So-net無料ブログ作成

乾いた花 [映画]

1964 日本 モノクロ
10/02(月) 19:00 -
BS12トゥエルビ
銀幕の大女優~BS12人の女~ 加賀まりこ

篠田正浩監督、池部良主演。製作は文芸プロダクションにんじんくらぶ。原作は石原慎太郎の短編小説で、石原が小説より出来が良いと言ったとのこと。
ウィキ--
フランシス・フォード・コッポラやマーティン・スコセッシは、この作品のフィルムを松竹から購入している。特に、マーチン・スコセッシは、30回は見ているという
--
相当な名作のようだ。
正直言って大して惹かれなかった。
やくざの世界を描いたもので博打の場面が多い。博打のルールがよくわからないので、だれが勝ったかよくわからず、面白さが半減。
石原慎太郎の初期の小説を元にした映画は何本か見たが、ピンとこない。それでも当時の風俗がわかるところには価値があると思ったが、今作はやくざの世界ということでそれもない。
加賀まりこについて。ウィキを見ると「「小悪魔」や「和製ブリジット・バルドー」などと呼ばれる」とあるがよくわかる。とくにブリジット・バルドー、なるほど、雰囲気はそれだな
加賀まりこ、超有名女優だが、なにを見たかなと考えてみるとひとつも思い浮かばない。こないだの「やすらぎの郷」が初めてだったのだろうか。と思っていると、この「BS12人の女」の今月のリストを見て、ああ、「麻雀放浪記」は見たなと思い出した。まあ、多分自分の子供のころのドラマなんかではいくつか見てるのかもしれないけど。それほど見ていないにもかかわらず、この人のキャラクターは知っており、それらはどこからきているのだろうか、「夜のヒットスタジオ」にも出ていたのは知っているが、当時熱中して見ていた覚えはない。まあ一度くらいは目に入っているだろうけど。バラエティ番組トーク番組のゲストなんかで見ていたのだろうな。

ここからは、ほとんど今作にも彼女にも関係ない話になる。
加賀まりこが一度談志の会に対談ゲストで出てきたのを見たことがある。あれはたしか談志の〇周年(多分芸能生活50周年)だったか、有楽町マリオンだった。その会は、談志の漫談、対談、そして落語一席という構成だったと思う。高田文夫が出てきて、その対談のコーナーを「談志の部屋」と言っていたのを覚えている。
その対談コーナー、5人が入れ代わり立ち代わり出てきていた。ざこば、加賀、前田日明、4人目失念、最後は二人だったか3人でプロ野球OBの解説者。
ざこばが最高で、談志はざこばをこけにするという態度で相手をしていた。まず、対談のコーナーなのに、呼び出さず、延々一人で喋り続ける。どんな話かは覚えていないが、多分「対談、対談ねえ、対談と言いますけど、これ相手がどうしようもなかったら、話にならないですよ・・」的に漫談を続けていたのだろう。
そこでしびれを切らしてざこば登場、客は歓迎、万雷の拍手。舞台中央にきて、座布団に座って深々とお辞儀(舞台中央に座布団を並べてというセットで5組とも)。顔を上げると談志「何しに来たの?」である。
あと覚えてるのは、ざこばが最近出会った大阪での出来事を興奮して喋る。「そりゃ大阪はすごいもんですがな。わたしの車に男が金属バットの様なもの持って、フロントガラスバーンですわ、こっちはうわーってなりますでよ、そしたらもう一回バーンって、それで、横の窓もバーンですわ」みたく、擬音語を多用して喋って、ひと段落。そこで談志「で、何が言いたいの?」。この展開と間が絶妙。ざこば「何が言いたいのって師匠~」。
そんなこんなのところで、加賀まりこが登場して、大阪の男ってこれだから嫌い、話がダラダラして」と追い打ち。強制的にざこばは退場。納得いかない顔をしながらはけるざこばにやっぱ拍手喝采。
野球解説者は誰だっただろう。談志は権藤博さんと仲良しで、彼だったような気もする。対談が終わって袖に帰るときに背中に向かって談志が「中川弓彦が褒めてましたよ」とその解説者が書いた本のことを言ったのを覚えている。なぜか小林信彦と言わなかったのが記憶にある。
そういや、談志が小林信彦に言及したのをもう一回見ている。あれは最後に談志の高座を見たとき。2002年の横浜にぎわい座、5日間の独演会だ。夜の公演としても仕事終わりでよく行けたなと思う。急いで行ったという記憶もあるし、確かゴールデンウィーク中で休みの日は開演より早めにいって街を散歩したりした記憶も。ロビーにはその前の年に亡くなった志ん朝の写真が何枚か飾られており、それを中年女性ふたりが「亡くなっちゃったのよねえ」などと会話していたのを覚えている。
その公演で談志が確か立っての漫談スタイルだったと思うが、「小林信彦がおれのことを自称天才落語家だとか言ってやがる」と吐き捨てていた。志ん朝が亡くなったときの小林のエッセイに談志の名前は入っていないがはっきりとわかる形でそう書いていたのも自分は読んでいたので、ああ、談志もそのこと知ってるのかと思ったものだ

