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時代屋の女房 [映画]

1983 日本
12/04(月) 19:00 -
BS12トゥエルビ|115分

「銀幕の大女優~BS12人の女~」、今月は夏目雅子特集で、二本。今作と「魚影の群れ」。
今作は1983年の作品で監督は森崎東。
「居酒屋兆治」をちょっと思い出していた。今作で同じような構図の居酒屋で飲む場面が頻繁に出てくる。同じ作家の作品だったかなと思ったが違った。今作は村松友視が原作。ついでに「居酒屋ゆうれい」なんてのも思い出したが、これも原作は違う人だった。製作会社も監督も違うか。
群像劇風に主人公以外の登場人物の取り立てて劇的でもないエピソードが頻繁に入ってくる。ストーリーを展開する上ではむしろ不要なものなのだが、そういうところから雰囲気を作るという手法だろう。うまくいくと「細雪」のようになる。「細雪」のほうはむしろストーリーはあまり重要でないが、こちらは、それなりに筋の通った主人公ふたりのストーリー展開はある。「居酒屋兆治」もたしか、主人公以外のエピソードがふんだんに盛り込まれていたと思う。
80年代だなあと感じる部分も多々あり、古臭く感じる。達者な役者が多数出ているが、うまいというより、うまさを見せつけるようでちょっと癇に障る箇所もあった。それは渡瀬恒彦だとか津川雅彦とかに感じた。

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ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 [映画]

2012 イギリスなど
12/05(火) 02:09 -
日テレ1|109分|7倍録
映画天国

良い作品なんだろうけど、良い作品風の雰囲気が続くだけで、しばし退屈。自分にはそれ以上の印象は得られなかった。
17歳の少女二人のこの年齢特有のいら立ちや純真さなんかを描いたもの。オープニングで「1945、広島」のテロップとその情景。これは主人公が生まれた年であり、その後作品の中で核戦争が近づく世相と主人公がそれへの反対運動にのめりこむという展開だからだ。
その1945年に隣り合うベッドで生まれた二人、ジンジャーとローザが主人公で、二人はずっと親友でいた。そして時は経て、1962年というのが作品の舞台。
音楽ではモダンジャズがたくさんかかる。例えば「テイク・ファイブ」とか。多分この時代あたりに作られたもので登場人物がよく聞いていたという設定(レコードをかける場面がたくさんある)。あ、リトル・リチャードのTutti Fruttiもかかったな。

作品で核戦争反対運動を普通の話題として語るのだが、当時核戦争の恐怖というのはかなり一般の人にも切実な話だったのだろうか。その運動が戦争を止めるのだという傲慢さは鼻につくが。

ラストではローザとジンジャーの父親が恋仲になり、ジンジャーの母親が自殺未遂※を起こし、というまあありきたりともいえる展開。ここらもつまらない。※ジンジャーの母親がなにをやったかよく見えないのでわからない。ただ周囲の人が騒ぎ病院へ入れられるので、手首を切るみたいなことやったんだろうと思う

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フランス、幸せのメソッド [映画]

2011 フランス
11/28(火) 01:59 -
日テレ1|120分
映画天国

座頭市に飽きたので映画に戻る
びっくりさせられた。良悪、どちらか判断がちょっとつかない。
まず、日本語タイトルや紹介文でこんな作品かなと予想し、その予想に沿ったような展開が後半に入るまで続く。ちなみにウィキには「コメディ」とあり、それもいくらか肯ける笑いを起こすような演出もいくつかある。
予想とは、すなわち、勤務先の工場が閉鎖され無職になったシングルマザーのフランス(タイトルのフランスは主人公の名前)とデリバティブを駆使するファンドマネージャーのステファン、ステファンの許に家政婦としてフランスは雇われ、最後二人が結ばれる恋物語かと。
そしてその予想通りに話は進んでいく。途中でロイ・オービソンの「プリティ・ウーマン」が流れるが、ここは映画「プリティ・ウーマン」を意識しているように思う。フランスが家政婦の仕事に加え、前妻から押し付けられたステファンの息子アルバンの子守も頼まれ、その報酬が破格(1日100ユーロ)だったことに喜び、娘を連れスーパーで大量の品をかごに入れながら踊りまくるという場面で、それは流れるのだが、映画「プリティ・ウーマン」でもその曲が流れる中ヒロインが買い物をするという場面があったように思う。そして背景はまったく違うが大金持ちの男が貧乏のどん底にいるヒロインを見初めるという展開にも共通点があり、それゆえ、先の予想の通りの展開と思えた。
しかし、作品の終盤で一気にそれまでのムードが一変する。予想通り二人が結ばれた翌朝、ベッドの中での会話でフランスが閉鎖された工場について話すと、ステファンは「それおれが空売り仕掛けて潰してやったんだよ、ガッハッハ」とデリカシーのないゲスは発言。さらに、アルバンを公園で遊ばせようと連れ出す際に、ステファンが電話で友達に「今度雇った家政婦とヤっちまったよ、これが面白いんだ、今度詳しく話すよ、ガッハッハ」とまたもやゲス発言。
これに触発されフランスはアルバンを自分の家に連れ去るという、誘拐行為を起こすのだが、そのゲス発言二連発にすぐ激怒して、子供を連れ去るわけでなく、いくらかの展開がある。フランスは娘に電話をしているうちに、泣き出してしまい、そのドタバタの合間にアルバンを見失う。フランスはステファンにそのことを報告しながら探し回る。とここまでは誘拐の意図はないのだが、アルバンを見つけ出すと、ステファンが「見つかったか」と叫んでいる電話を切り、連れ去ってしまうのだ。
この過程を見ていた時は、こんな残り時間の少ない終盤にこんな展開にしてどう収めるだろと思ってしまう。それでもハッピーエンドに持っていくなら、ステファンがフランスの自宅までアルバンを連れ戻しにやってきて、そこで謝罪して二人は結ばれるって展開か、でもあんなゲス発言しておいて、そんな風に収めても無理やりにしか思えないな、などと思っていたのだが。
だが、ハッピーエンドではなく、二人は結ばれるという展開でもなかったのだ。
フランスはステファンに「警察(すでに通報してある)には子供は見つかったから解決したと連絡しろ」と言い、ステファンはそれを飲む。
が、警察は動いていて(なぜだろう、ステファンの要望か)、フランスは自分の街で逮捕される。それを見たステファンがフランスを釈放するよう警察に頼もうとする場面があるから、ステファンの要望ではないように思える。
そこに閉鎖された工場の労働者たちが集まってきて、フランスを乗せた警察車両を囲み、またフランスの娘が、ステファンを指し「あの男が工場を閉鎖させたのよ」という言葉に労働者が反応し、ステファンを追い回す。
えー、どうなるのこれ、と思っていると、警察車両の中のフランスが次第に笑顔になっていき、えー、なんでここで笑顔? と思っていると、なんとそこで終了。
なんとも話の終わってない感じの強いエンディング。

