密偵が全部集められる話も以前あって、かなりたくさんの人が集まっていた)。で富田はそのうちの作品には出てこなかった与力ということだろう。

第7話「五月雨坊主」
前シリーズ第11話「五月闇」で伊三次の死が扱われたが、今話で伊三次は復活。この経緯も「五月闇」のところで書いたインタビューなどで語られていたが、復活に当たってナレーションで「伊三次が生きていたころの話である」と断りが入る。
その回と同じく池波志乃がおよねとして登場。その回ではけころよりましな境遇とされていたが、今話ではおよねは「けころ」である、とされている。時系列としては「五月闇」で伊三次が死ぬわけであるから、それより以前となる。
時系列という意味からすると、この鬼平犯科帳の場合、ほとんど気にはならない。時系列は気にせず鬼平の扱った事件の一つ一つを作品として描いているように思えるからだ。これには主要レギュラーが毎回出てくるわけでないということがその時系列に沿っていないように思わせる要因の一つであるようにも思う。
まあ、各話でつながりのある後日譚的な話もあるにはあるが。
これが「必殺」なんかだと同じく一話完結ながら、やはりシリーズを通して時系列順のような気が少しはするのだが。ここをちょっと深く考えてみると、初回でチームを結成してその人間関係が段々深まる様子が描かれるからそう感じるのだろう。例えば「太陽にほえろ」なんかでもそうだ。いずれ殉職する新人刑事が配属されだんだん課に馴染んでいく様子なんかがあるから、時系列に沿っていると感じさせる。
で鬼平の場合は、それをあまり気にしなくてもよさそうではあるが、製作側としてはやはり伊三次の死ぬ話で降板ということになっていたのだろうだし、いくらかは気にしなくてはならなかったのだろう。
伊三次が死ぬときは当然ながら彼が主役であるが、今話では華々しい復活というほどでなく、まあ、注釈つけてひっそりと、という感じ。
話の方はひとり三役の人がいたりして、何やら込み入っている。忠吾が坊さんに化けるという場面がある。

第8話「泣き味噌屋」
焦点はゲストの平田満が演じるタイトルの「泣き味噌屋」と呼ばれる火盗の出納係である川村に当てられている。
川村の嫁が殺され、捜査を進めると犯人は侍ということがわかって、、、という内容だが、その過程はいたって平凡。
一件落着した後がちょっと長めに取られている。
※地震テロップあり

第9話「寒月六間堀」
これも前話に続いて話の面白さはない
平蔵が酒を飲み過ぎて、役についてから初めてのことである五鉄に泊まったというのが出だしでここはちょっと珍しい始まりかた。
そして役宅へ帰らずに彦十とぶらぶらと街を歩き始め、仇討ちをしようとしている老人を見かけるというのが事件の発端。その仇討ちを平蔵は助太刀するという話。結末で平蔵の助けもあり、本懐を遂げる。という話の発端でほぼ筋としては終わっており、それが結末で遂げられるというだけの話ともいえる。
多分見ものは中村又五郎ということになろう。
おときの江戸家まねき猫は演技力(台詞が棒読みになりがちな傾向がある)からだろう、基本的に台詞や出番が極力短めに作られているように思う。今作ではわずかながら仇討ち老人の世話をする場面で見せ場がある。まねき猫って4代目の娘とばかり思ってたが3代目(つまりは彦十)の娘なのか。

