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シェフ 三ツ星フードトラック始めました [映画]

2014 アメリカ 評価S
05/29(月) 21:00 -
NHKBSプレミアム|116分

映画の感想でなくなりそうだが、まずはオープニング。「おっ」とちょっとかっこいいビートのドラム。と思う間もなく、マルディグラインディアンのチャントが始まり、もうそれで興奮度最高潮。そしてすかさず、今度はアーロンネヴィル(らしき)の声で、「アイコ・アイコ」の前奏部分でよくやられる「ジャキモフィナンネ」というチャント。そのアーロンの声のバックに入るギターのカッティングと合わせて、なんか聞いたことあるなと思っていると、ボー・ドリスのチャントが始まる。曲は「Brother John Is Gone / Herc-Jolly-John」
そういえばワイルド・マグノリアスの〇周年企画とかでやけにゲストが豪勢で力の入ったアルバムがあり、それにネヴィル・ブラザースがゲスト参加していたようなことを思い出し、その曲ではなかろうかと見当をつける。当時、普段は各人がそれぞれの場で活躍しているネヴィル・ブラザースのゲスト参加というのは、とても珍しく、これとドクター・ジョンの「ゴーイン・バック・トゥ・ニューオリンズ」しか自分は知らない。
と、ここまで書いて、調べてみたら上記はほとんど間違い。「ワイルド・マグノリアスの〇周年企画」というのは「Life Is a Carnival」で、これは〇周年企画ではなかった(〇周年企画というのは「Thirty Years and Still Wild 」のこと)。また、この「Life Is a Carnival」にシリル・ネヴィルが参加していたのをネヴィル・ブラザースと勘違いした。そしてそのアルバムの「Herc-Jolly-John」を試聴で聞いてみると、上記のアーロンの声の「ジャキモフィナンネ」の部分をドクター・ジョンがやっており、今作のバージョンとは違うこともわかった。間違いだらけだ。
さて、改めて調べてみると、これは今作のサウンドトラックに入っているようだが、これも変な疑問が沸く作り。このトラックが入っているのは「Chef Vol. 2 (Original Soundtrack Album)」というもので、なぜか、今作についてサウンドトラックが2枚出ているようなのだ(もう一枚の方にはこのトラックは入っていない)。今作用のレコーディングなのだろうかと考えてみると、ボー・ドリスの元気な声があるので、もっと昔のもののように思う。そして、あれはほんとにアーロン・ネヴィルなのだろうか。謎だ。
もうちょっと、この曲について書く。今作は原題が「Chef」、日本語でも使われるシェフである。この文字が浮かぶと同時に上記の曲が始まる。ここで連想したのがマルディグラ・インディアンの重要用語でもある「Big chief」。その連想だろうか、まさかなと思っていたが調べてみると、「Chef」と「chief」って同じ語源(シェフはフランス語)なのね。やっぱそこからの連想でこの曲が使われているのだろう。作品を見終えてゆっくり考えてみると、ニューオリンズは作品内でも割と重要な位置を占める舞台でもあるし、シェフがフランスから来た言葉っていうのもフランス文化の影響が濃いニューオリンズと結びつく。
あまりにも好きすぎる曲が映画でかかるとデメリットがあり、もう映像がまったく入ってこなくなる。上記の曲がかかって、ワイルド・マグノリアスのことやらいろんなことを考えていて、やっぱり映像が入ってこないので、何度もリピートしてしまった。
冒頭の曲が終わったあとの二曲目が確かアル・グリーン。その後も中南米のビートの曲が多かったように思うが、とにかくかっこいい曲が満載で、テーマの一つが音楽という気がする。