ウィキのストーリーのところに「ある朝、ステファンの元妻メロディが彼の家を訪ねるが、2人の息子アルバンを押し付け、そのままタイへ行ってしまう」とあるが、メロディというのは後半で出てくるステファンの元彼女ではあるが、アルバンの母親ではないと思われる。アルバンの母親がメロディだと話がおかしいところがいくつも出てくる

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新・座頭市 第2シリーズ [時代劇]

放映データ
2017年9月~ BSフジ


主題歌「座頭市子守唄」(作詞:いわせひろし、作曲:曽根幸明、歌:勝新太郎)
オープニングでのキャストと一部スタッフの句ジレット、エンディングでのスタッフクレジットという構成は前2作と同じ。
オープニングのクレジットの際の映像と音楽のパターンは2種類あり、序盤に多いのは前作と同じパターン、すなわち、番組枠の最初に主題歌が流れ、映像のほうは、本編からの流用、ストップモーションを利用したメインゲストの強調など。もう一つのパターンは3、7、10、15、16、18、19話で見られるが、前々作のパターン、すなわち、最初から本編が始まり、その本編にかぶせる形でクレジットが入る。音楽は様々、また音楽なしの場合も。この場合オープニングで主題歌が流れないので、エンディングで流れるという場合もある。そのエンディングの音楽は、色々で主題歌のインストゥルメンタルのときもあったと思うが、前作の主題歌のインストゥルメンタルも使われていた。ただ、それはギターの伴奏がそれであるのだが、メロディー部分へ入らずに、延々とギター伴奏の上に笛でソロ演奏が続くというものだが。

第1話 「恋鴉いのち百両」 (脚本・新藤兼人、黒田義之監督)
小川知子、長谷川明男、高木均
ほかに、必殺シリーズでスタッフに名を連ねている布目真爾の名がキャストの中にあった
小川知子が夫の仇と市を狙っており、義理の弟、長谷川明男と組んでいる。序盤では長谷川明男が土地土地のやくざに金を払って殺しを頼むのだが、序盤でやくざ衆に3両ずつを5人に払う、そこへ出てくるのが「先生」と呼ばれるお約束的浪人(多分、西田良)。一緒にやってくれと頼まれるも、見てるだけとそれを断り、5人が市に返り討ちとなると、あの5人がもらった3両ずつを全部もらっていいのならと市を討とうとするが、やはり返り討ち。後からいよいよ真打みたく登場してあっという間にやられるのはコメディ的に作ってないものの面白い
クライマックス前に小川知子が「市さんはいい人、もっと早く出会っていれば」みたいなことを言うのは興醒め
第2話「目なしだるまに春がきた(市の達磨に春が来た)」(脚本・高橋二三、安田公義監督)
朝丘雪路、殿山泰司、今井健二、林家こん平、福本清三
林家こん平はどこに出ていたのやら
第3話「天保元年駕籠戦争」(脚本・尾中洋一、勝新太郎監督)
根津甚八、風間杜夫、栗田ひろみ、梅津栄、山本昌平
好作品。根津甚八が格好良い。彼はこの年に大河ドラマで一気に知名度を上げたとのこと