共通テーマ:映画

月曜スペシャル「銀幕の大女優~BS12人の女~」 [映画]

BS12トゥエルビで放映中の「銀幕の大女優~BS12人の女~」 、ずっと半年分の予定しか公開されていなかったが、ようやっと後半分の予定も公開されたので、全部をコピーしておく


月別女優一覧
~今後の放送予定~

2017年

4月 吉永 小百合
「愛と死をみつめて」「キューポラのある街」「映画女優」
5月 香川 京子
「近松物語」 「おかあさん」「まあだだよ」
6月 山本 富士子
「墨東綺譚」「私は二歳」
7月 若尾 文子
「浮草」「最高殊勲夫人」「しとやかな獣」
8月 富司 純子
「あ・うん」「あ、春」
9月 松坂 慶子
「蒲田行進曲」「死の棘」
10月 加賀 まりこ
「乾いた花」「月曜日のユカ」「麻雀放浪記」
11月 岩下 志麻
「秋刀魚の味」「無頼漢」
12月 夏目 雅子
「時代屋の女房」「魚影の群れ」


2018年

1月 岸 惠子
「細雪」「雪国」「黒い十人の女」
2月 浅丘 ルリ子
「愛の渇き」「ギターを持った渡り鳥」
3月 桃井 かおり
「幸福の黄色いハンカチ」「東京夜曲」



共通テーマ:映画

龍三と七人の子分たち [映画]

2015 日本
10/04(水) 19:55 -
BSジャパン|119分

たけしの映画。
たけしがよくやるコントの風味が満載。楽しめた
「アウトレイジ最終章公開記念」とのことで、冒頭にとっても短いインタビューあり。
たけしは「アウトレイジ最終章」宣伝のためか、テレ東で朝に生放送番組出演(一週間限定)とか露出が非常に多くなっている

音楽が鈴木慶一、衣装が黒澤和子

共通テーマ:映画

ナタリー [映画]

2011 フランス
10/03(火) 01:59 -
日テレ1|119分
映画天国

フランス映画の匂いが満載。どこらへんが、と言われれば、会話がフランス語だから。と冗談はさておき。でもフランス語って特別に独特な響きがあるように思える。
パリが舞台。うっすらと喜劇的タッチが裏に流れる恋の話。悲劇的調子はまったくなく、かといって、バカ騒ぎの明るさもない、落ち着いたドラマ作品

共通テーマ:映画

三遊亭白鳥 [映画]

10/2ラジオビバリー昼ズのゲスト
ここで以下のような話をしていた(番組ブログより)
--
「志ん朝小三治二人会」という会が厚生年金会館で行われ、
前座を任された白鳥さんですが、
古今亭志ん朝師匠に「好きなネタやっていいよ」と言われ
「全員自分のファンにしてやる」と鼻息荒く、時蕎麦を披露。

しかし、白鳥さんの時蕎麦は、普通とは違い、
座布団を使って蕎麦をこねる動きをするのですが、
これが古典落語ファンのひんしゅくを買います。
袖を見ると、腕を組み鬼の形相で睨む志ん朝師匠が!

