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家族はつらいよ [映画]

2016 日本

なかなかの良作。「男はつらいよ」以降の山田監督作品の中では上の方の出来かと思う。
ものすごく面白いわけでもないが、つまらないという部分がほとんどなく、楽しく見れた。長すぎないところが良いように思う。ちょっと終盤はあっけなさすぎではあるけど、まあそこからダラダラと長く続いても面白くなりそうではないし、こんなもんで良いのかな
『東京家族』と主要メンバーが同じなので、続編かとチラッと思ったが、あの作品では母親が死ぬというストーリーなので、続編なわけはない。
『東京家族』とこの作品での各人の共通点や違いを見ておくと、まず家族構成が一緒。橋爪功と吉行和子の夫婦に、長男に西村雅彦、長女に中嶋朋子、次男に妻夫木聡とおり、それぞれのパートナーが、夏川結衣、林家正蔵、蒼井優となる。各自職業は『東京家族』とは異なるようで、夏川結衣が主婦、林家正蔵は妻の稼ぎで食ってるというあたりは一緒。そういえば、林家正蔵に絡むエピソードでは落語の「厩火事」から取られたものがあった。
妻夫木聡と蒼井優がまだ結婚をしていない恋人関係で作中で結ばれるというのも同じだな。
大きく異なるのが妻夫木聡が演じるキャラクターの性格か。今作でのクールな感じはちょっと似合わないように思えた。『東京家族』では主役と言ってもよい作品のキーとなるのが蒼井優だったが、今作ではそこまでキーとなるわけではないのだが、でも、最後に話を〆るという役柄ではある。
これは完全に個人の感想だが夏川結衣という人、前作を見たときはまったく知らない人で、上に上げた主要メンバーの中で唯一知らない格落ちの人というイメージで、であるからか、ほとんど目立っていないように思えた。
最近テレビでこの人をよく見るのだが、今作では『東京家族』であまり目立っていないポジションから大変身の活躍ぶり。
医者の役で笑福亭鶴瓶が特別出演。
他に小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史など。北山雅康も少しだけ。
そういえば小林稔侍は探偵役だが、このエピソードがちょっと尻切れとんぽだったな

飼い犬の名前が「とと」。「オズの魔法使」からだろうか

「東京物語」をDVDで見る場面がラスト近くに二度あるのだが、二度目にそれが映るところで「東京物語」がジ・エンドとなり本作も同時に終わる形。でも二度目にそれが映る場面はちょっとくどいと思った。

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