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時代屋の女房 [映画]

1983 日本
12/04(月) 19:00 -
BS12トゥエルビ|115分

「銀幕の大女優~BS12人の女~」、今月は夏目雅子特集で、二本。今作と「魚影の群れ」。
今作は1983年の作品で監督は森崎東。
「居酒屋兆治」をちょっと思い出していた。今作で同じような構図の居酒屋で飲む場面が頻繁に出てくる。同じ作家の作品だったかなと思ったが違った。今作は村松友視が原作。ついでに「居酒屋ゆうれい」なんてのも思い出したが、これも原作は違う人だった。製作会社も監督も違うか。
群像劇風に主人公以外の登場人物の取り立てて劇的でもないエピソードが頻繁に入ってくる。ストーリーを展開する上ではむしろ不要なものなのだが、そういうところから雰囲気を作るという手法だろう。うまくいくと「細雪」のようになる。「細雪」のほうはむしろストーリーはあまり重要でないが、こちらは、それなりに筋の通った主人公ふたりのストーリー展開はある。「居酒屋兆治」もたしか、主人公以外のエピソードがふんだんに盛り込まれていたと思う。
80年代だなあと感じる部分も多々あり、古臭く感じる。達者な役者が多数出ているが、うまいというより、うまさを見せつけるようでちょっと癇に障る箇所もあった。それは渡瀬恒彦だとか津川雅彦とかに感じた。

ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 [映画]

2012 イギリスなど
12/05(火) 02:09 -
日テレ1|109分|7倍録
映画天国

良い作品なんだろうけど、良い作品風の雰囲気が続くだけで、しばし退屈。自分にはそれ以上の印象は得られなかった。
17歳の少女二人のこの年齢特有のいら立ちや純真さなんかを描いたもの。オープニングで「1945、広島」のテロップとその情景。これは主人公が生まれた年であり、その後作品の中で核戦争が近づく世相と主人公がそれへの反対運動にのめりこむという展開だからだ。
その1945年に隣り合うベッドで生まれた二人、ジンジャーとローザが主人公で、二人はずっと親友でいた。そして時は経て、1962年というのが作品の舞台。
音楽ではモダンジャズがたくさんかかる。例えば「テイク・ファイブ」とか。多分この時代あたりに作られたもので登場人物がよく聞いていたという設定(レコードをかける場面がたくさんある)。あ、リトル・リチャードのTutti Fruttiもかかったな。

作品で核戦争反対運動を普通の話題として語るのだが、当時核戦争の恐怖というのはかなり一般の人にも切実な話だったのだろうか。その運動が戦争を止めるのだという傲慢さは鼻につくが。

ラストではローザとジンジャーの父親が恋仲になり、ジンジャーの母親が自殺未遂※を起こし、というまあありきたりともいえる展開。ここらもつまらない。※ジンジャーの母親がなにをやったかよく見えないのでわからない。ただ周囲の人が騒ぎ病院へ入れられるので、手首を切るみたいなことやったんだろうと思う

フランス、幸せのメソッド [映画]