第4話「蛍」(脚本・安部徹郎、太田昭和監督)
大竹しのぶ、伊佐山ひろ子、柴俊夫、菅井きん、遠藤太津朗
芝本正の名もあり、出ている個所は確認できず
あまりやくざが絡まず、すなわち市と対決するような相手がいないという異色な展開だが、良作。大竹しのぶに尽きる。彼女も盲目という役柄。
地震テロップあり
第5話「歌声が市を斬った」(脚本・新藤兼人、勝新太郎監督)
中野良子、川谷拓三、蟹江敬三、北村和夫
川谷拓三が光る。ゲスト陣の中で3番手(1番が中野、2番がトメの北村)。蟹江敬三は川谷の次の次くらいに二人連記で表示されてた。
市が三味線を弾く場面が何回かある。
殺陣の直前には刀で斬られた三味線の竿をつなげて弾く場面があるのだが、竿のところを切られたらもう弾けないのではと思う
北朝鮮ミサイル発射ニュースのL字
第6話「五本の長脇差」(脚本・久保田圭司・岩元南、太田昭和監督)
山本麟一
第7話「遠い昔の日に」(脚本・中村努、勝新太郎監督)
李礼仙、石橋蓮司、草野大悟、大出俊
傑作。市の幼馴染が二人出てくる。李礼仙は初恋の相手であり、市と話をする場面があるものの、市のほうはそれが幼馴染ということはわからないまま終わる(心の中で悟っているのかもしれないが)。草野大悟のほうは少年時代に別れて以来の再会らしいが、よくわかるものだ。まあ市はメクラで個性的だから分かりやすいのかもしれないし、市のほうは、最初から幼馴染に会いに来たという感じの設定だったから分かって会いに来たということかもしれない。
メインは李との再会なんだろうけど、市と草野が思い出話をする場面がとても良い
そしてストーリーは市を狙うやくざ(親分が石橋でその妻が李)。市を呼び出すために寺子屋に押し入り先生(大出)と子供を人質にして、村人に市を連れてこいと命じるという展開。連れてこられた市を殴り殺せと命じ、村人が市を殴り始めるというエグい場面もある。

第8話「そこのけ、そこのけ、あんまが通る」(脚本・棚田吾郎・中村努、島田開監督)
斉藤こず恵
第9話「まわり燈籠」(脚本・小倉洋二、森一生監督)
小林昭次、平泉征
第10話「冬の海」(脚本・勝新太郎・中村努、勝新太郎監督)
原田美枝子
ある解説サイトによると「傑作」。斜に構えて皮肉に言ってるのではなく、ただ、自分の言葉で「傑作」と絶賛するほどでもないかなと。
余命短い少女とほんの一時、市が一緒に暮らすという話。その少女は絵をひたすら書いているのだが、最初の出会いの場面で、「按摩さんを絵に書きたいんです」と言われて、気取ってポーズを取る市の姿に笑ってしまった

地震情報テロップ
第11話「子別れ街道」(脚本・新藤兼人、太田昭和監督)
范文雀、浜田寅彦、丹古母鬼馬二
第12話「雨あがり」(脚本・星川清司、太田昭和監督)
いしだあゆみ、夏八木勲、花沢徳衛、高品格、福本清三
第13話「忠治を売った女」(脚本・佐藤繁子、黒田義之監督)
二宮さよ子、岸田森
第14話「夢に追われて阿波踊り」(脚本・田口耕三・安田公義・岩元南、小林正雄監督)
江波杏子、吉沢京子、小松方正、浜村純
第15話「女の鈴が哭いた」(脚本・山田隆之、井上昭監督)
佐藤オリエ、高橋長英、蟹江敬三

第16話「裸の泣き虫役人」(脚本・東條正年・中村努、井上昭監督)
坂上二郎、菅貫太郎、吉田日出子
このドラマの中でよくあるお約束の光景の一つに市が酒を注ぐ場面がある。市以外の人がいる前で、市が酒を猪口に上手に注ぐのを見て相手が驚くという場面だ。今話ではさらにちょっとアレンジされている場面がある。序盤で坂上二郎演じる役人の前でそれをやるという前提があり、後半では、その役人と吉田日出子演じる役人の結婚相手となる女、そして市で酒を飲む場面があり、坂上二郎が吉田日出子にお前も飲めと猪口を渡すと、吉田日出子は自分で酒を注ごうとするが、それを坂上二郎が止め、「市さんに注いでもらえ」とそのお約束の芸を促すのだ。
話としては1時間じゃ物足りないというか描き切れてないというか。坂上二郎の役人は市に世話になるが、市を捕らえるよう命令され苦悩するという話で、最後には市を逃がそうと役人を辞める覚悟で追手に歯向かうのだが、そこで坂上二郎が「農民がどうのこうの」と追手の頭である悪代官、菅貫太郎の悪事を追求する。だが、作品内では坂上二郎がその悪事を知っているかどうかの部分が描かれていない。まあ深読みすれば、知っていたのだろうということなのだろうけど。