作品は音楽に気を取られ、良い作品なのかどうか、多分相当に良い作品だと思う。
内容は料理ドラマで、出てくる食い物は美味そう。
二つの場面に分けられる。前半はロスのレストランのシェフである主人公・カールが、店で問題を起こして辞めることになるという展開。後半は一念発起して、息子、パーシーを連れてフードトラックで各地を旅して成功を収めていくという展開。
この前半は現在のネット社会で頻繁に起こる「炎上」の典型的パターンで見ていて面白い。ネットに疎いカールが部下の話に出てくる「ツイッター」という言葉に反応し、パーシーから使い方を少し教わり、煽りに暴言で対応してしまい・・・という展開。
後半はカールの元妻の故郷マイアミに行き、キューバサンドイッチのおいしさに目覚めフードトラックを始めることになる。元妻の父親は中南米音楽のミュージシャン。誰だろう有名な人っぽく、ステージの場面もたくさんある。
ここら辺の展開が中南米の音楽がたくさんかかる理由だ。フードトラックは元部下のマーティンが駆け付け、それにパーシーも連れていくことになり3人組。
にフードトラックを始め、ニューオリンズに行くという場面があるが、ニューオリンズは父親の思い出の地であり、そこのドーナツだったかな、が美味しいということでパーシーと一緒にいつか行こうと約束していた場所。「ディズニーワールドへ寄って行くかい」にパーシーは「ニューオリンズへ行こうよ。でドーナツを食べよう」。カールは「ニューオリンズへ行くのにジャズでもなく、まじないでもない、流石シェフの息子だ」という。ニューオリンズはジャズ、まじないの地として有名なんだな。
なんでニューオリンズ、地理的に遠いんじゃないかと思ったが、調べてみると、なるほど、こういう地理関係か。
中盤以降、主人公たちがニューオリンズに行く場面があるが、そこでニューオリンズの街並みが映った瞬間にブラスバンドの曲がかかるという演出はしびれた。
ニューオリンズの次はテキサス、オースティン。ここでバンドのライブ演奏が頻繁にかかり、多分有名なミュージシャンだろうなと調べてみた。多分Gary Clark Jr.というこの地出身の人。ジミー・ヴォーンに見いだされた人らしい。
旅ではパーシーがSNSを駆使しての宣伝で大繁盛。ラストはそんな父息子の絆を再確認するという涙の大団円

ジョン・ファヴローという人が監督主演
他の出演は知ってるところでスカーレット・ヨハンソン、ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニー・Jr

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家族はつらいよ [映画]

2016 日本

なかなかの良作。「男はつらいよ」以降の山田監督作品の中では上の方の出来かと思う。
ものすごく面白いわけでもないが、つまらないという部分がほとんどなく、楽しく見れた。長すぎないところが良いように思う。ちょっと終盤はあっけなさすぎではあるけど、まあそこからダラダラと長く続いても面白くなりそうではないし、こんなもんで良いのかな
『東京家族』と主要メンバーが同じなので、続編かとチラッと思ったが、あの作品では母親が死ぬというストーリーなので、続編なわけはない。
『東京家族』とこの作品での各人の共通点や違いを見ておくと、まず家族構成が一緒。橋爪功と吉行和子の夫婦に、長男に西村雅彦、長女に中嶋朋子、次男に妻夫木聡とおり、それぞれのパートナーが、夏川結衣、林家正蔵、蒼井優となる。各自職業は『東京家族』とは異なるようで、夏川結衣が主婦、林家正蔵は妻の稼ぎで食ってるというあたりは一緒。そういえば、林家正蔵に絡むエピソードでは落語の「厩火事」から取られたものがあった。
妻夫木聡と蒼井優がまだ結婚をしていない恋人関係で作中で結ばれるというのも同じだな。
大きく異なるのが妻夫木聡が演じるキャラクターの性格か。今作でのクールな感じはちょっと似合わないように思えた。『東京家族』では主役と言ってもよい作品のキーとなるのが蒼井優だったが、今作ではそこまでキーとなるわけではないのだが、でも、最後に話を〆るという役柄ではある。
これは完全に個人の感想だが夏川結衣という人、前作を見たときはまったく知らない人で、上に上げた主要メンバーの中で唯一知らない格落ちの人というイメージで、であるからか、ほとんど目立っていないように思えた。
最近テレビでこの人をよく見るのだが、今作では『東京家族』であまり目立っていないポジションから大変身の活躍ぶり。
医者の役で笑福亭鶴瓶が特別出演。
他に小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史など。北山雅康も少しだけ。
そういえば小林稔侍は探偵役だが、このエピソードがちょっと尻切れとんぽだったな