第10話「見張りの糸」
こちらは前2話と打って変わってなかなか複雑な話。主な登場人物4人に因縁が色々とあり、話を見ている時には、その因縁が唐突で1時間ドラマに無理やり押し込んだ感じが見えた。ただちょっと見直してみると、おきくが全部組み立てた話ということで、なかなかよくできてるようにも思う。
途中変に思った場所が2箇所。ひとつは、盗賊団が「丸屋」へ押し込むと盗賊たちの会合を盗み聞き、丸屋で待っているがそこへ現れず、それはそのまま物語上は放置されている点。これは考えてみると、最後に盗賊の「鬼平を騙して手玉に取ってやろうと思ったが(失敗した)」と言っていることから、盗み聞きされてることを察知し嘘の情報を流したのだろう。
もうひとつは、銀次郎が雨の中籠を襲う場面。これ前後になんの説明もなく、その後もこれについてなにも言及ないけど、なんなんだ。
「餅は餅屋」という言葉があるが、今話で「餅屋は餅屋」と言っており、調べてみると、そういう言い方もあるらしい。
忠吾が新婚だということが今話でわかる。
前話でもそうだったが彦十と平蔵のやり取りが格別に流れるように息のあったもので素晴らしい。「鬼平」の一番の見せ場なのではなかろうかと思う。歌舞伎の吉右衛門、落語の息を会得している寄席の猫八。今話の冒頭でのやり取りなんかは見事。平蔵の「なんか食ってけ」に彦十「いや、こんな夜中に。お女中衆もお休みでしょう」平蔵「女房殿に作らせる」彦十「そんな奥方様に御面倒かけるとは。。。じゃあ、いただきましょう」なんてのは吹いてしまった。

第11話「毒」
山口天竜なる陰陽師は時折五鉄を訪れる。その天竜ふところから伊太郎がすりをするところを平蔵が見かけ追い、すったものを見ると武家の風呂敷に包まれた金と隠すように縫い込まれた毒薬が見つかった。その武家が将軍のお側衆である土屋家のものとわかり・・・。

第12話「あいびき」
江戸で名人と呼ばれる大工の棟梁、仁兵衝の妻のお徳は花屋のばあさんが花便りと称して持ってくる文を巻き付けた折々の花を心待ちにしている。その文は逢引の手紙で相手は朋斉という神主だが裏の顔は盗賊の一味。お徳に「田舎の父親が家を建てるのに江戸の名人の棟梁の絵図面と同じに建てられたら鼻が高い」と仁兵衝が手掛けた屋敷の絵図面を持ってこさせ写し取る。それを手掛かりに押し込みを行うという寸法だ。
その逢引を見つけたのが2年前に仁兵衝のところを首になった文吉。お徳、仁兵衛双方にたかるが。
※画質に乱れあり

第13話「二人女房」
冒頭のナレーションによると高木軍兵衛は前に出てきたキャラらしい。調べてみると第1シリーズに出ている。ジョニー大倉が良くも悪くも目立っている。
佐吉は軍兵衛の昔の悪仲間。今では盗賊の一味。頭が女房がいるのにも関わらず若い女に熱を上げており、盗めはおろそかで部下を掌握できていない。そこにつけこみ頭と女房の間に入って盗賊団を乗っ取ろうと策略。軍兵衛に金を払って頭を始末してくれるよう頼む。軍兵衛が善人で平蔵とも知り合い。知らせようか迷っているのを彦十、おまさに怪しまれ、結果平蔵の知るところとなる

第14話「逃げた妻」
こちらは良くも悪くも藤田彦七役のうじきつよし。火盗役人ということを隠して街を見回る木村と知り合いの藤田。二年前に妻が逐電、新しい妻を娶ったものの、前妻から手紙がきて、優柔不断な藤田は前妻にも未練があり心が揺れ動く。この件と燕小僧が絡んでの作。
鬼平の一つの特徴は二つ以上の関係なさそうな事件が描かれ、中盤以降でその二つが絡んでくるというもの。まあ見ていると、ちょっと都合よすぎる展開に思えるけど。