第17話「霜夜の女郎花」(脚本・松尾昭・中村努、太田昭和監督)
音無美紀子、江幡高志、清水紘治、梅津栄
音無美紀子が病気の女郎。その妹役が幸真喜子という人なのだが、この二人が結構似ていて、最初その妹が音無美紀子かと思った。
・・・なんだよー。上記を書いてから検索してみたら幸真喜子というのは音無美紀子の妹だそうだ
第18話「こやし道」(脚本・犬塚稔、太田昭和監督)
藤岡琢也、殿山泰司、菅井きん
藤岡琢也がめくらの役(ラストで目明きだったというようなことを市が言うけど)
第19話「めの字の置きみやげ」(脚本・松尾昭・勝新太郎、小林正雄監督)
渡辺篤史


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新・座頭市(テレビドラマ) [時代劇]

放映データ
2017年8月~ BSフジ

オープニングでキャストクレジットと監督など一部スタッフのクレジット。エンディングでスタッフクレジット。ここは前作と一緒。
主題歌は「不思議な夢」(歌:石原裕次郎)。これがオープニングで最初からかかる。
オープニングの映像はその回の本編からの流用映像。またメインゲストには静止画像で顔のアップが使われていることが多い。本編放映前に本編映像使っちゃうというのはちょっと興を削がれるような。前作ではオープニングクレジットが最初から始まらない時もあったし、またクレジットの場面から本編が始まっていたので、そこらへんは異なる。
エンディングは主題歌のインストバージョン(数回違う場合があった)。