飼い犬の名前が「とと」。「オズの魔法使」からだろうか

「東京物語」をDVDで見る場面がラスト近くに二度あるのだが、二度目にそれが映るところで「東京物語」がジ・エンドとなり本作も同時に終わる形。でも二度目にそれが映る場面はちょっとくどいと思った。

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マリー・アントワネットに別れをつげて [映画]

2012 フランスとスペイン合作
05/16(火) 01:59 -
日テレ1|120分|7倍録
映画天国

シリアスな調子が全編続く。
主人公や主要登場人物、さらに周囲の人物、それぞれの立場や背景がよくわからず、ちょっと話がわかりづからった。
番組サイトにあるストーリー
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1789年7月14日、優雅な朝を迎えたヴェルサイユに届いた1枚の紙が空気を一変させる。絶対王政の象徴でもあったバスティーユ牢獄が陥落。王妃・マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)とその寵愛を受けるポリニャック夫人(ヴィルジニー・ルドワイヤン)の名前も載った286名の処刑リストが発表されたのだ。王妃の朗読係・シドニー(レア・セドゥ)は心酔する王妃への忠誠を誓うが、王妃はそんな彼女に、ポリニャック夫人の身代わりになるように命じる。ショックを受けながらも命令に従うシドニー…果たして、その運命は─?
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このシドニーが身代わりを命じられるという場面が終盤で、そこにいくまでに各人の立場が描かれるという構成

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大いなる男たち [映画]

1969 アメリカ
05/17(水) 13:00 -
NHKBSプレミアム|120分

ジョン・ウェイン、ロック・ハドソン主演
西部劇。南北戦争で南軍として戦った男と北軍として戦った男のつかず離れずの友情物語。
中盤にあるパーティの場面は緩い喜劇仕立て
ラストは単純な英雄ものだったらこうはならないだろうなという、せっかくメキシコに運んできた馬を全部奪い取られてしまうというもの。
至って平均的な西部劇だと思う

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大いなる決闘 [映画]

1976 アメリカ
05/15(月) 13:00 -
NHKBSプレミアム|100分

チャールトン・ヘストン、ジェームズ・コバーン主演。クリストファー・ミッチャムという人がチャールトン・ヘストンの娘の恋人というストーリーの上では格好の良い得な役柄なのだが、ミッチャムという名で、もしかしてと調べてみると、やはり、ロバート・ミッチャムの息子ということである。
中途まで見て、なんか見たことあるっぽいけど、ストーリーが西部劇でありがちなものでもあり、類似した作品かなと思った。が、調べてみたら、2015年1月にこのメモ書きブログに書いている。これはちょっとショック。一度見たことある作品だとしても、それはずっと昔で、このメモ書きを始めて以降の作品は覚えているだろうと思っており、このメモ書きに書いた作品だったら録画する前に気づくだろうと思っていたのだ。
そのメモ書きに書いてあるのと感想は大体同じか。前回は吹替版で見たようだけど。
ラストのけがをしたチャールトン・ヘストンを娘とその恋人(クリストファー・ミッチャム)が介抱する画面の周囲に黒枠が入りだんだん小さくなっていくという映像はなんでだか印象に残る。

前のところにも書いたがジェームズ・コバーンというのは自分にとって強烈に印象に残っている。自分にとってアメリカの俳優というとき、かなり上位に上がってくる俳優だ。自分が子供のころ同時代だと、例えばシルベスタースターローンだとかがいるのだけど、こののひとの場合はひと時代前の代表的俳優という印象。なので、何か作品を見て印象に残ったはずなのだが、作品リスト見ても、これだというものがない。これが不思議だ。映像的には戦争のはらわたで歯をむき出しにして笑う場面があるが、あのイメージの顔が記憶にある。しかし戦争のはらわたなんて見たのはずっと後の、このメモ書き始めて以降のはず。「荒野の七人」や「シャレード」なんかも見たのは最近だしなあ