第15話「見張りの見張り」
おまさが佐助と出くわす。佐助は昔おまさと組んで盗めを働いた。おまさが今は粂八と組んでいると言うと会わせてくれと懇願。話を聞いてみると、粂八の弟分と言われている虎吉が息子の仇だと言う。この件と火盗が今探索している事件が絡んでくる。
本田博太郎、名優であるが、ここでも素晴らしい演技。
今話でも都合よくふたつの事件が結びつくという形態。ただこのことを考えてみたのだが、この作品は創作であるが、形態としては、事件捕り物を掘り起こし小説に仕上げたというもの。そうした中である事件について調べていくと、もう一つの事件も絡んできて、それを小説作品の一つとして仕上げるなら、こういう形になるというのが完成形となった、と考えると、都合よく事件が二つ関係してくるというより、こういうことが起きたと言ってるだけだとも思える。
また、鬼平で時折出てきてちょっと気になるのだが、密偵が自分の素性を隠して昔の仲間に会い、盗めに誘うという場面がここにも出てくる。
この作品の世界では、大きな盗みの事件を捜査する、もしくは予防するというようなことを行っており、単に盗人を見つけたからと言ってなにもしてないのに掴まえはしない。ただ、それを見て大きな事件に発展しないかと見張るというようなことはする。このような線引きで捕らえるかどうかを決めているのなら、密偵がこちらからひっかけるように盗めを誘うというのは倫理上どうかとちょっと思う。

第1話「麻布ねずみ坂」
麻布が舞台。落語の「黄金餅」の道中付けに出てくる「おかめ団子」を忠吾がほおばる場面や飯倉片町も出てくる。
宗仙は平蔵も治療で世話になっている按摩師。治療代が高いと評判だったが、その裏には、京都から女を呼び寄せるため金を稼ぐ必要があった。賊の親分の女に手を出してしまい、500両を3年で作れば女を江戸にやる、できなければ、女を殺すという約束をしてしまったのだ。その中に入って金の取り立てをしているのが石島精之進、しかし、途中から京都への金の送金を止め自分のふところに入れてしまい、宗仙はもう女を諦めていると報告。
ようやっと500両を納め終わったのだが、、、
レツゴー 長作がちょい役、表記が「レッツゴー 長作」になっていた

第2話「男のまごころ」
田中貞四郎は火盗の同心であるが、成績が悪い。
その田中が平蔵が出張でいない最中に手柄を上げる。火付けの下手人を捕えたのだ。田中の密偵、源助が火事の現場でボーっと立っていた亀吉を尋問するとあっさり罪を認めたと言う。
火炙りの刑が決まったものの評判を聞くと、亀吉はとてもそんなことが出来る人間でないと言う。役に戻った平蔵は不信感を持ち調べ始める。
キャストクレジットに沢田筑後守となっているが劇中は「池田」(南町奉行)

第3話「妖盗葵小僧」
先日亡くなった島木譲二、コメディアンが本職でここは場違いのようではあるが悪くない
話は、大名の名を騙り押し込み強盗をする盗賊。一味には声色使いがいるらしい。そのことを推理した平蔵は鳥の鳴き声とか役者の声色をする芸人がいるだろ、ああいうやつの仕業なのではないか、と猫八を思わせる台詞を吐く場面もある。

見終えてみて、以前に、主要レギュラーが毎回出ないことが特色というようなことを書いたが、今シリーズでは木村忠吾は皆勤だったような気がする、しっかりチェックしたわけでもないが。また、今シリーズよりの与力・小林金弥も出番が多い。密偵ではおまさと彦十がかなり多く、それらで固定されているようにさえ見える。
また同心でクレジットされている人たちはほとんど毎回出ている。それらは主要でなくあまりキャラクター付けがされていないという風に思ったが三井(今シリーズより登場)だとか、沢田だとかは今シリーズではかなり目立った回もある。

 第7シリーズ

(1996年8月21日 - 1996年9月4日、1997年4月16日 - 1997年7月16日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)

第1話「麻布ねずみ坂」(1996年8月21日)(視聴率12.2%)
中村宗仙 - 芦屋雁之助
石島精之進 - 中原丈雄
お八重 - 速水典子
川谷の庄吉 - 螢雪次朗
お絹 - 仰樹枝里