第1話 「情けの忘れ雛」(脚本・東条正年・沖守彦,監督・勝新太郎)
いしだあゆみ、藤岡重慶、松山照夫
第2話 「父恋い子守唄」(脚本・佐藤繁子,監督・太田昭和)
辰巳柳太郎、岸田森
第3話 「潮来の別れ花」(脚本・下飯坂菊馬,監督・井上昭)
十朱幸代、津川雅彦、江幡高志、石橋蓮司
津川雅彦は最後、市にやられる役、市の仕込み杖を取ってくるよう命ぜられて、市に纏わりつき、やられてしまうのだがそのやられっぷりがすごい。
第4話 「月の出の用心棒」(脚本・池田一朗・岩元南,監督・太田昭和)
石原裕次郎、吉沢京子、日高久がチョイ役で。
石原裕次郎は前シリーズにも出ていた。石原の時代劇はほかにやはり勝との共演で、「待ち伏せ」という映画があった。あ、そうそう「風林火山」というのもあったな。「風林火山」は違ったかもしれないが、いや、やはりそうだったかな、どの作品も石原は月代を剃っていない。これがなんというか浮くのだ。なんとなくだが、彼の我儘(彼自身の意思でなく周りの配慮なんかも含めて)で頭を剃らせないで出演しているように見えてしまう。
第5話 「牢破りいそぎ旅」(脚本・中村努・岩元南,監督・太田昭和)
下元勉、佐山俊二。どちらもメインゲストではない
第6話 「師の影に泣いた」(脚本・犬塚稔・岩元南,監督・南野梅雄)
丹波哲郎、久野四郎
故郷に帰ってきた市。剣の師匠(丹波哲郎)に再会。その娘に市が求婚され、市が堅気になろうとするという珍しい場面がある
第7話 「わらべ唄が聞える」(脚本・佐藤繁子,監督・勝新太郎)
新藤恵美、殿山泰司、草野大悟
第8話 「雨の女郎花」(脚本・猪又憲吾,監督・森一生)
浅茅陽子、峰竜太、長谷川明男
峰が若い。調べてみると、デビューは少し前だが、この作品が作られた1976年に石原プロに所属している
地震速報テロップ
第9話 「見ない涙に虹を見た」(脚本・中村努,監督・田中徳三)
伊丹十三、音無美紀子
市が幼馴染に遭遇。それが伊丹十三と音無美紀子の夫婦。
ラストはシリーズのパターンとしては、市が敵を倒したあと、旅路を行く場面になってしまい、その作中で知り合った人々との別れの場面というのはない、というより、別れの挨拶や市への感謝の言葉などは聞かずにいつの間にか立ち去ってしまうという形式なのだが、今話では、最後にその幼馴染との会話の場面がある。
第10話 「娘が泣く木枯らし街道」(脚本・新藤兼人,監督・太田昭和)
今出川西紀、織本順吉、沢田雅美、真田健一郎(藤森健之名義)
これは良い。今出川西紀がいつも通り不幸な娘で市に過剰なほど助けられるという具合に目立つ役。
また沢田雅美が「泣いてたまるか」のときのように、暗さがみじんもない若い女のキャラでコメディ的。女中の役で、市に酒の世話をするのだが、自分でも飲みだすあたりとか、市がその宿の主人(女郎屋もやっており、今出川西紀を不幸にする張本人)の織本順吉に啖呵を切る場面で、その啖呵に合わせて「そうだそうだ」というような顔で頷くところとか。
第11話 「風に別れた二つ道」(脚本・東条正年,監督・工藤栄一)
西村晃、湯原昌幸
湯原昌幸が濱田岳そっくり
第12話 「金が身を食う地獄坂」(脚本・佐藤繁子・八亀文平,監督・田中徳三)
緒形拳、高木均
緒形拳もメクラの役で市とは昔馴染み
第13話 「母の涙に市が走った」(脚本・柴英三郎,監督・太田昭和)
北林谷栄、松平健、中条きよし
第14話 「雪の別れ路」(脚本・佐藤繁子・中村努,監督・勝新太郎)
吉永小百合、林与一
第15話 「月の夜に女が泣いた」(脚本・新藤兼人,監督・勝新太郎)
真野響子、今井健二
第16話 「駆け込み道中ふたり旅」(脚本・沖守彦・岩元南,監督・黒田義之)
加賀まり子、菅貫太郎、蟹江敬三、浜村純
第17話 「母子道に灯がともる」(脚本・下飯坂菊馬,監督・黒田義之)
中村玉緒、花沢徳衛、山本麟一
第18話 「酔いどれ川」(脚本・岩元南・中村努,監督・太田昭和)
野川由美子、村井国夫
第19話 「越後から来た娘」(脚本・下飯坂菊馬・久貴千賀子,監督・黒田義之)
ジュディ・オング、火野正平、岸田森
第20話 「いのち駒」(脚本・村尾昭,監督・南野梅雄、助監督・小林正雄)
松原智恵、石橋蓮司、内藤国雄、須賀不二男、小松方正、松山照夫
将棋の話。内藤国雄は本物の将棋指し。
話の内容は深みがないというかなんというか。
あと、ここで気づいたが、ほかの話もそうだろうと思うが、命が軽んじられてるというか、市は人を簡単に殺しすぎるきらいがある。作品の中で極悪に描かれる悪人が殺されるのは納得がいくが、よく考えてみると、悪役側の手下なんかがどんどん殺されており、それは時代劇なんだからそういうもんなんだけど、この話の最後の殺陣で殺されていく手下たちはなんとも悲運
第21話 「契り髪」(脚本・中村努,監督・勝新太郎)
由美かおる、峰岸徹
この話に限らずだが、今シリーズは重く静かで重厚な調子が全編を通してというような作調が多く、コメディ的な演出が少ない。20話もそうだったのだが、いかんせん話の内容が薄っぺらなので、重厚な調子が空回り。今話も同じような印象。
珍しく市が恋に落ちる話。というか市が恋に落ちたかどうか判然としないが、命を助けた由美かおるから恋情を打ち明けられ、堅気になるよう言われ、それを受け入れていることから、そう受け取れる。しかし、由美かおる側の恋情はわかるが市がなんでそういう気持ちになったかは全然わからん。
仕込み杖を使わない約束をしたという設定から、やくざに散々足蹴にされる市という、割合お約束の場面があり、そこからの怒りの反撃というこれもわかりやすい展開でエンド
第22話 「浪人子守唄」(脚本・東条正年,監督・太田昭和)
財津一郎、江木俊夫、栗田ひろみ
第23話 「幽霊が市を招いた」(脚本・中村努,監督・黒木和雄)
原田芳雄、江波杏子
第24話 「大利根の春はゆく」(脚本・新藤兼人,監督・森一生)
なべおさみ、丘みつ子、夏八木勲
第25話 「帰って来た渡世人」(脚本・東条正年,監督・南野梅雄、助監督・中務忠)
宮口精二、草野大悟
第26話 「鴉カァーと泣いて市が来た」(脚本・星川清司・岩元南,監督・太田昭和)
浜木綿子、若林豪、梅津栄
黒澤明の『用心棒』のパロディ
第27話 「旅人(たびにん)の詩」(脚本・中村努・奥村利夫,監督・勝新太郎)
若山富三郎、佐藤オリエ、石橋蓮司
石橋蓮司の出演がやけに多い。
前シリーズで2回、今シリーズは3回の出演だ。
若山富三郎が大前田英五郎役。ストーリーはやけに薄っぺらく、しかしそれを感じさせない。つまりは大俳優がふたり、それっぽくやってるだけで1時間はもってしまうということだ。佐藤オリエはキャストクレジットで2番目(若山富三郎はトメ)だが、出番は少ない。大前田の恋人役というだけで、道に倒れてるところを市が助けるものの死んでしまい、あとは大前田の回想で出てくるだけ。ストーリーは大前田を狙ってるやくざ(石橋蓮司)が最後に襲ってきて、市と二人で返り討ちにするというだけで、そのストーリーには佐藤オリエは絡まない。
第28話 「上州わらべ歌」(脚本・東条正年,監督・太田昭和)
高橋洋子、蟹江敬三
第29話 「終りなき旅路」(脚本・新藤兼人・中村努,監督・森一生)
藤岡琢也、竹脇無我、小池朝雄、遠藤太津朗
最終回にしては変な話。
一文宿(宿賃が一文、主人が遠藤太津朗)に市、あほだら経を唱えるインチキ坊主の藤岡琢也、妻を托鉢に回らせ自分では何もしない浪人が同宿。その浪人は仇討の旅で、仇は今ではやくざの親分になっている小池朝雄。インチキ坊主は実は医者で浪人を助けたことがあり、そのいろいろな因縁で浪人を追っているという立場。
仇討ちの理由はなんと父親と仇が囲碁で待った待たないという理由。市はバカバカしいとつぶやき、藤岡琢也は呆れてその場を去っていく。
市はさらに、小池朝雄から親友(囲碁の相手)の息子を殺したくないから逃げるわと話をされる。
とこういう展開で、市が活躍しそうな展開が想像つかないという内容。
結果、やくざの子分どもは親分が仇と狙われてると知りいきりたち、浪人のほうは、親分がいるだろうと子分のところへ殴り込をかけ返り討ち。
小池朝雄が浪人の妻の前へ現れ、俺が仇だ、さあ討て、それとも旦那と一緒に殺してやろうかとのたまい、まあこれはその妻に討たれてやるためだろう、市の助太刀で見事仇討ち成就。
最後に市が子分どもと殺陣を披露。子分どもが市を狙う理由をつけるために妻の仇討ちの場面で助太刀したのだろう。
藤岡琢也は竹庵という役名。市と一緒にやくざの親分からおかゆを沢庵とともにご馳走になるとき、市が「たくあんさん」と呼びかけ「竹庵だよ」と答える場面が場面の変わる直前にチラッと入ってて、なんかそのギャグが無視されてるようでそれが妙におかしい
藤岡琢也と藤岡重慶ってちょっと似てるな。