降りたら怒られるとわかっていたので、
15分の出番のところを、25分に引き伸ばしてやってしまい、
当時二つ目の立川談春さんに、
「降りろー無礼者―!」と言われ恐る恐る降りる白鳥さん。

「こんなに引いたんだぞ、ここが海なら潮干狩りできるな!」
と言葉を貰い、救われたそうです。
--
これについてはこのメモブログにも書いたことあるような気がするので割愛

共通テーマ:映画

ロスト・イン・トランスレーション [映画]

2003 アメリカ 評価S
09/30(土) 00:35 -
NHKBSプレミアム|103分

ソフィア・コッポラが監督で、ビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンが主演。
東京が舞台、作品の最初から最後まで日本を離れない(京都の場面がちょっとだけある)。
筋らしい筋はなく、ドキュメンタリー映像に見える演出の作品。内容は「東京を舞台に、倦怠期のハリウッド・スターと、孤独な若いアメリカ人妻の淡い出会いと別れを描く」
ビル・マーレイが演じるキャラクター設定がとても良い。周りで起こる何事をも冷笑気味、というかなんの感情も表さずやりすごし、それにより周りの狂騒がばかばかしく見える。
ダイアモンド✡ユカイが序盤にちょい役
藤井隆が『Matthew's Best Hit TV』の司会者、マシュー南として出てくる。序盤に主人公が日本の大物司会者のテレビ番組に出てくれと言われる場面があり、それがタモリを思わせる名前だった。後半にテレビ番組に出るのを承諾、で出てきたのが『Matthew's Best Hit TV』。序盤に出るように要請されてた番組とは違うのかな

共通テーマ:映画

鬼平犯科帳 (中村吉右衛門) 第4シリーズ [映画]

放映データ
2016/12/12(月) ~05/01(月)「全19話」(第14話「ふたり五郎蔵」(スペシャル)はスペシャルのため放映なし)
BSフジ (月)19:00 -

久々に鬼平を視聴。第5-9シリーズまで見ており、その後BSフジで放映されてるのが第4シリーズ(以降第5~以降のシリーズを放映中)。第1-3シリーズは放映できない事情でもあるのだろうか。

久々に見たので、最初のうちは調子が出ず、1日1話くらいのペース。後半は一日に大量に見るようになった。

(1992年12月2日 - 1993年5月12日、フジテレビ系 水曜20時台時代劇枠)