2011 フランス
11/28(火) 01:59 -
日テレ1|120分
映画天国

座頭市に飽きたので映画に戻る
びっくりさせられた。良悪、どちらか判断がちょっとつかない。
まず、日本語タイトルや紹介文でこんな作品かなと予想し、その予想に沿ったような展開が後半に入るまで続く。ちなみにウィキには「コメディ」とあり、それもいくらか肯ける笑いを起こすような演出もいくつかある。
予想とは、すなわち、勤務先の工場が閉鎖され無職になったシングルマザーのフランス(タイトルのフランスは主人公の名前)とデリバティブを駆使するファンドマネージャーのステファン、ステファンの許に家政婦としてフランスは雇われ、最後二人が結ばれる恋物語かと。
そしてその予想通りに話は進んでいく。途中でロイ・オービソンの「プリティ・ウーマン」が流れるが、ここは映画「プリティ・ウーマン」を意識しているように思う。フランスが家政婦の仕事に加え、前妻から押し付けられたステファンの息子アルバンの子守も頼まれ、その報酬が破格(1日100ユーロ)だったことに喜び、娘を連れスーパーで大量の品をかごに入れながら踊りまくるという場面で、それは流れるのだが、映画「プリティ・ウーマン」でもその曲が流れる中ヒロインが買い物をするという場面があったように思う。そして背景はまったく違うが大金持ちの男が貧乏のどん底にいるヒロインを見初めるという展開にも共通点があり、それゆえ、先の予想の通りの展開と思えた。
しかし、作品の終盤で一気にそれまでのムードが一変する。予想通り二人が結ばれた翌朝、ベッドの中での会話でフランスが閉鎖された工場について話すと、ステファンは「それおれが空売り仕掛けて潰してやったんだよ、ガッハッハ」とデリカシーのないゲスは発言。さらに、アルバンを公園で遊ばせようと連れ出す際に、ステファンが電話で友達に「今度雇った家政婦とヤっちまったよ、これが面白いんだ、今度詳しく話すよ、ガッハッハ」とまたもやゲス発言。
これに触発されフランスはアルバンを自分の家に連れ去るという、誘拐行為を起こすのだが、そのゲス発言二連発にすぐ激怒して、子供を連れ去るわけでなく、いくらかの展開がある。フランスは娘に電話をしているうちに、泣き出してしまい、そのドタバタの合間にアルバンを見失う。フランスはステファンにそのことを報告しながら探し回る。とここまでは誘拐の意図はないのだが、アルバンを見つけ出すと、ステファンが「見つかったか」と叫んでいる電話を切り、連れ去ってしまうのだ。
この過程を見ていた時は、こんな残り時間の少ない終盤にこんな展開にしてどう収めるだろと思ってしまう。それでもハッピーエンドに持っていくなら、ステファンがフランスの自宅までアルバンを連れ戻しにやってきて、そこで謝罪して二人は結ばれるって展開か、でもあんなゲス発言しておいて、そんな風に収めても無理やりにしか思えないな、などと思っていたのだが。
だが、ハッピーエンドではなく、二人は結ばれるという展開でもなかったのだ。
フランスはステファンに「警察(すでに通報してある)には子供は見つかったから解決したと連絡しろ」と言い、ステファンはそれを飲む。
が、警察は動いていて(なぜだろう、ステファンの要望か)、フランスは自分の街で逮捕される。それを見たステファンがフランスを釈放するよう警察に頼もうとする場面があるから、ステファンの要望ではないように思える。
そこに閉鎖された工場の労働者たちが集まってきて、フランスを乗せた警察車両を囲み、またフランスの娘が、ステファンを指し「あの男が工場を閉鎖させたのよ」という言葉に労働者が反応し、ステファンを追い回す。
えー、どうなるのこれ、と思っていると、警察車両の中のフランスが次第に笑顔になっていき、えー、なんでここで笑顔? と思っていると、なんとそこで終了。
なんとも話の終わってない感じの強いエンディング。

ウィキのストーリーのところに「ある朝、ステファンの元妻メロディが彼の家を訪ねるが、2人の息子アルバンを押し付け、そのままタイへ行ってしまう」とあるが、メロディというのは後半で出てくるステファンの元彼女ではあるが、アルバンの母親ではないと思われる。アルバンの母親がメロディだと話がおかしいところがいくつも出てくる

FROG RIVER [映画]

2001 日本
11/19(日) 15:00 -
TOKYO MX2|94分

なんというか、若い人たちが酒を飲んで盛り上がったアイデアで作ってしまった映画という感じ。よくわからないけど、アリガチな感じ。
主演が加瀬亮という人で、そこが売りらしいが、名前聞くのも初めてなような気がする。尾野真千子がまだ若くきれい。
監督が伊志嶺一という人(「ANIKI」という名義もある)で、2週前のこの枠「カスタムメイド 10.30」の人で、キャストとしては小倉一郎がどちらの作品にも出ている。
この作品については検索してもウィキがなく、大きな映画レビューサイトには少ししか載っておらず、とまあそういう作品。
まあ、それはそれとして。。。

冒頭からびっくり。レコード屋(主人公が働く店)が出てきて、その外に「珍屋」とある。あれっ、これ「珍し屋」じゃんかと。よく行っていたわけでもないけど、記憶にはある店で、たしか国分寺の駅から向かって右側へ坂を下りたところにあるはず、などと思い出す。いや、結構通ったような気もする。そしてその後「ほら貝」という酒屋が出てきてさらにびっくり。こちらはほんの1、2回行っただけか、もしくは勘違いか。
自分の地元ではなく、大学時代の友人が住んでいた関係で時折遊びに行ってた程度なので、そこまで思い出深い場所というわけではなく、かすかに覚えてる程度ではあるが、それでもびっくり。
作品舞台である大学はクレジットによると武蔵野美術大学とのことで、この監督の出た学校。だからこそここを舞台にしたのだろう