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FROG RIVER [映画]

2001 日本
11/19(日) 15:00 -
TOKYO MX2|94分

なんというか、若い人たちが酒を飲んで盛り上がったアイデアで作ってしまった映画という感じ。よくわからないけど、アリガチな感じ。
主演が加瀬亮という人で、そこが売りらしいが、名前聞くのも初めてなような気がする。尾野真千子がまだ若くきれい。
監督が伊志嶺一という人(「ANIKI」という名義もある)で、2週前のこの枠「カスタムメイド 10.30」の人で、キャストとしては小倉一郎がどちらの作品にも出ている。
この作品については検索してもウィキがなく、大きな映画レビューサイトには少ししか載っておらず、とまあそういう作品。
まあ、それはそれとして。。。

冒頭からびっくり。レコード屋(主人公が働く店)が出てきて、その外に「珍屋」とある。あれっ、これ「珍し屋」じゃんかと。よく行っていたわけでもないけど、記憶にはある店で、たしか国分寺の駅から向かって右側へ坂を下りたところにあるはず、などと思い出す。いや、結構通ったような気もする。そしてその後「ほら貝」という酒屋が出てきてさらにびっくり。こちらはほんの1、2回行っただけか、もしくは勘違いか。
自分の地元ではなく、大学時代の友人が住んでいた関係で時折遊びに行ってた程度なので、そこまで思い出深い場所というわけではなく、かすかに覚えてる程度ではあるが、それでもびっくり。
作品舞台である大学はクレジットによると武蔵野美術大学とのことで、この監督の出た学校。だからこそここを舞台にしたのだろう

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座頭市物語(テレビドラマ) [映画]

放映データ
2017年6月~ BSフジ

テレビドラマ版の「座頭市」である。シリーズは全部で4本ある。

座頭市物語(1974年、フジテレビ)全26話(当作品)
新・座頭市 第1シリーズ(1976年、フジテレビ)全29話
新・座頭市 第2シリーズ(1978年、フジテレビ)全19話
新・座頭市 第3シリーズ(1979年、フジテレビ)全26話

レギュラーは勝新太郎が演じる座頭市のみ。市が旅の先々で活躍するという内容で、そういう意味では「木枯し紋次郎」のような作りと言える。
オープニングとエンディング
オープニングで監督など一部スタッフとキャストのクレジット、エンディングではスタッフクレジットだが、後ろに流れる映像と音楽は定まっていない。音楽がないときもあるし、映像がブラックスクリーンのときもある。また、オープニング、エンディングの映像は旅の途中で道を歩く市というものが多いがそれ以外もある。それらは各回のストーリーにそのままつながるものである。
オープニングクレジットでは最初に「制作 勝プロダクション」と出る。第1回は「制作」だが途中から「製作」になっている。
主題歌は勝新の歌う「おてんとさん」で、各話で一回流れるが、これもどこで入るか定まっていない。オープニング、エンディングで流れる際もあるし、話の途中で流れる回もある。
全体的に冗長に思える。これは多分以下のような理由。一つの場面を長めにして、演技をじっくり見せるような演出が随所に見える。
ギャグが随所に出ている。大して特徴的なものでもないと思うが、受ける側の印象はかなり独特。大物俳優が道化るというのはよく見られることでそれらは大抵あまり面白くない。ここでのそれはそういう範疇なのだと思う。だが、勝の表に出ているパーソナルキャラクターと相俟って微妙に面白く感じる。
メクラが主人公でありそれを演じているという構成だがこれって障碍者をバカにしているとかいう批判は当時はなかったのだろうか。歩く動作、食べる動作どれも下卑ていて、まあそこを描いたから人気作だったのかもしれないが。
あと市の一々の所作がビートたけしのコントの動きのようでおかしい。時代的にたけしのが後であるが、影響を受けたというような話は聞かない。後年たけしが「座頭市」を作っており、そのときに色々語っていたのだろうと思う。
殺陣はテレビ受けするような演出がふんだんに取り入れられている。例えば第18回では温泉の中で殺陣が始まり、温泉が血で染まるというような。