第1話「討ち入り市兵衛」
蓮沼の市兵衛 - 二代目中村又五郎
松戸の繁蔵 - 下川辰平

第2話「うんぷてんぷ」(原作:「霜夜」)
池田又四郎 - 神田正輝
常念寺の久兵衛 - 六平直政
井関録之助 - 夏八木勲

第3話「盗賊婚礼」
長島の久五郎 - 三代目中村橋之助
一文字の弥太郎 - 三ツ木清隆
鳴海の繁蔵 - 寺田農

第4話「正月四日の客」(原作『にっぽん怪盗伝』)
亀の小五郎 - 河原崎長一郎
おこう - 山田五十鈴

第5話「深川・千鳥橋」

第6話「俄か雨」(原作:「俄か雨」「草雲雀」)(1993年1月27日)(視聴率15.3%)
細川峯太郎 - 中村歌昇
鬼平のテレビドラマは主役の鬼平を4人が演じている各シリーズがある。一時期鬼平の色々なシリーズを間を置かずに続けて見ていたときは、他のシリーズで見たことある話によく気づいていた。鬼平は原作を離れた作品を作ることを原作者・池波正太郎から許されず、従ってドラマ版は同じ話から作られたものが多いのだ。
今回はちょっと時間を置いての視聴からか、なんか見たことあるような、という程度に感じることはあったが、確実に前に見た話だという風に感じることはなかった(見たことある話がなかったのかもしれない)。しかし、これは始まった瞬間に思い出した。というより、前に見た話どころか、前にこれ見ているぞと思った。というのも細川峯太郎(中村歌昇)にはっきり覚えがあるのである。でもこのシリーズ
(吉右衛門版第4シリーズ)は初見なはずなのでおかしいなあと。で、細川峯太郎(中村歌昇)についてはなにかブログに特記事項として書いた覚えもあり、調べてみると「萬屋錦之介版第2シリーズ」に記述があった。なるほど、そういうことか。その版ではその後、細川峯太郎(中村歌昇)はレギュラーにまでなるのだが、今シリーズでは、今話限り。ただし、中村歌昇は後のシリーズでレギュラーになっている。重要な役、つまり、レギュラーシリーズ後期である第7シリーズ以降の与力役、で出ているのだがあまり覚えがない

第7話「むかしなじみ」

第8話「鬼坊主の女」(原作:「にっぽん怪盗伝」)
お栄 - 光本幸子
鬼坊主清吉 - ガッツ石松
六太郎 - 森川正太
左官の政次郎 - 丹古母鬼馬二

第9話「霧の七郎」
上杉周太郎 - 原田大二郎

第10話「密偵」
弥市 - 本田博太郎
弥市は佐嶋の密偵。二人でじっくり話す場面でふと「仕舞人」コンビだということを思い出した。
当時本田博太郎が俳優としてどのくらいの格だったかわからないが、演技をじっくりと見せる大物扱いだった

第11話「掻掘のおけい」
砂井の鶴吉 - 沖田浩之

第12話「埋蔵金千両」
おてい - 中島唱子

第13話「老盗の夢」
蓑火の喜之助 - 丹波哲郎

放送なし 第14話「ふたり五郎蔵」(スペシャル)(1993年3月31日)(視聴率14.4%)
暮坪の新五郎 / 弥矢の伊佐蔵 - 菅貫太郎
伴助 ‐ 嵯峨周平
長尻のお兼 ‐ 宮田圭子
戸祭りの九助 ‐ 高峰圭二
おみよ ‐ 野平ゆき
髪結いの五郎蔵 - 岸部一徳

第15話「女密偵・女賊」
佐沼の久七 - 小林昭二

第16話「麻布一本松」
市口又十郎 - 村田雄浩
このシリーズでこれまでほとんど活躍のなかった木村忠吾が主役の喜劇的要素の強い回

第17話「さざ浪伝兵衛」(原作:『にっぽん怪盗伝』)
さざ浪伝兵衛 - 又野誠治
砂堀の蟹蔵 - 織本順吉
政吉 - 高良隆志
役者小僧市之助 - 趙方豪
おだい - 清水ひとみ
小田原が舞台。馬追の政吉が父親の仇を狙う因縁ものなのだが、クライマックスの意味がよくわからなかった。
さざ浪伝兵衛が逃げ回ってる盗賊。砂堀の蟹蔵は伝兵衛の昔の仲間でもあり、以前は名を轟かしていたが今はほぼ引退の身の盗賊。蟹蔵のもとに伝兵衛は逃げ込む。政吉は蟹蔵の命を受けて関所破りの仕事で小遣い稼ぎ。
伝兵衛と蟹蔵は思い出話として人生で最初に殺した人間の亡霊を見るという話になる。ところがふとしたことから政吉が父の仇を探していることを蟹蔵が聞き、しかもそしてその相手が伝兵衛だということを蟹蔵は悟る。とここまではわかったが、最後は政吉が伝兵衛を盗賊改めに差し出すという活躍をするのだが、父の仇と知ってのことなのか知らずのことなのか・・・。

