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二百三高地 [映画]

80年の日本映画。4マイナス
監督 舛田利雄
脚本 笠原和夫
戦争作品は自分に戦争について知識が少なくてよくわからないところが多く、後にもう一度見るとまた印象変わるかもしれない。知識とは例えば兵士の階級がわからなくて、誰が偉いのか、AとBではどちらが偉いのかがよくわからなかったり、部隊の規模(旅団とか大連隊とか)の大小がわからなかったり、また史実に基づいた作品であるから、当時の事件の前後関係は背景やら。
日露戦争についてだと、近年放送されたNHKの「坂の上の雲」もそうだ。また子供のときに見た「ポーツマスの旗」というのも覚えている。後者は外務大臣の小村寿太郎を石坂浩二がやっていたはず。
それら二つの作品と比べても取り上げてる焦点の当て方が異なるのでかなり違った印象を持つ。

このころ戦争映画の大作がたくさん作られている
1980年代前半に東映が8月に公開していた一連の舛田利雄監督、笠原和夫脚本の戦争映画。東映の戦史映画三部作。『二百三高地』80年
『大日本帝国』82年
『日本海大海戦 海ゆかば』83年
東宝の「8.15シリーズ」
『連合艦隊』81年
『零戦燃ゆ』84年(これも監督が舛田利雄)


また戦争映画に限らずこのころのオールスターキャスト的な作品を観ると、出演俳優がたくさんダブる。この作品と先日観た「連合艦隊」では、主要人物役として、永島敏行、丹波哲郎、森繁久彌が上げられる。またちょっと小さな役では佐藤允(この人は個性的な顔立ちだ)など。いま調べてみると神山繁も両作品に出演している。そういえばこの人は常に軍の上層部の役をしているような印象だ。

戦闘シーンが多いのはちょっと見ていてダルい。大砲の砲撃のシーンだとかは金かけて作っているのだろうけど、テレビ画面で見ているせいもあろうが迫力を感じない。まあ大きなスクリーンで見てもあまりそういうものにおれは興味をもたないだろうと思う。

一対一の戦闘、というより、相手陣地に走って突撃する場面も多く描かれるが、戦争のときってああいう風にやるものなのか。相手が銃器を盛ってるのだから、あっという間に駆逐されそうだ。

戦時中のわずかな休戦(「24時間休戦のひととき、当時の戦争には武士道と騎士道の名残りがあった」とテロップが流れる)の場面が出てきて、酒やタバコを交換しあったりするが、ああいうことってあるのかね。そうすると兵隊たちは自分たちがなにをやってるのか、戦争をバカバカしく感じるのではないかと思った。

主役は仲代達矢演じる乃木希典なのだが、もう一方の主役といってもよいのがあおい輝彦演じる小賀武志。ロシア文学が好きで、神田のニコライ堂にも通っている学校の先生役。日露友好を願っていたのだが、戦争に入り、だんだん変貌していき、ロシア兵を憎むようになっていく過程は興味深い。
ニコライ堂で知り合い惹かれあい、婚約をする女性役が夏目雅子。

さだまさしの歌が2曲、劇中流れるが多少じゃまに感じた。劇中に流す必要あるかなあ。
エンディングでそのうちの一曲「防人の詩」が再度流れる。これは悪くない。
乃木家のシーンが2回映し出される。最初は乃木の失敗をなじる群集が投石などをしているのを耐える家族(妻役は野際陽子)。そして作戦が成功した後、今度は「乃木大将ばんざーい」という群集の声を家の中で聞く乃木の妻。群集の無責任さここに極まるといったところか。

三船敏郎が明治天皇役。またラストでは昭憲皇后(演・松尾嘉代)も出てくる。やけに威厳のある人だと思ったら三船だった。

これまた知識がないところを吐露することになるが、バルチック艦隊との対戦は、この戦闘の後ということをここで改めて知った。この作品ではまったく描かれていないが、ラストでナレーションで触れられる。

185分の作品。テレビ放映は2時間54分の枠でCM入りだから相当カットされている
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