話数 監督 ゲスト出演者
1
森一生
中村翫右衛門、津川雅彦、土田早苗
地震速報テロップ
2
黒田義
中村玉緒、小松方正、今井健二、坂上忍
3
勝新太郎
北大路欣也、今出川西紀、江幡高志、チャンバラトリオ
4
三隅研次
太地喜和子、峰岸龍之介(峰岸徹のこと)、藤原釜足、須賀不二男、草野大悟、山本一郎
5
安田公義
黒沢年男、市毛良枝、常田富士男、松山照夫
6
田中徳三
朝丘雪路、成田三樹夫、長谷川明男、藤岡重慶、笑福亭仁鶴
7
田中徳三
石原裕次郎、山本麟一、苅谷俊介
苅谷俊介は端役。ウィキを見ると、この年に石原プロに入社したとある
8
勝新太郎
十朱幸代、山城新伍、高木均
9
勝新太郎
植木等、浜木綿子、遠藤太津朗
最初にメクラの「下卑」た所作というようなことを書いたが、それが最高潮になる見ていて嫌になる作品。植木等もメクラで「座頭の市」を名乗っており(といっても作品内でメクラの座頭はみな市と名乗ると説明されてる)、市とは旧知の仲。だが植木のほうはまったく剣ができず、座頭市を騙っているという形。これがやくざにばれて虐められるという場面が最後のほうにあるが、これが悲惨で見ていられない
10
田中徳三
中村光輝、神山繁、中谷一郎、弓恵子、田子ノ浦親方
相撲取りの話で、市と知り合う廃業した若い元相撲取りがどこかで見たような顔。誰だっけ誰だっけとなる。最近見たような気がするし、これは昔のドラマだから、最近の俳優に似ている人がいたのかも、とか、俳優じゃなくてお笑いだったかな(イジリー岡田が思い浮かんだ)とか。
ウィキ見てようやくわかった。中村光輝がそれで、彼は「三代目 中村又五郎」、鬼平での細川峯太郎役の人である
11
黒田義
本郷功次郎、木村功、石橋蓮司
12
倉田準二
春川ますみ、蟹江敬三、佐山俊二
13
井上昭
原田芳雄、小池朝雄、浜田寅彦、阿藤海
14
勝新太郎
大谷直子、岸田森
15
森一生
松坂慶子、西村晃、下條アトム
柳家かゑる(後の鈴々舎馬風)、立川談プの名あり
16
勝新太郎
辰巳柳太郎、梅宮辰夫
17
森一生
井川比佐志、小林勝彦
日高久がいつもどおりちょい役
18
黒田義之
中村賀津雄、海原千里・万里
海原千里・万里はもちろんコメディリリーフ
19
井上昭
藤田まこと、織本順吉、浜村純、真野響子、河原崎建三
かなり豪勢なゲスト
日高久がチョイ役
地震速報テロップ
20
森一生
ミヤコ蝶々、山本圭、佐藤慶、石山雄大
近隣の二つのやくざの息子。当時は仲が悪くなく、息子たちは家を交換して育てられた。月日が経って対立し合う二人の物語。山本圭、佐藤慶がそれぞれを演じ、また、ミヤコ蝶々は女親分、山本圭の母親であり、佐藤慶の育ての親の役。
どういう結末になるのか興味を惹く妙味のあるストーリー
21
井上昭
林与一、小川知子
22
黒田義之
田村高廣、田中邦衛
ここまででベストか。田中邦衛に尽きる。田中邦衛は絵に描いたような悪徳やくざの親分をテンション高く演じる。
中盤、市がそのやくざに一矢を報い、やくざが市を酒席で接待するという場面が最高。市も親分も周りの子分も笑いながら大騒ぎ。なのだが、市は意地悪く笑いながら注がれた酒を相手にぶっかけ、周りにぶちまける。親分はそれでも市にヨイショする。ここらは双方本当に嫌いあってるようで楽しい
田村高廣はそのやくざに雇われてる元関八州廻り役の用心棒で市が仲良くなった子供の父親でもある。
市の敵役かと思いきや、なぜか親分に反感を持ってる様子。そして最後には市を斬れという命令に背き親分を斬りにやくざに殴り込み。田村高廣に敬意を表してか、クライマックスの殺陣に市は参加せず、外で推移を探っているだけ。
結局田村高廣のほうは落ちぶれて用心棒になっているが、立ち直りたいと思い続けていた男というありがちなキャラクター
23
勝新太郎
浅丘ルリ子、加藤嘉、吉沢京子、石橋蓮司、松平健
松平健はキャストクレジットで(新人)となっている。
ウィキ--
1974年(昭和49年)に勝新太郎が主宰する勝プロダクションに入り、勝の付き人を経験する傍ら、1975年(昭和50年)に勝主演の『座頭市物語』に出演した
--
異色の作品。一つの場面が長めでじっくりと演技を見せる演出が全編に渡っている。それゆえストーリーの中身は短い。
瞽女の話、これは必殺でも何回か取り上げられていた。瞽女は男を作ることは御法度で、そうなると仲間外れにされてしまう。そのはぐれ瞽女が浅丘ルリ子、恋の相手が松平健、彼の父親で瞽女の後見を務める庄屋の大旦那が加藤嘉、その大旦那に息子の恋の相手であるはぐれ瞽女を殺すよう依頼されてるのが石橋蓮司
24
安田公義
芦屋雁之助
真田健一郎が藤森達雄名義で出演
25
黒田義之
近藤正臣、新克利、真木洋子、渡辺文雄、今井健
26
三隅研次
中村鴈治郎、竹脇無我、由美かおる、中尾彬
最終回だけに趣の異なる作品。市が生まれ故郷に帰り、寺の和尚さん(中村鴈治郎)と再会。和尚にこの地に残り真っ当な人間になるよう諭される