第2話「男のまごころ」(原作:「鈍牛」)(1996年8月28日)(視聴率14.4%)
亀吉 - 小倉久寛
田中貞四郎 - 片岡弘貴
密偵・源助 - 大杉漣
無宿者・安兵衛 - 小鹿番
沢田筑後守 - 西山辰夫

第3話「妖盗葵小僧」(1996年9月4日)(視聴率14.3%)
葵小僧芳之助 - 島木譲二
京屋善太郎 - 山本宣
お千代 - 岩本千春
小四郎 - 市山登

第4話「木の実鳥の宗八」(原作:「春雪」)(1997年4月16日)(視聴率16.0%)
宗八 - 大木実
おきね - 山口美也子
大塚清兵衛 - 本城丸裕
川辺軍兵衛 - 谷口高史
霞の定五郎 - 渡辺哲
宮口伊織 - 高橋長英

第5話「礼金二百両」(1997年4月23日)(視聴率13.6%)
横田大学 - 磯部勉
横田芳乃 - 小畠絹子
山中伊助 - 河原崎建三
谷善左衛門 - 多々良純
千代太郎 - 藤山扇治郎
又太郎 - 小林宏史

第6話「殺しの波紋」(1997年4月30日)(視聴率13.8%)
富田達五郎 - 萩原流行
犬神の竹松 - 河原さぶ
お吉 - 大藤三莱
多加 - 志乃原良子
幸 - 藤井真理

第7話「五月雨坊主」(1997年5月14日)(視聴率14.5%)
およね - 池波志乃
石田竹仙
天徳寺・善達 - 上田耕一 ※一人三役
羽黒の久兵衝
長五郎 - 和崎俊哉
お栄 - 奈良富士子

第8話「泣き味噌屋」(1997年5月28日)(視聴率14.4%)
川村弥助 - 平田満
さと - 北原佐和子
秋元左近 - 亀石征一郎
和田木曽太郎 - 伊藤高

第9話「寒月六間堀」(1997年6月4日)(視聴率15.3%)
市口瀬兵衛 - 二代目中村又五郎
おとせ - 中村久美
山下藤四郎 - 潮哲也

第10話「見張りの糸」(1997年6月11日)(視聴率15.2%)
和泉屋東兵衛 - 奥村公延
おきく - 一色彩子
戸田銀次郎 - 遠藤征慈
稲荷の金太郎 - 片桐竜次

第11話「毒」(1997年6月18日)(視聴率14.6%)
山口天竜 - 佐川満男
伊太郎 - 有薗芳記
万右衛門 - 津村鷹志

第12話「あいびき」(原作:「おせん」)(1997年6月25日)(視聴率12.3%)
お徳 - 左時枝
仁兵衝 - 三遊亭金馬
朋斉 - 竹本孝之
文吉 - 櫻木健一

第13話「二人女房」(1997年7月2日)(視聴率12.6%)
高木軍兵衛 - ジョニー大倉
お増 - 伊佐山ひろ子
彦島の仙右衛門 - 中野誠也
佐吉 - 石田登星

第14話「逃げた妻」(1997年7月9日)(視聴率16.4%)
藤田彦七 - うじきつよし
おみね - 佐藤恵利
おりつ - 江口由起
お千代 - 石井トミコ
宗六 - 園田裕久
燕小僧 - 赤星昇一郎

第15話「見張りの見張り」(1997年7月16日)(視聴率16.2%)
長久保の佐助 - 本田博太郎
お六 - 清水ひとみ
杉谷の虎吉 - 金子研三


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鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) 第6シリーズ [時代劇]