座頭市物語(テレビドラマ) [映画]

放映データ
2017年6月~ BSフジ

テレビドラマ版の「座頭市」である。シリーズは全部で4本ある。

座頭市物語(1974年、フジテレビ)全26話(当作品)
新・座頭市 第1シリーズ(1976年、フジテレビ)全29話
新・座頭市 第2シリーズ(1978年、フジテレビ)全19話
新・座頭市 第3シリーズ(1979年、フジテレビ)全26話

レギュラーは勝新太郎が演じる座頭市のみ。市が旅の先々で活躍するという内容で、そういう意味では「木枯し紋次郎」のような作りと言える。
オープニングとエンディング
オープニングで監督など一部スタッフとキャストのクレジット、エンディングではスタッフクレジットだが、後ろに流れる映像と音楽は定まっていない。音楽がないときもあるし、映像がブラックスクリーンのときもある。また、オープニング、エンディングの映像は旅の途中で道を歩く市というものが多いがそれ以外もある。それらは各回のストーリーにそのままつながるものである。
オープニングクレジットでは最初に「制作 勝プロダクション」と出る。第1回は「制作」だが途中から「製作」になっている。
主題歌は勝新の歌う「おてんとさん」で、各話で一回流れるが、これもどこで入るか定まっていない。オープニング、エンディングで流れる際もあるし、話の途中で流れる回もある。
全体的に冗長に思える。これは多分以下のような理由。一つの場面を長めにして、演技をじっくり見せるような演出が随所に見える。
ギャグが随所に出ている。大して特徴的なものでもないと思うが、受ける側の印象はかなり独特。大物俳優が道化るというのはよく見られることでそれらは大抵あまり面白くない。ここでのそれはそういう範疇なのだと思う。だが、勝の表に出ているパーソナルキャラクターと相俟って微妙に面白く感じる。
メクラが主人公でありそれを演じているという構成だがこれって障碍者をバカにしているとかいう批判は当時はなかったのだろうか。歩く動作、食べる動作どれも下卑ていて、まあそこを描いたから人気作だったのかもしれないが。
あと市の一々の所作がビートたけしのコントの動きのようでおかしい。時代的にたけしのが後であるが、影響を受けたというような話は聞かない。後年たけしが「座頭市」を作っており、そのときに色々語っていたのだろうと思う。
殺陣はテレビ受けするような演出がふんだんに取り入れられている。例えば第18回では温泉の中で殺陣が始まり、温泉が血で染まるというような。