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シャークネード [映画]

2013 アメリカ テレビ映画
BSスカパー!2017/11/11(土)

サメが出てくるパニックもの。ではあるのだが、なんともバカバカしい。内容から推測するとおバカなB級カルト作品なのかと思う。作品の紹介を放映前後にしており、そこからもなんとなく伝わる。「アサイラム」というところが製作しており、この局ではアサイラムアワーと名付け、その似たような作品群を放映するのだそうだ。

パニックものと想定しながら見ていたが次のような二点で全然怖くない。まずは恐怖の対象がなかなか姿を現さず段々と恐怖が迫るというお決まりのパターンでなく、序盤から恐怖の対象であるトルネード、そしてサメがその全貌現してしまい、ちっとも怖くない。
また現実感が余りにも希薄。たぶん製作陣はこのアイデアを見せたかったのだろうけど、サメがトルネードに巻き込まれ空を飛ぶ、なんていうのがその典型。
なぜか連続ドラマの総集編を見ているかのよう。描かれてる作品内時間は短時間、一日の出来事なんだろうけど、話があまりにも都合ようく進みすぎ、主人公が移動するたびに事件が起きる。
海辺でコーヒーショップかなんかを経営している元サーファーが主人公。そこが序盤でトルネードに襲われると、家族を助けに行くという展開なのだが、高台にある家に着く。外は大雨で、低いところは水害だが、ここまでは来ていない。早く逃げろと妻、娘に言うが、彼女たちに危機感はない。とそこへトルネードが襲い、ついでにサメも登場。娘の彼氏が食い殺される。主人公がそこへ着くのを待っていたかのよう。これは、この後の息子の学校へ助けに行くときも同じ展開。
またその高台の家から出て低いところへ戻ってもそこの水害は大したことない。じゃあなんで高台にある家が水に襲われるのかもよくわからんし、家から出発するとその家は水の重みだかで潰れてしまう、というのもなんだかなあ。
その後も、主人公の都合の良い感じに話は進んでいくのだが、ラストは思わず噴き出した。と同時に、そういう意図(笑わせるという意図)があるのだろうと思う。そしてここらへんがB級カルトと推測される部分。
娘を助けようとチェーンソーをもってサメの口の中へ飛び込むというところであっけにとられる。で、これはたぶん腹の中から生還するのだろうと思っている、それはその通りなのだが、さらに、その中からさっき空中(ヘリ)でサメに食われたヒロインが出てくるのだ。
いや、さっきサメに食われたんだし、主人公が口の中に入っていたそのサメが同じ個体である可能性はあるけどさあ、作品内時間にして短く見積もっても20分前の出来事で、位置的にも結構離れてるはず。なんでそんなに都合よくいく?
さらにもう一つ白けるというかいい加減というか、一般庶民であるその主人公がなぜか使命感に駆られ、そのトルネードと対決するのか、国や州のなんらかの部隊が対処に当たってるだろうに、そういう部分は一切出てこない。普通の庶民なら、なんでおれがこんなことやるんだ、やらなくちゃならないにしても、警察はなにをやってるんだって気にもなるってーの。しかもトルネードと対決して制してしまうのだ、その方法は爆弾をトルネードの中に投げ込むことによって。苦笑いしか出てこない。

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グーニーズ [映画]

1985 アメリカ
11/03(金) 13:00 -
NHKBSプレミアム|115分

スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮。子供向け冒険ファンタジー。
スピルバーグの作品は見る前に軽い徒労感を覚える。まあそれなりに面白いものばかりなのだが、今さら見る気にならない子供向け(例えば今作のような)とか、一方かなり仰々しいテーマ(戦争もの)のものとか。どちらも見ると感心するのではあるが。
これは作品としてはもちろん知っている(シンディ・ローパーの主題歌が大ヒット)が、見るのは初めて。まあ名作なんだろうけど、やっぱ今更感。さすがに、こういうテーマのものは自分には合わないかな。
でもこれを見ていて思い出した「スタンド・バイ・ミー」なんかは大人でも見れるような気がするな。スピルバーグの「E・T・」なんかも見るに耐え得るように思う。それらに比べると、ちょっと一段落ちる感じがする。

シンディ・ローパーの主題歌のPVがこの映画に沿ったものだそうで、つべで見てみた。彼女がこの作品に沿った感じの冒険をする感じになっており、途中でこの映画のメンバーと出会う(その場面の後に、映画からの映像がいくつか流れる)という内容になっている。途中なぜか洞窟の中に屋台のようなものがあり「刺身」という文字が出てくる。

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