第18話「おとし穴」(原作:「あばたの新助」)
佐々木新助 - 中村梅雀
文挾の友吉 - 小野武彦
他に日高久
中村梅雀は同心の役。顔ににきびというかシミというかが両頬に薄くではあるがたくさんあり微妙に気持ち悪い。実直さの表現だとは思うが。
伊三次(三浦浩一)登場回。今シリーズではいたって少ない。ほかの密偵に比べて顔が地味なためか、覚えておらず、今回登場の場面では、新しい密偵かと思ってしまったほどだ。
沢田小平次(真田健一郎)登場回。上とは逆に今シリーズの登場頻度、とても多い。主人公になる回はないが、同心の中で二番手くらい、佐嶋、酒井、木村忠吾の次あたりの役で台詞も多く、登場場面も多い。

第19話「おしゃべり源八」
久保田源八 - 佐藤B作






共通テーマ:映画

アルティメット [映画]

2004 フランス
9/3 イマジカBS 無料

(原題: Banlieue 13, 英題: District 13)で「13街区」「第13地区」というような意味。作品で舞台となっている地区名。
続編が2009年に作られており、それは邦題『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』(原題: Banlieue 13 - Ultimatum, 英題: District 13: Ultimatum)となっており、第1作の邦題「アルティメット」が原題のほうに取り入れられているのは偶然だろうか。

ヴァイオレンス・アクション。こういったものは需要があるのはわかるが、好きではないのであまり見ておらず、これがどのそのジャンルの中でどれほどのもんかわからんが、まあ面白かった。ノンストップでアクションが続くあたりは、「ソルト」だとか「スピード」を思い出す。また世界観は近未来で暴力が支配する街というもので、俺はよく知らないので的外れかもしれないが、まんがの「アキラ」なんかの世界観もそのようなものだと聞いたことがある。
登場人物の心情みたいなものを極力排除し、乾いた味わいのする作品。一般的な勧善懲悪ではないけども、作品内の善玉、悪玉ははっきりしており、ストーリーはそれに沿った意外性のないもの。
アクションはそれなりにすごい。とくにオープニングからの主人公が逃げ回る場面、CGなのかスタント使ってるのかわからんが、彼自身の躍動する肉体で、ビル内を走り回り、屋上を駆け回り、隣のビルへ飛び移り、というところはすごかった。

共通テーマ:映画

アイデンティティー [映画]

2003 アメリカ
9/6 WOWOW無料

サスペンスもの
見終えて改めてタイトルを見て、なるほど、だから「アイデンティティー」というタイトルかとわかる
序盤は登場人物が立て続けに出てきて、それぞれの目線からその事件が語られる形で登場人物の把握ができないと理解しづらいが、そこまで複雑でないので最後まで一回見れば理解はできる。でもなあ、意外感のあるトリックだけど、ちょっと反則気味。田舎のモーテルにそれぞれの事情から10人が集まり(そこの支配人を含め11人)、そこで一人ずつ殺害されていくという話。しかし終盤になって明かされるのが、そこで起きていた事象はすべて一人の多重人格者の頭の中の出来事というトリック。ということでいいんだよな、その本編のほとんどで描かれている一人ずつ殺害されていくあの事件はひとりひとりがそれぞれ多重人格者の一つの人格ということで、その頭の中で行われていることを、再審理の場で話しているということで。
その中の一人がマルコムという死刑囚であり、先に話している多重人格者その人でもある。
再審理というのは、肉体は確かに殺害を犯したが、多重人格であり、そこまでマルコムが責任を負うべきなのかというような話で、上記ストーリーが展開され、殺人を犯した人格も彼の中で葬られたことがわかり、死刑は取り消され、入院という措置になる。このとき発せられる言葉が、10人中9人が殺され、殺人を犯した人格も殺されたということ。ここでおれははて? と思った。11人いたけど、と。で、子供はその夫婦の人格の持ち物という程度で省かれるのかなと思ったのだが、ここにラストにつながる布石。生き残った人格であるパリスが夢であった農園で働いていると、その省かれたように見えた子供ティミーが現れ、パリスを殺しにかかる。ここもマルコムの頭の中の出来事であり、パリスを殺すことによってティミーの人格だけがマルコムに残る形となり、マルコムは護送車内で医者と運転手を殺し・・・というエンディング。ティミーが殺人を犯した人格であり、それを見落としていたというような結末ということかな