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ワイアット・アープ [映画]

1994 アメリカ
04/10(月) 13:00 -
NHKBSプレミアム|192分

西部劇の中でも有名な実在の人物であるワイアット・アープを題材にした作品
主演のケビン・コスナーが製作も兼ねている。3時間を超える大作。
それなりに力の入った作品なのだろうが、平凡な感じがしたなあ。
有名なOK牧場の決斗の場面はかなり短い。ストーリー的にはそこへ持っていくまでに盛り上げていく作りであり、そこがハイライトシーンの一つではあるが、実際の映し出される時間はあっけない。その後兄弟が復讐を受ける場面などが続いていくので、そこがラストシーンでないから、あっけないものになったのかもしれない。

ドク・ホリデー役がデニス・クエイド。アープ兄弟の父親役がジーン・ハックマン

ゴールデンラズベリー賞の各部門で受賞しているようだ。そういう意味の(「ひどい」作品であるというような)悪い作品だとは思えなかったけどなあ

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大空港 [映画]

1970 アメリカ
05/23(火) 21:00 -
BS-TBS|144分
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オールスターキャストによるパニック映画の元祖と言われる。いわゆるグランドホテル方式で、それぞれの登場人物にまつわるストーリーが複雑に交錯する構成となっている。当時のハリウッドを代表するようなスターが競演するのはそのためである
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映画史上に残る作品なのではあろう。今の目から見ると、これの後に作られた諸々も知っているので、平均的な作品のように思えるが、これが基礎であったということなのだろう。
70年代のオールスターキャスト、パニック映画となると、こないだ見た「パニック・イン・スタジアム」「タワーリング・インフェルノ」なんかと同じ系列か
グランドホテル方式とのことで、あとで筋を読んで、そういうことかとわかった箇所も多々ある。
原作はアーサー・ヘイリー。
監督は『三十四丁目の奇蹟』(1947)のジョージ・シートン
バート・ランカスター主演、他にディーン・マーティン、ジョージ・ケネディなど。ヘレン・ヘイズがアカデミー助演女優賞(私もこの作品ではこの人が一番面白かった)

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ときめきサイエンス [映画]

1985 アメリカ
05/20(土) 00:15 -
NHKBSプレミアム|95分

こないだ見た「すてきな片想い」のジョン・ヒューズ監督作品。筋やテーマは異なるが、「ノリ」は一緒。まあ他愛のないこの時代の雰囲気が濃厚な作品。
女の子にはもてず、周囲から弄られ、妄想の中で女の子と遊んでいるという冴えない男子高校生二人が主役。まあこういった男の子が何かの拍子で大活躍するというのはまあありがちではある。現実から離れたサイエンスフィクションであり、それも綿密な科学的考証なんて全くないから、どんどん都合よく話が進んでいく。これは悪いことではないけど。
短い作品なのに、自分の都合で、途中で一旦見るのは中断。一晩経ってしまったら、全然物語に入り込めない。前半、他愛のない作品と思いながらも、調子良く見れていたのに。中断しなきゃ一気に見終えたんだがな。
主人公二人がコンピュータで女の子を作り出し、その女の子から色々教わり、自信をつけていくというような話。コンピュータで作りだすという場面は相当にチャチ。女の子のピンナップをデータとして入れたりするだけで、女の子が出来上がっちゃうのだ。その場面でアインシュタインの画像を入れて、脳みそを作成するというのも安直。で、その場面でデイブ・リー・ロスの写真も入れるというのは時代を感じる。そういやその場面ではないが、彼がヴォーカルを務めるヴァン・ヘイレンの「プリティ・ウーマン」が挿入歌で使われていた
男の子二人はどっちも格好良く、普通にしてればいじめられっ子なわけないが、流石映画の世界、どこか弱弱しく、いじめられっ子風に作られている