放映日程 BSフジ 2016/04/11(月)~2016/06/06(月)   19:00 -

1
スペシャルのため放映されていない
2
木村が休暇の日に風体の怪しい男と諍いになりひどい目にあわされ、その風体を怪しむのとひどい目にあわされたという侮辱にその男を追い回す。
おまさはかつての盗人の知り合いお峰に出会い、またお盗め(おつとめ)かと探索。
木村はその怪しげな男と顔見知りのあんま、辰の市が会っているのを見つけ、また辰の市をメクラだと思っていたが、そうでないことも知る。
この三つの情報が平蔵にもたらされる。そこへさらに彦十が、昔からの遊び友達である辰の市から女房が奪われ、仕事を強要されているのだが助けてくれと相談され、平蔵に情報をもたらし、すべては話がつながり平蔵が盗賊一味の企みを阻止、捕えにかかる。
辰の市がメクラを装っていたというのはいいが、その実は目が見えているというのはどこまでの人が知っているのだろうと思った。彦十と会っているときや、盗賊に仕事を強要されているとき、明らかに目の開いた動作をしているが、相手は辰の市がメクラだと思っているような動作があったように思える
3
タイトルの「泥亀」は「すっぽん」と振り仮名。
岩田直二、日高久らしき顔があり、キャストクレジットを見ると、やはりそうであった。こちらの作品にも出てるのか。
岩田直二は回想場面で出てくる盗賊のお頭で手下に追われるという役どころ。日高久は医者の役。どちらも結構印象的な役。特に後者は七蔵の痔の治療を大仰にしており今作品内での笑いどころ。
※地震情報のテロップあり
4
ちょっと冗長で間延びした話のように思える。
死骸が二つ発見された。侍の死骸には平蔵宛の手紙。仇討ちの旅であり、こいつ(手紙を持っている男)の面倒を江戸で見てやってほしいという旧知のものからの手紙。ということで火盗改めにお鉢が回ってきた。もう一つの死骸が盗人のものだということで、探索するが、どうやらこの事件で子分が一人死んだということでお盗めは中止になったらしく探索を打ち切る。が、なぜか彦十はひとりで探索を続ける
5
おまさが旧知の盗賊の頭が追われてるのを助け、そして五鉄で旧交を温める。そしてお盗めに誘われ、平蔵に報告する。平蔵が忍びでその頭に会うと気に入られ、盗めを手助けすることになってしまう。
これはイマイチ。ラスト近くで平蔵も「悪ふざけが過ぎた」と言っているが。
イマイチな部分は、まず、他の話でも時折感じるが、まずは密偵が活躍しすぎで、どんな盗賊でも知っており、内偵も八面六臂の活躍。そして、盗賊なんだからということなのだろうが、ドラマの筋立て上、なんでこの人捕まるのかが多少納得のいかないことがある。今回もそうだ。まあ、盗めをおまさに持ち掛けたということ、そして現役の盗賊なんだから捕らえられるのも無理ないか。
3話の泥亀の七蔵、関沢の乙吉なんてのも多少納得のいかない面もある。乙吉は盗めで50両を得たと言っているし現役であるのだから仕方ないか。でもその場面が作品上では描かれていないので、その後の拷問が凄惨すぎるように思えた。さらに七蔵は過去に盗賊の一味だったということで捕らえられるのだから、これはお目こぼしになるものの納得いかない。
6
この話は「八代目 松本幸四郎版」で見たのを覚えていた。
もう引退しておじいさんになった盗賊の頭がとても若い妻を娶って、薬屋をやっている。かつての手下もひとり大番頭として一緒に暮らしている。
若い妻が貸本屋と不義密通。しかしその貸本屋は盗賊でその薬屋へ盗みに入ろうと画策。結果返り討ちになるというような話
ラスト近くでその元盗賊のおじいさんが中村嘉葎雄であるように見え、いやまさかと思ったが、果たしてやはり中村嘉葎雄であった。ファイナルの時も同じようなことを思ったのだが、ファイナルの時はもう相当年齢いってるはず、にしては若いなと思ったのだが、こちらはそれよりかなり前の作品、まだずいぶん若いはずだが、今作では相当に年齢のいった役
7
先に密偵が活躍しすぎと書いたら、それを見透かされたかのように、今話は一切密偵が出てこない。
およしは第5シリーズ第9話に出ており、その後日譚という扱い
これも「八代目 松本幸四郎版」で見たはず。
8
性欲がありすぎる女の話で笑わせるような演出はあまりないものの、性欲のありすぎるという設定だけでコミカルに感じるような作り。その女、おきよを川上麻衣子が演じる。また本田博太郎は冒頭でその女を仕込む悪人、そこから逃げ出し男を次々とその性欲で参らせていく女の最後の男である盗賊の二役
9
スペシャルのため放映されていない
10
20年前の回想シーンを織り交ぜながら、平蔵の昔の知り合いであるおかねと新五郎の話。回想場面には平蔵、彦十、おまさが登場するがおまさは少女で別の人、平蔵、彦十は顔貌が映らないように登場、おかねと弥助は南田洋子と山田吾一が20年前も演じており、この二人をめぐる因縁話。最後には平蔵公認で娘のかたき討ちとしておかねと新五郎が弥助を刺し殺す
今話には佐嶋、酒井、木村という主要レギュラー陣が出ていない。このようにレギュラーでも出ない回があるというのが飽きさせない展開作りに生きているように思う
11
伊三次が死ぬ話。鬼平についてのドキュメンタリーとインタビュー集をこれまでほんの数回見たことがある。ひとつは先日見たファイナル前に放映されたドキュメンタリー、もうひとつは、BSフジで「池波正太郎劇場」という枠があり、「剣客商売」のためにそれを録画しているのだが、その枠は2時間枠で、「剣客商売」以外のものも放映しており、その中に「池波正太郎の江戸料理帳」というのがあり、ゲストが三浦浩一の回をたまたま見た。この二つともでこの「伊三次が死ぬ話」のことが言及されていたこともあって、今話を見ながら、「ああ、これかあ」と思った。
冒頭のナレーションでは女郎の最下層「けころ」の話が出てきて、志ん生の「お直し」を思い出す。と思ったら、志ん生の孫、池波志乃が登場してびっくり。池波志乃は「けころ」よりはましな女郎,
およねの役で準レギュラーというか、シリーズ通じて何回か出演しているとのこと。