共通テーマ:映画

リベンジ・マッチ [映画]

2013 アメリカ
3/23 NHKBS

シルヴェスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロ主演のボクシング映画。と聞いてシリアスなものを予想していたが、なんだ、コメディか。まあ、考えてみれば、このふたりでこのテーマでシリアスなものはやりづらいか。
往年の名ボクサーで好敵手だった二人、ビリー・“ザ・キッド”・マクドネン、ヘンリー・“レーザー”・シャープをそれぞれが演じる。二人はもう老齢になっており、テレビで特集されたことをきっかけに、ゲームの企画を彼ら二人と因縁のあるプロモーターの息子が持ってくる。このプロモーターの息子というのがコメディ精神満載でいい味を出していたな。ケヴィン・ハートという人。
そのゲーム用の撮影で久々に顔を合わせた二人が乱闘騒ぎを起こし、それが動画でユーチューブに流され大評判になり、ならばと30年越しのリベンジマッチが企画される、という流れも良い。
そしてラストのボクシング場面のところはスターローンのボクシング映画と聞いて見てる側が期待するようなそれなりにシリアスな展開になる。
ロッキーへのオマージュらしき場面もいくつか。生卵を飲むシーン、吊るされた肉を殴るトレーニングの場面(トレーナーにそんなもん殴るなと止められるのだけど)、あとストーリーにある右目が効かないというのもロッキーにあったような気がする。
スターローンのロッキーはもとより、デ・ニーロのほうも「レイジング・ブル」というボクシング映画の名作があるらしい、こちらはおれは知らないのだけど。クレジットで「ロッキー」と「レイジング・ブル」が出てきて、どういうことかなと思ったが、今作で二人の若いころのボクシングシーンがあり、それがこの二作から取られているらしい。
ストーリー的に難をいえば、右目が見えなくて、トレーナーに止めるよう言われ一度は試合を断念したシャープ。これがやっぱりやるんだとなるのはいいんだけど、止めるように言ったトレーナーはどうなるかと思えば、次の場面でもうトレーニングをしてる彼の脇にトレーナーがついているのだ。ここは二人の間でもう一度会話があってほしいか(いや、よく見ればそのトレーニングの場面で「やれるのか」とか聞いてるからそれがその場面なのかな)。ちなみにプロモーターに対しても試合は止めるよという場面がありながら、やっぱりやるよの場面がないのはちょっと雑。

音楽はポピュラーミュージック(ソウル系、ロック系)がたくさん。中に当時新曲だったストーンズの「ワン・モア・ショット」がある。この曲は最後にも流れる主題歌のような扱い(「ような」というのは、最後のクレジットのところで最近の映画は数曲かかるが、ここでも3曲ほどかかるから)。この最後にかかるところはちょっと面白い演出で、本編が終わり、暗転したところでイントロが始まるが、数秒で終わり、テロップで「3か月後」とあり、ちょっとした後日談。最後音楽がかかるが、また数秒で止まり、もうひとつおまけのコント、そして、再度音楽が流れ、メインのクレジット(この曲はそのメインのクレジットの間だけですぐ終わり、その後スタッフ&キャストの全クレジットのところでは別の曲)。おまけのコントのところは流石という感じ。この手の映画だから有名人が出てくるだろうと思っていたが、ここでタイソンとホリフィールド、二人に君たちもリベンジマッチやってみようよとけしかけるのだ。耳噛み事件なんかも織り交ぜ、最後はホリフィールドがどうしても承諾しないところに、「じゃあハングオーバー4」に出させてあげる」という提案にホリフィールドが承諾するとタイソンが怒りだすというもの。ハングオーバーはタイソンが3作中2作に出ている。
タイソン、ホリフィールド以外にも有名人のカメオ出演はあったのかな。自分はわからなかった。最後のクレジットにはLLクールJの名があったな。リングサイドでの解説してる黒人はだれだろう。

共通テーマ:映画