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夫婦旅日記 さらば浪人 [時代劇]

1976年の連続ドラマ。時代劇
放映データ
BSフジ 04/14(金) ~05/17(水) 08:55 -
第9話にニューステロップ

藤田まことと中村玉緒主演
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主人公・三沢伊兵衛役の藤田と妻・たよ役の中村は、本作の直前に『必殺仕置屋稼業』で共演している。本作では『必殺 - 』で演じた中村主水やおこうといったアウトロー的な要素を持った役柄とは一味違った、素朴で人情味溢れる夫婦を演じている
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レギュラー

三沢伊兵衛:藤田まこと
たよ:中村玉緒
筧新之介:高岡健二
千春:栗田ひろみ
おまち:春川ますみ
たか:楠田薫
小太郎:伊藤洋一
山崎源之進:田崎潤
自然:中村翫右衛門

三沢夫婦が仕官を求め旅をする道中の事件を描いていく。夫婦には小太郎という息子がいて、ふるさとである越後のたよの両親(源之進とたか)の許に預けている。番組の構成として、まずオープニング曲が入る前に、この越後の小太郎と祖父母の風景が短く流れ、そこにたよの小太郎に当てた手紙の朗読(たよの声)が被さる(さらに男のナレーションが入ることもある)。
また番組の最後は夫婦が旅を続けている光景に、またもや小太郎に宛てたたよの手紙が朗読される。
筧新之介は第1話において、自分のいる道場で三沢の剣の腕に惚れて勝手に弟子入りをし、旅の三沢を追っている若き剣士で、千春はその新之介に惚れている道場主の娘で、新之助を追って旅に出た。
自然は「じねん」と読む。生臭坊主。やはり第1話で三沢と知り合い、その後も何かと旅先で三沢と出会う。おまちは自然に江戸で出会い、惚れて追いかけまわしている。

まあ、正直言って大した作品ではないと思う。藤田まことの役どころは必殺の主水とは全く異なる誠実でまっすぐな性格というものでそこらへんは面白い。全く異なると書いたが、剣術が尋常でなく達者というのは同じか。

メモを取りながら見たのではないので詳細には書けないがイマイチだと思った点が2点ある
ひとつは、各話の出来がイマイチという、まあ一番ドラマの評価として最初に見られるべきところで、例えば「つじつまが合わない」だとか「伏線だと思ってた事柄が回収されずに放置される」とか、これもまあドラマの出来が悪いと言われるときの理由になる一般的なもの。
もう一つはシリーズ全体の構図。各話は夫婦が仕官を求めて旅に出ていて、一話ごとに、別の旅先で仕官を求める活動をしながら、事件に巻き込まれるという展開を辿るのだが、そこに、自然とおまちや新之助と千春が絡む。彼らは夫婦と一緒に旅をしているわけではないのだが、なぜか旅先で出会う。この出会い方が連続ドラマであり、レギュラー陣なのだから当然ではあるが、やっぱ不自然。さらに、夫婦が事件に会わなければドラマにならないのであるが、頻繁に都合よく事件に出会い過ぎ。これが「木枯し紋次郎」なら不自然には感じないのに、と考えてみると、紋次郎は一人旅で仕官も求めずそして長い時間軸で起きた一つ一つのエピソードと考えれば不自然さは感じない。翻って、今作品、第1話ナレーションで「夫婦が旅に出て半年」とある。最終回では「一年」とある。また、序盤(第10回くらい)に何度もナレーションで「半年」というようなことが言われる。そう考えると、シリーズ全部で6か月が描かれており、そうすると1話は一週間くらいの出来事となる。もしくは序盤、10話くらいは旅に出てから半年ということなら、2か月くらいのことが描かれているのだろう。となると、やはり事件に出会い過ぎに思えるし、エピソード自体も一話に一ヶ月くらいかかっている事件のように思えるものもある。まあそうでないにしても、ある場所へ着いた、事件が起きて、解決して、仕官はならずまた旅に出る。これを一週間おきに繰り返す旅というのはちょっと頻度が多すぎる。時間軸がなければ良かったようにおもうが、ふるさとに子供を置いて旅に出ている親心、子の心というのがテーマだから、時間を区切らないわけにはいかないようにも思える(子供にとって一年を経ると結構成長してしまう)。
前述のとおり各話のラストはたよの小太郎への手紙なのだが、「また今回も父上の仕官の話はうまくいきませんでした」という出だしのものが多い(とくに前半の回)。喜劇色の強い作品ではあるが、ここは別にギャグではなく、いってみれば人情喜劇の「人情」の部分だ。なのだが、なぜか「ガキの使い」のキャラクター「ダイナマイト四国」を思い出してしまい笑ってしまった。ダイナマイト四国は「今日も残念ながら負けてしまいましたが、ご唱和ください、シッコクシッコク」みたいな感じだったと記憶している。笑いの場面でないのにそんなことを思い出して笑ってしまうというのは、それほど、作品に入り込めていないということの証左ではある