話数 監督 ゲスト出演者
1
森一生
中村翫右衛門、津川雅彦、土田早苗
地震速報テロップ
2
黒田義
中村玉緒、小松方正、今井健二、坂上忍
3
勝新太郎
北大路欣也、今出川西紀、江幡高志、チャンバラトリオ
4
三隅研次
太地喜和子、峰岸龍之介(峰岸徹のこと)、藤原釜足、須賀不二男、草野大悟、山本一郎
5
安田公義
黒沢年男、市毛良枝、常田富士男、松山照夫
6
田中徳三
朝丘雪路、成田三樹夫、長谷川明男、藤岡重慶、笑福亭仁鶴
7
田中徳三
石原裕次郎、山本麟一、苅谷俊介
苅谷俊介は端役。ウィキを見ると、この年に石原プロに入社したとある
8
勝新太郎
十朱幸代、山城新伍、高木均
9
勝新太郎
植木等、浜木綿子、遠藤太津朗
最初にメクラの「下卑」た所作というようなことを書いたが、それが最高潮になる見ていて嫌になる作品。植木等もメクラで「座頭の市」を名乗っており(といっても作品内でメクラの座頭はみな市と名乗ると説明されてる)、市とは旧知の仲。だが植木のほうはまったく剣ができず、座頭市を騙っているという形。これがやくざにばれて虐められるという場面が最後のほうにあるが、これが悲惨で見ていられない
10
田中徳三
中村光輝、神山繁、中谷一郎、弓恵子、田子ノ浦親方
相撲取りの話で、市と知り合う廃業した若い元相撲取りがどこかで見たような顔。誰だっけ誰だっけとなる。最近見たような気がするし、これは昔のドラマだから、最近の俳優に似ている人がいたのかも、とか、俳優じゃなくてお笑いだったかな(イジリー岡田が思い浮かんだ)とか。
ウィキ見てようやくわかった。中村光輝がそれで、彼は「三代目 中村又五郎」、鬼平での細川峯太郎役の人である
11
黒田義
本郷功次郎、木村功、石橋蓮司
12
倉田準二
春川ますみ、蟹江敬三、佐山俊二
13
井上昭
原田芳雄、小池朝雄、浜田寅彦、阿藤海
14
勝新太郎
大谷直子、岸田森
15
森一生
松坂慶子、西村晃、下條アトム
柳家かゑる(後の鈴々舎馬風)、立川談プの名あり
16
勝新太郎
辰巳柳太郎、梅宮辰夫
17
森一生
井川比佐志、小林勝彦
日高久がいつもどおりちょい役
18
黒田義之
中村賀津雄、海原千里・万里
海原千里・万里はもちろんコメディリリーフ
19
井上昭
藤田まこと、織本順吉、浜村純、真野響子、河原崎建三
かなり豪勢なゲスト
日高久がチョイ役
地震速報テロップ
20
森一生
ミヤコ蝶々、山本圭、佐藤慶、石山雄大
近隣の二つのやくざの息子。当時は仲が悪くなく、息子たちは家を交換して育てられた。月日が経って対立し合う二人の物語。山本圭、佐藤慶がそれぞれを演じ、また、ミヤコ蝶々は女親分、山本圭の母親であり、佐藤慶の育ての親の役。
どういう結末になるのか興味を惹く妙味のあるストーリー
21
井上昭
林与一、小川知子
22
黒田義之
田村高廣、田中邦衛
ここまででベストか。田中邦衛に尽きる。田中邦衛は絵に描いたような悪徳やくざの親分をテンション高く演じる。
中盤、市がそのやくざに一矢を報い、やくざが市を酒席で接待するという場面が最高。市も親分も周りの子分も笑いながら大騒ぎ。なのだが、市は意地悪く笑いながら注がれた酒を相手にぶっかけ、周りにぶちまける。親分はそれでも市にヨイショする。ここらは双方本当に嫌いあってるようで楽しい
田村高廣はそのやくざに雇われてる元関八州廻り役の用心棒で市が仲良くなった子供の父親でもある。
市の敵役かと思いきや、なぜか親分に反感を持ってる様子。そして最後には市を斬れという命令に背き親分を斬りにやくざに殴り込み。田村高廣に敬意を表してか、クライマックスの殺陣に市は参加せず、外で推移を探っているだけ。
結局田村高廣のほうは落ちぶれて用心棒になっているが、立ち直りたいと思い続けていた男というありがちなキャラクター
23
勝新太郎
浅丘ルリ子、加藤嘉、吉沢京子、石橋蓮司、松平健
松平健はキャストクレジットで(新人)となっている。
ウィキ--
1974年(昭和49年)に勝新太郎が主宰する勝プロダクションに入り、勝の付き人を経験する傍ら、1975年(昭和50年)に勝主演の『座頭市物語』に出演した
--
異色の作品。一つの場面が長めでじっくりと演技を見せる演出が全編に渡っている。それゆえストーリーの中身は短い。
瞽女の話、これは必殺でも何回か取り上げられていた。瞽女は男を作ることは御法度で、そうなると仲間外れにされてしまう。そのはぐれ瞽女が浅丘ルリ子、恋の相手が松平健、彼の父親で瞽女の後見を務める庄屋の大旦那が加藤嘉、その大旦那に息子の恋の相手であるはぐれ瞽女を殺すよう依頼されてるのが石橋蓮司
24
安田公義
芦屋雁之助
真田健一郎が藤森達雄名義で出演
25
黒田義之
近藤正臣、新克利、真木洋子、渡辺文雄、今井健
26
三隅研次
中村鴈治郎、竹脇無我、由美かおる、中尾彬
最終回だけに趣の異なる作品。市が生まれ故郷に帰り、寺の和尚さん(中村鴈治郎)と再会。和尚にこの地に残り真っ当な人間になるよう諭される

シャークネード [映画]

2013 アメリカ テレビ映画
BSスカパー!2017/11/11(土)

