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スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団 [映画]

2010 アメリカ、イギリス、日本
01/30(火) 01:59 -
日テレ1|120分(上映時間 112分)
映画天国

番組サイトから--
恋した彼女と付き合うには7人の元カレ軍団を倒さなければいけない!? 大人気コミックを実写映画化!新感覚のラブバトル・アクションコメディー!

22歳無職で、売れないバンドマンのスコット・ピルグリム(マイケル・セラ)は、ある日、ニューヨークから引っ越してきたラモーナ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)に一目惚れをする。どこか不思議な魅力を持つラモーナに夢中のスコット、ついに彼女と初デートをすることに! しかし、この後人生最大の試練が訪れる…。地元のバンド大会に出場したスコットは、突然乱入してきた男に攻撃を受ける。その男の正体はなんとラモーナの1番目の元カレだった。ラモーナと付き合うには元カレ全員と戦い、倒さなければいけないという!? はたして、スコットは邪悪な元カレ軍団を倒し、恋する彼女と無事結ばれることができるのか!?
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上記のようにコミックが原作ということで、マンガらしい仕掛けだらけ。代表的なものは擬音(電話がかかってきたベルなど)が表示される。
序盤の今作の設定を見せるところは展開が早くこれもマンガっぽい。イマイチ乗れずに見ていたので、なにがなんだかわからず何回か見直した。大体世界観がわかったところで段々面白く感じてきた。バカバカしさが今作の一番の見ものだと思う。
主人公は元カレ軍団7人を倒していくという展開で、その倒していく過程ではアクションもあり、ひとつひとつ敵を倒すというようなところはバトルゲームっぽい。このストーリーは1人目を倒し2人目が出てきたときに、想像ができ、その通り単調に進んでいくのですぐ飽きてしまった。
その敵を倒す戦いは喧嘩ばかりではなく、バリエーションに富んでおり、なぜかベース対決だとか、同じ舞台で2バンドが同時に演奏する対決とかあり、バカバカしくて楽しい。ここらへんは「デトロイト・メタル・シティ」風か。
製作国に日本が入っているのはどういう絡みだろうか。日本も含め東洋人が何人か出てくる。主要登場人物のひとりは中国系。また対決相手の5、6番目が兄弟で日本人(ここが同時にステージに立ってのバンド演奏対決)。また主人公がパックマンについて言及する場面が2ある。名前の由来が日本語のパクパクからきていてパックマンなんだけど、puckmanでなくpacmanなのは、誰かがいたずらしてpをfに変えるとまずいからなんだよという知識を得意げに女の子に話すのだ。

音楽は現代のロックバンドが担当しているようだ。
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ベック、メトリック、ブロークン・ソーシャル・シーン、ブルートーンズ、コーネリアスらがサウンドトラックとして楽曲を提供し、レディオヘッドのプロデューサーのナイジェル・ゴッドリッチが音楽監督を勤める。また、他に『ゼルダの伝説』の音楽がBGMとして使われている。エドガー・ライトは、音楽の使用許可を得るために任天堂に映画のクリップを送り 、「彼の世代の童謡」と評した手紙を書いた
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古い音楽としては、ストーンズのアンダー・マイ・サムやTレックスの曲が使われていた

舞台ははカナダ、トロント。これは原作通りで原作者がカナダ人のようだ

ウィキに--
IGNでは本作を「ファニーでオフビート」と評され、「任天堂とMTVで育った我々ワイヤードな世代の人間にはベストだ」として10点満点で8点を与えた
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とあるが、非常にわかる。ワイヤードとは「インターネット接続環境にある人々を指す。 本来は有線、有線テレビなどの加入者や配線済みなどを意味する」とのこと

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幕末太陽傳 [映画]

1957 日本
02/02(金) 13:00 -
NHKBSプレミアム|112分

名作と評価の定まった作品。これを最初からちゃんと見るのは初めて。

いろいろな有名俳優が出ているが、ここでびっくりしたのは梅野泰靖が結構大きな役をやってること。昔から著名だったのか。なお映画でのデビュー作らしい。
石原裕次郎は苦笑いしたくなるほど、石原裕次郎っぽい役柄、役作り。これしかできないのではと思えるし、また彼の出ていない作品に、このようなキャラクターってあまり出てこないようで、彼しかできない役柄のように思う。

多くの落語をかなり忠実に、でもそのままではなく演出を加え、主人公を中心にひとつの物語にしている。その落語群はたとえば『居残り佐平次』『品川心中』『三枚起請』『お見立て』など。さらに登場人物の名前や設定から落語のネタを想定させるものも多くある。大工長兵衛の娘おひさが借金のカタに品川の遊郭旅籠で働かされているというのは「文七元結」だし、その旅籠の若旦那、徳(梅野泰靖)が吉原で放蕩三昧なんてのは「よかちょろ」「船徳」なんかを思い起こす

テンポがよい。「デジタル修復版」とのことで音声も画像も良い。

いまNHKでやってる「超入門!落語 THE MOVIE」を思い起こした。こちらは落語初心者向けに落語をそのまま映像化したもので落語家の口跡に役者がアテブリをするというもの。アテブリでなくやると、この映画のようになるのかなとも思うが、これは一本の映画作品であり、そういう意味では当たり前だが、相当の演出が入っている。とくに落語に関係のない石原裕次郎演じる高杉晋作のパートなんかはそう。こここそが作りたかったところ、というようなことはないだろうが、そういうところに思想性を感じる。
談志が既存の落語に別の解釈を施していたが、そういうことに通ずるようにも思った。
そういえば今作品の一番のバックボーンである「居残り佐平次」。これを談志は落語の最高傑作のひとつとしており、佐平次が肺を患い品川で養生するためにやってきたという設定を一切省いたことを思い出した。見てる分にはただそれを言わないだけで小さな変化のように見えるが、結構大胆な設定であり、でもそうしなければならなかった談志の考えもわかる。談志信者だったころはその解釈の変更にしびれて、これこそ絶対だと思っていたのだが、今ではその解釈が絶対だというつもりもないけど

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