人情喜劇というジャンルになるだろう。次回の予告でナレーションが「笑いと涙で描く夫婦旅日記・・・」と自分の番組を紹介していることからもわかる。

第22話で自然と別れの挨拶、第23話では新之助と別れの挨拶という風にレギュラー陣とここでお別れとわかる演出があれている。
三沢は人を殺さないことを信条としており(どっかの回で殺しているように見える場面があったけど)、剣の特徴は、相手の剣に自分の剣を合わせ、くるりとひねって、相手の剣を手放させ、放り上げてしまうというのがある。またこれのバリエーションか、とにかく、相手の剣を奪っては屋根に投げてしまうというのがある。
第23話では新之助がそれを会得する場面もあり、それもあっての師弟の別れでもある。

中村翫右衛門という人をよくは知らんが、名優なのだろう。じっくり見ることができるのが見どころ

原作は山本周五郎「雨あがる」となっていて、それは第1話で使ってしまっているから、あとはそのキャラクターを生かしたオリジナルだろうか。「雨あがる」は後年映画になったものを見た。

1
雨あがる
江幡高志
2
春の城下町
加藤嘉、小松方正、須賀不二男。他に日高久の名も
3
虹を渡る武
神山繁
4
恋しのぶ
名古屋章
5
母の峠路
6
花におう里
野川由美子
7
友よ、何処
村野武範、芝本正
8
青葉の寺
9信濃路の夢
中尾彬、藤岡重慶、北見唯一
10
泣き笑い花道の男
11
おっかさん一筆啓上
火野正平、正司照江、正司花江、笑福亭鶴光、月亭八方、林家小染、穂積隆信、古川緑九
上方芸人がたくさん出演。
火野正平の「新・必殺仕置人」は翌年。タイトルの「一筆啓上」は「必殺仕置屋稼業」から取ってるのだろうか
12
女武芸者の恋
今陽子、石橋蓮司、東野孝彦、織本順吉
今陽子はこの作品の主題歌を歌っている
13
暮れ六ツの鐘が鳴る
なんと監督が勝新太郎(このドラマは製作がフジテレビジョンとともに勝プロダクションも担っている)
佐藤オリエ、梅津栄
14
弱虫侍と豪傑の決闘
原田芳雄、真野響子、高木均
15
三十五万石を賭けた恋
近藤正臣、市毛良枝、岩田直二
市毛良枝が初々しい
16
伊兵衛乱心
菅貫太郎
17
群狼の街
松田優作、赤座美代子、三浦真弓
夢路いとし、喜味こいし
このころの連続ドラマの再放送をよく見ているが、どれもメインゲスト陣が同じような顔ぶれだなあと、今シリーズを見ていて思っていたのだが、松田優作は珍しい。
18
乞食と三文の旦那(明石の夕なぎ)※欠番
放映されず
18
くずやおはらい物語(ひょうたんから駒の物語)
今話は「ひょうたんから駒の物語」で放映。「くずや」が拙かったのだろう。となると、18話もタイトル変えて放映すればいいのに
財津一郎、須賀不二男
桂春之助
長屋を舞台にした話で落語がモチーフ。二つのストーリーが流れていて、一方は完全に「井戸の茶碗」。この部分の頑固者の隠居した須賀不二男、結構な年配役が珍しいように思う
もう一方は「妾馬」の前段階とでもいうか、長屋に住む兄妹の妹を殿様が見初め、兄が侍に取り立てるよう願うというような話。この兄を財津一郎(役名は熊)。
19
神かくしの村
松平健が若い。彼の役名が「主水」
20
われこそは花嫁の父
犬塚弘、加藤嘉、奥村公延
21
灯篭流しの女
藤森健之が脇役で出ている
22
恋飛脚
小池朝雄
23
ふるさとへの旅路
米倉斉加年
24
ふるさとの空はふたたび
米倉斉加年、太田博之
