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怪談 [映画]

1964 日本
08/12(土) 00:15 -
NHKBSプレミアム|185分

小泉八雲原作、小林正樹監督。製作会社は文芸プロダクションにんじんくらぶで、この作品の興行不振で倒産したとのこと。
オムニバスで4つの話から成っている。「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」
最初のキャストクレジットでキャストがとても豪勢なのに気づく。ずいぶん古い作品で、皆若く、ちょっと気づきにくい面もある。「黒髪」では三国連太郎、「雪女」では仲代達矢がどちらもたっぷりと演技している。「雪女」では相手役が岸惠子。ほかに菅井きんも気づいた。
「耳無芳一の話」は今作で一番長い。途中まで気づかなかったが主役、芳一をまだとても若い中村賀津雄(でも26歳だな、当時。少年にしか見えない)。志村喬、田中邦衛、花沢徳衛に気づく。田中邦衛も若いなあ。後年のトレードマークになる特徴ある喋り、動きがほのかに見える。丹波哲郎かなと思った人がいたが、やっぱそうか。中谷一郎も気づいたな。
「茶碗の中」、これは奇妙な作りで、まず現代(明治年間ではあるが)、作者が物語を書いている状況が描かれ、話には結末が書かれていないものがある、とのナレーションで、話(200年前の)に入っていく。男が井戸から水を汲むとそこに人が写る。周りを見ても誰もいない。そんな中、ついに実物が現れ、男はそいつをやっつけるが、周囲の人間に言っても幻を見たのだろうと言われてしまう。そうこうするうちに、今度はやっつけた男の配下の3人が出てきてしまい、それとも対決する、というような話で、そこで終わり、現代(明治年間)に戻ると、作者はおらず、その家人と家を訪れた出版元が会話を交わし、家人がお茶を入れに行くと、井戸に人が写っており・・・という感じに終わる。その家人が杉村春子で、出版元が中村鴈治郎。なのでこの二人は出番は少ない。
以上名前を書いたのは見てるうちに気づいた人で、実際はまだまだたくさん著名な俳優が出ている。長山藍子の名があるが、これたぶん相当端役ではなかろうか。経歴見てもデビューしたばっかりだ。
ちなみに、作品終了後のNHK独自のキャストクレジットではなぜか「黒髪」「雪女」(三国連太郎、新珠三千代、仲代達矢、岸惠子)の4人だけだった。なぜだ。