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志ん朝 落語家としての生涯 [読書]

2014.10.30河出書房ムック
活字を読むのが苦痛だ。それほど分量のあるものでなく、また読解に苦労する類のものでないこの本を読むのに2週間もかかった
内容は2014年に採録した落語家へのインタビュー。談志の志ん朝が亡くなったときに発表したエッセイや東京人に発表された志ん朝が亡くなる直前の志ん朝とこぶ平の対談、さらに志ん朝の元気な頃の対談がいくつか、志ん朝が亡くなってすぐに発表された何本かのエッセイ。談志のものはそのまま再録だろうか、東京人の対談のほうは、雑誌に掲載されていない部分も追加してのもの。この対談は2001.7.26に行われたものだそうで、志ん朝がまだ癌の宣告がされていなかった時期のものだろう。またこの日の志ん朝の様子も描かれていて興味深い。

世界を戦争に導くグローバリズム [読書]

2014年 中野剛志・著
集英社新書

日本にとっては目を背けたくなるような将来展望が書き連ねられている。すなわち中国の勃興とアメリカの衰退。中国の拡張政策がうまくいかない可能性(中国がひどい国でどうせ没落していくみたいな話はネットにいくらでもあるが、そういう可能性がないではないというようなこと)についてもほんの数行書かれているがそれは主眼ではない。また日本はどうすればいいのかということについても最後のほうに数行書かれているがそれも主眼ではないだろう。
最近、日本への楽観論や過剰評価の言説、それの逆の周辺国への過小評価の言説があふれており、それに多少嫌悪感や警戒もありながらも影響を受けている自分としては、冷や水をかけられるような思いで読んだ

坂口安吾「桜の森の満開の下」「堕落論」「続堕落論」 [読書]

「桜の森の満開の下」が最近気になっていた。中身でなく、タイトルに惹かれたのである。
図書館で読む。読んだのは坂口の全集で、ついでといってはなんだが収録されていた「堕落論」「続堕落論」を読む。発表時期は「桜の森の満開の下」(昭和22)と「堕落論」「続堕落論」(ともに昭和21)とかなり近い。同じものをテーマにしているとも読める。
「桜の森の満開の下」は内容もかなり惹かれた。もっと年齢を重ねてから読んでも新たな印象を受けるような気がする。
「堕落論」も内容は違う(そもそも小説と随筆である)が、同じようにもっと年齢を重ねてから読むとまた違う印象を受けると思う。「堕落論」はそもそもかつて読んだことがあるはず、そのときはなにやらよくわからなかったという感想を持った記憶がある。
「続堕落論」はちょっとあけすけで、そこは意見を異にする部分も多少あるが、「堕落論」の意はこういうことだとダメ押ししているのだろうと思う。

小林秀雄・学生との対話 [読書]

今年出版新潮社より出版。学生向けの5回の講演会での講演後の学生からの質問とその答えを音声からまとめたもの。
書物の冒頭には発刊意図、そしてそのときの講演が2回分収録。最後には解説、そして解説も前に先に収録された分の講演1回分が小林自身の校正を経て雑誌に収録されたもの(つまり同じ講義録が多少異なった形で収録)が掲載されている。が、本編部分以外は読まなかった。
小林秀雄に接するのは初めてに近い。この本は5時に夢中で中瀬ゆかりが大層褒めていたので興味を持った。彼女の見る目は相当に信頼できるので、できるだけ紹介されたものに触れたいとは思うが、ほとんど接していないのが実情。
この本に関しては、かねて興味のあった小林秀雄ということが大きい。きっかけになったということだ。また中瀬の紹介の仕方が他の作品より力が入っていたのも読もうと思ったきっかけ。
ところどころに非常に示唆に富む言葉があった。違うものも読んでみたいと思う

カイジ「命より重い」お金の話 [読書]

カイジ「命より重い」お金の話
木暮太一
サンマーク出版
2013.4.25

ラジオ日経で紹介されてて興味を持った。ラジオで紹介されてたくらいで読もうと思うくらい興味を持ったというのは、かなり絶賛されていたからだったと思う。
期待した割りにスカスカの内容だった

まともな日本再生会議 [読書]

まともな日本再生会議
中野剛志、柴山桂太、施光恒
アスペクト刊、2013.12.6

表紙のタイトルがデザイン文字なのであるが、「議」の字の最後に打たれる「`」が抜けており、これがデザインなのかミスなのかよくわからない

保守とはなんだろうか [読書]

保守とはなんだろうか 中野剛志 NHK新書出版 2013.10.10
保守とは本来新自由主義とは相容れないものであるはずなのに、ここ数十年、保守=新自由主義と捉えられている傾向があり、それへの批判からはじまり、それへの根拠として、コールリッジを読み解く。コールリッジは18世紀末に生まれたイギリスのロマン派詩人、及び文芸評論家であり、同時に政治経済についても多くの論評を残している。

大事なことはすべて立川談志に教わった [読書]

大事なことはすべて立川談志に教わった
立川談慶 2013.7.25 KKベストセラーズ
最初読もうと思ったのは、こないだの談志のドラマでマギー審司に似ている人が弟子役で出ており、クレジットを確認すると「マギー」とある。やっぱそうかと思っていると、「マギー」という人と「マギー審司」は別人。
似てるだけなのかなと思いググッていた際、この本が引っかかった。
この件についてはドラマの感想の中に書いたとおり。
談志死去の報道が出た際地方で一緒にいたマギー審司に声をかけられた話についてのこと。
落語をやれるかどうかと動揺しているところへマギー審司が「ぼくも東日本大震災で身内を亡くした。大丈夫ですよ。務められます。芸人ですもの」と声をかけたのだそうだ。
尚この興行は、他にコントのブーマー、青空球児功児。打ち上げで、功児が談志に何度も泣かされたことを話し盛り上げたという。

やわらかなレタス 江國香織 [読書]

自分の趣味の傾向とは異なる作品。なんで読んだかといえば、かつて週刊誌の連載で読んだあるエッセイが心に残っていてもう一度読みたいと思い、しかし、筆者の名前も覚えてないという状況で記憶にあるキーワードで検索して、たぶんこれかなと思い読んでみた。その心に残ったエッセイとは「冷やし茶漬け」の話であり、ご飯に冷やしたお茶をかけるというもの。いや、これでは平凡だな。確か冷やした水をかけて食すというものだったような気がする。そのあまり美味しくなさそうなものが、非常に魅力的な食べ物のように書かれていた。
で、食べ物のエッセイ、女性、というような感じで検索してみて、江國香織という名前と週刊文春の連載エッセイという言葉にちょっと記憶があったので、この本を読んでみた。
この本は2010年1月から10月分の連載を収録したもの。
残念ながらこの本には掲載されてはいなかった。違ったかなあ。
どのエッセイも統一された印象であり非常に独特な余韻を残すエッセイであり、自分の記憶にあるものとも近い。

色々調べてみると、この連載は1年足らずで終了したようで、この本に全部収録されていると思われる。
ということはやっぱ違うのかなあ

新幹線とナショナリズム [読書]

新幹線とナショナリズム 藤井聡 著 2013.8.30 朝日新聞出版