(1995年7月19日 - 1995年11月1日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)

第1話「蛇苺の女」(スペシャル)(1995年7月19日)(視聴率12.6%)
沼目の太四郎 - 中尾彬
張替屋(針ヶ谷)の宗助 - ベンガル
おさわ - 余貴美子
おきさ - 藤吉久美子
彦次郎 - 潮哲也

第2話「お峰・辰の市」(1995年7月26日)(視聴率12.1%)
辰の市 - 市川左團次
お峰 - 田島令子
青木源兵衛 - 堀田真三

第3話「泥亀」(1995年8月2日)(視聴率13.7%)
泥亀の七蔵 - 名古屋章
関沢の乙吉 - 森次晃嗣

第4話「浮世の顔」(1995年8月9日)(視聴率13.6%)
巣鴨の伊三郎 - 高原駿雄
神取の為右衛門 - 五味龍太郎

第5話「墨斗の孫八」(1995年8月16日)(視聴率11.0%)
墨斗の孫八 - 内藤武敏
助川 - 宮口二郎
法月 - 崎津隆介
おきよ - 上野めぐみ

第6話「はさみ撃ち」(1995年8月23日)(視聴率14.7%)
おもん - 松田美由紀
弥治郎 - 垂水悟郎
針ヶ谷の友蔵 - 内田直哉
大亀の七之助 - 三上真一郎
猿皮の小兵衝 - 中村嘉葎雄