23話と24話に米倉斉加年が同じ役で出ているが、このふたつで一つの話というわけではない。米倉斉加年は越後の武士、掛布という役でで三沢の友人。23話のオープニング、小太郎が出てくる場面で、掛布も出てきて、三沢に越後で仕官が叶う旨の手紙を出すという展開。で三沢はその手紙を受け取りすぐにでも故郷へ帰ろうとするが、事件が起きており、それを放っては置けず、その件を落着させるというのが23話。そして24話で故郷へ戻って仕官が叶い、そこでまた事件が起きるという展開。最終回のラストの演出はどうかなあ、結局そこでも問題を起こして、というより、真っ正直な三沢が筋を通したことにより、仕官の話はご破算となり、また旅に出るという展開なのだが、今度はなぜか小太郎、そして源之進とたかも連れての旅なのである。最終回の最後の場面なんだから目くじら立てなくても良いところだが、子供ならまだしも老人2人連れての旅というのは、無理があるように思う

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エネミー・オブ・アメリカ [映画]

1998 アメリカ 評価S
05/04(木) 13:00 -
NHKBSプレミアム|133分

監督 トニー・スコット
出演者はウィル・スミス、ジーン・ハックマンなど

いや~いい映画だった。番組サイトの紹介文読むだけで面白そうと思ったが、その通りだった。まあ、同じような構図の作品は多いと思う。巨大組織に突如追われることになる男の逃走劇と逆襲みたいな話で、この手のものはちゃんと作れば面白くなるはず。
クライマックス場面の主人公が追ってきたやつとマフィアを対決させるという展開、これは主人公だけが両者を知っており、両者にフィルムを渡せ、渡せないというやり取りをさせるのだが、両者が言っているフィルムというのは全然別のもので、見ている側にだけそのちぐはぐさがわかるというものでこの意表をついた展開も面白い

原題が「Enemy of the State」。the Statesでアメリカを指すというのは知っていたが、なぜ単数形のStateなのだろう。州の敵といった意味だろうか

ウィキ
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ハックマン演じるブリルは『カンバセーション…盗聴…』でハックマンが演じたハリー・コールを彷彿とするオマージュが見受けられる。ブリルがハリー・コール同様に通信傍受のプロであるという設定に加え、ブリルのNSA履歴ファイルにはハリー・コールを演じているときのハックマンの写真が添付されていた。
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ジーン・ハックマンが出ていたのはわかったが、『カンバセーション…盗聴…』の人というような思い出しはしなかった。なのだが、なぜかこの作品を見ている最中、どこかの場面で『カンバセーション…盗聴…』のことを思い出していたんだよな。上記にあるように、ところどころでそれを思わせる場面があったのだろうか。自分はどの場面で『カンバセーション…盗聴…』を思い起こしていたのか覚えていないのだが。でも『カンバセーション…盗聴…』を思い起こしたときにジーン・ハックマンとは結び付けなかったな。不思議だ

作品の中で最重要な動画データを見る機械がNEC製だった。あの機械はなんというものだろう

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