サメが出てくるパニックもの。ではあるのだが、なんともバカバカしい。内容から推測するとおバカなB級カルト作品なのかと思う。作品の紹介を放映前後にしており、そこからもなんとなく伝わる。「アサイラム」というところが製作しており、この局ではアサイラムアワーと名付け、その似たような作品群を放映するのだそうだ。

パニックものと想定しながら見ていたが次のような二点で全然怖くない。まずは恐怖の対象がなかなか姿を現さず段々と恐怖が迫るというお決まりのパターンでなく、序盤から恐怖の対象であるトルネード、そしてサメがその全貌現してしまい、ちっとも怖くない。
また現実感が余りにも希薄。たぶん製作陣はこのアイデアを見せたかったのだろうけど、サメがトルネードに巻き込まれ空を飛ぶ、なんていうのがその典型。
なぜか連続ドラマの総集編を見ているかのよう。描かれてる作品内時間は短時間、一日の出来事なんだろうけど、話があまりにも都合ようく進みすぎ、主人公が移動するたびに事件が起きる。
海辺でコーヒーショップかなんかを経営している元サーファーが主人公。そこが序盤でトルネードに襲われると、家族を助けに行くという展開なのだが、高台にある家に着く。外は大雨で、低いところは水害だが、ここまでは来ていない。早く逃げろと妻、娘に言うが、彼女たちに危機感はない。とそこへトルネードが襲い、ついでにサメも登場。娘の彼氏が食い殺される。主人公がそこへ着くのを待っていたかのよう。これは、この後の息子の学校へ助けに行くときも同じ展開。
またその高台の家から出て低いところへ戻ってもそこの水害は大したことない。じゃあなんで高台にある家が水に襲われるのかもよくわからんし、家から出発するとその家は水の重みだかで潰れてしまう、というのもなんだかなあ。
その後も、主人公の都合の良い感じに話は進んでいくのだが、ラストは思わず噴き出した。と同時に、そういう意図(笑わせるという意図)があるのだろうと思う。そしてここらへんがB級カルトと推測される部分。
娘を助けようとチェーンソーをもってサメの口の中へ飛び込むというところであっけにとられる。で、これはたぶん腹の中から生還するのだろうと思っている、それはその通りなのだが、さらに、その中からさっき空中(ヘリ)でサメに食われたヒロインが出てくるのだ。
いや、さっきサメに食われたんだし、主人公が口の中に入っていたそのサメが同じ個体である可能性はあるけどさあ、作品内時間にして短く見積もっても20分前の出来事で、位置的にも結構離れてるはず。なんでそんなに都合よくいく?
さらにもう一つ白けるというかいい加減というか、一般庶民であるその主人公がなぜか使命感に駆られ、そのトルネードと対決するのか、国や州のなんらかの部隊が対処に当たってるだろうに、そういう部分は一切出てこない。普通の庶民なら、なんでおれがこんなことやるんだ、やらなくちゃならないにしても、警察はなにをやってるんだって気にもなるってーの。しかもトルネードと対決して制してしまうのだ、その方法は爆弾をトルネードの中に投げ込むことによって。苦笑いしか出てこない。

グーニーズ [映画]

1985 アメリカ
11/03(金) 13:00 -
NHKBSプレミアム|115分

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮。子供向け冒険ファンタジー。
スピルバーグの作品は見る前に軽い徒労感を覚える。まあそれなりに面白いものばかりなのだが、今さら見る気にならない子供向け(例えば今作のような)とか、一方かなり仰々しいテーマ(戦争もの)のものとか。どちらも見ると感心するのではあるが。
これは作品としてはもちろん知っている(シンディ・ローパーの主題歌が大ヒット)が、見るのは初めて。まあ名作なんだろうけど、やっぱ今更感。さすがに、こういうテーマのものは自分には合わないかな。
でもこれを見ていて思い出した「スタンド・バイ・ミー」なんかは大人でも見れるような気がするな。スピルバーグの「E・T・」なんかも見るに耐え得るように思う。それらに比べると、ちょっと一段落ちる感じがする。

シンディ・ローパーの主題歌のPVがこの映画に沿ったものだそうで、つべで見てみた。彼女がこの作品に沿った感じの冒険をする感じになっており、途中でこの映画のメンバーと出会う(その場面の後に、映画からの映像がいくつか流れる)という内容になっている。途中なぜか洞窟の中に屋台のようなものがあり「刺身」という文字が出てくる。