第7話「のっそり医者」(1995年9月6日)(視聴率13.2%)
およし - 高橋貴代子
土田万蔵 - 遠藤憲一
今井宗兵衛 - 樋浦勉
荻原宗順 - 宍戸錠

第8話「男の毒」(1995年9月13日)(視聴率14.9%)
おきよ - 川上麻衣子
伊助 - 中井啓輔
直吉 - 坂本あきら
簣の子の宗七 / 黒股の弥市 - 本田博太郎

第9話「迷路」(スペシャル)(1995年9月20日)(視聴率13.8%)
玉村の弥吉 - 阿藤海
竹尾の半平 ‐ 中丸新将
法妙寺九十郎 ‐ 早川保
秋本源蔵 ‐ 山内としお
安藤玄舟 ‐ 大林丈史
岸井左馬之助 ‐ 竜雷太
京極備前守高久 ‐ 仲谷昇
池尻の辰五郎 - 有川正治
矢野口の甚七 - 井上昭文
猫間の重兵衛 - 石橋蓮司

第10話「おかね新五郎」(1995年10月18日)(視聴率14.0%)
おかね - 南田洋子
原口新五郎 - 滝田裕介
弥助 - 山田吾一
為吉 - 森下哲夫

第11話「五月闇」(1995年11月1日)(視聴率15.9%)
強矢の伊佐蔵 - 速水亮
おとら - 正司照枝
市野の馬七 - 中嶋しゅう
医師・飯島順道 - 牧冬吉
およね - 池波志乃


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忠臣蔵~その男、大石内蔵助 [時代劇]

12/09(金) 19:30 -
BS朝日1|144分

田村正和主演。2010年製作
新しい解釈みたいなものはなし。見どころは田村正和という大物の演技か。
2010年とかなり新しい製作年度ならではということでは、若い俳優が時代劇慣れしてないためか、雰囲気が壊れ、白ける場面がところどころで。特に、浪士の恋を絡めての吉良邸の絵図面を盗み出す場面。浅野は玉山鉄二で、これもちょっとなあ。
田村正和が北大路欣也(立花左近役)と対峙する場面が最高の見どころだと思う。
梶芽衣子というそれなりに大物が瑤泉院のお付きの女。こんなところに大物ということは、と思い見てるとやはりそれなりに見せ場あり。梶芽衣子といえば鬼平であるが、もう一人、尾美としのりもかなり出番の多い役、片岡源五右衛門。忠臣蔵と言えば、私は、大石と堀部安兵衛(とその義父)くらいしか名前を憶えていないのであるが、この片岡は江戸で大石を待つ側、安兵衛とは行動を共にしていないという感じの役。浅野と切腹前に最後の対面をする役も担っていた。
忠臣蔵はこれまでに色々なものを数本見ているが結局外せない名場面は別にして、どのエピソードを入れるか、外すかみたいな感じになってくる。
今作ではそういえば上野介の息子の上杉家は出てこない(台詞では出てくる)。清水一学は出てくることは出てくるが、ほんのちょっと。今作では登場人物が出てくるたびにテロップで名前が出てくる(無粋とも思えるが、まあわかりやすいのでありがたい)のだが、一学は吉良邸で武芸の練習をしてる姿にテロップ。そして討ち入りの時に、またテロップ。普通は一回テロップで紹介されたら、その後はその人のことを視聴者はわかっているはずなので二回目はテロップ出さないはずだが、あまりにも出番が少ないためだろう。たった二回の出番のため、何をした人なのかどういう風に重要なのかは、これを見ているだけではまったくわからない(どういう人かはおれもよく知らんけど)。
逆に昨日見た片岡千恵蔵の「赤穂浪士」では全く外されていた土屋主税のエピソード、吉良邸の隣の屋敷で加勢しないことを約束し松明を壁に掲げるというもの、が入っており、演じるのは松平健。

それなりに面白かった。大石がどういう人だったか自分にわかるわけないんだけど、田村正和の面長はちょっと違うように思った。もっとでっぷりしてる人のものを多く見たせいか

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