亀は意外と速く泳ぐ [映画]

2005 日本
11/12(日) 15:00 -
TOKYO MX2|100分

上野樹里主演
変な感覚のコメディ作品だが、まあありきたりの「変」さ加減である。でも面白く見れた。多分これは上野樹里の演技のせいだろう。
なぜか満島ひかり主演の「川の底からこんにちは」を思い出した。どちらもありきたりの「変な感覚」のコメディで、また見どころの主な部分は主演女優の演技。なのだが、わりにこの二作品の出来と言ったらいいか、見終えた後に残る感覚は異なっており、悪く言うわけではないが、こちらの作品は素人っぽさ、インディーズ感覚があり、あちらのほうはプロっぽさを感じる。製作体制や製作費の問題だろうか。といってもどちらの作品についてもその製作体制について知ってるわけではないが。

平凡な主婦がなぜかスパイ組織に入ることになるという話で、そのスパイ組織はまったく緩いもので、また目的もはっきりしないという展開。ここらへんは、例えば星新一や筒井康隆の小説によくあるような覚えがある。「新宿コンフィデンシャル」なんかそんな作品ではなかっただろうか

シン・ゴジラ [映画]

2016 日本
11/12(日) 21:00 -
テレビ朝日|140分

流石、あれだけ評判が高かったのもわかる出来。すごい。
放映を終えたばかりだが、これの前に見ていた「亀は意外と速く泳ぐ」を見終えたとき、ちょうど放映が始まったばかりくらいで、まだ映画を見る気力もあったから、何気なく追いかけ再生で見始めたが、一気に見終えた。
この作品は公開当時あまりにも評判になっており、まったく興味のないおれでもいくつか記事を読んだ。まあその当時読んだ評判どおりだし、内容も当時の記事で分析されていた通りだ。
また見終えて、色々細かいところをマニアックに考察したくなる気持ちもわかる
これまでゴジラに何の興味もなかったが、これならほかの作品も見たくなるような気もするが、この作品はほかの作品とかなり違うものなんだろうと想像でき、その部分こそが自分が面白かった部分でもあろうと思う。
でもそれにしても、初期の第1作だとか評判の高い作品、また近年の作品なんかはどんなつくりなのか見てみたいものだ。
今回見る前に読んだ記事で初めて知ったが、長谷川博己と市川実日子は「小さな巨人」で夫婦役だが、多分、この作品の評判からキャスティングされたのだろう

上映時間は119分とのことでカットはあったのかどうか微妙だけど、「「シン・ゴジラ」小出恵介出演シーンをカットして放送」との記事が出ており、これは放映時間との兼ね合いでなく、カットが行われていた模様

エディット・ピアフ~愛の讃歌~ [映画]

2007 フランス
11/11(土) 19:00 -
BS12トゥエルビ|150分

エディット・ピアフの伝記
エディット・ピアフについてはほとんど知らない。作品の邦題である「愛の讃歌」についてもあの曲かな~と少し思い出すメロディがある程度(作品の中で流れているので確認できたが、その頭にあるメロディというのは確かに正しかった)。日本人の誰かが歌って有名なんだっけ。
こういう伝記ものはその対象の人を知ってるかどうかで印象がずいぶん違うのだろうと思う。
彼女の周囲の人の中でどれが重要な人なのか、こちらはよくわからないから、短く描かれるエピソードなんかは重要性がよくわからない。生涯が描かれており、少女時代は子役がやっているが、20代以降は同じ人が演じている。主人公はわかるが、例えば若いころに出会い、生涯つき合うようになる人なんかは、その若いころの出会いの場面で、それが生涯つき合う人であり彼女にとって重要な人物であるということがよくわからず見ているのだが、これが対象が知ってる人だと違った印象になるのだろうと思う。

子供時代から順に描かれるいると同時に、晩年の姿が挟み込まれているという編成。冒頭も晩年であり、1959年にステージで倒れるという場面(亡くなったのは1963年)。
終盤は色々な場面、亡くなる前夜だとか、晩年のインタビューの様子、1960年のオリンピア劇場での公演、さらに亡くなる前夜の場面から少女時代以降の回想などが、切り替わる構成で、それもその一つ一つが短めなので追いかけるのが大変だった